「忖度」・・・他人の気持ちを推し量ること。
とっても日本人的で良いことだと思いますけどね。
何かすっかり悪いことのような使われ方をしています。
この「忖度」ブーム。
これが秋頃だったら流行語大賞間違いないでしょね。
自民党が籠池氏を偽証罪で告発しようと目論んでいるとか。
籠池氏が主張する100万円の郵便振り込みの筆跡が「職員ではなく妻」だというのが自民党の言い分。
つまりとってもちっぽけな「嘘」(もし妻が書いたとすれば)を取り上げて告発しようと言うわけです。
野党の議員が言っていました。
「小さい!」
全くその通りですね。
100万円の寄付にこだわる野党も野党ですが、本質に迫ろうともしない与党も与党。
結局の所、喉に刺さった小骨のように本質の嚥下を阻んでいるのは安倍首相の軽率なあの一言。
「妻や私が森友学園問題に関わっていたら総理も議員も辞める」
余程自信があったのでしょうが、制御不能の昭恵夫人からこぼれ落ちる小骨が刺さって刺さって。
野党は野党でここぞとばかりに小骨の刺さった喉をぐいぐい締め付ける。
与党は与党で殿様の身を案じ、忖度の雨あられ。
慮りすぎて、筆跡鑑定という些末なことを論い目眩ましのつもり。
過ぎたるは及ばざるがごとし。
若しくは贔屓の引き倒し。
真実は藪の中。
こうなったら当時の官僚どもに詰め腹切らせるしかありません。
「名誉校長である安倍昭恵さんとその夫である安倍首相の思いを『忖度』しすぎてやっちゃいました。私どもが勝手にやらかしたことです。お二人からは何も言われておりません」とかね。
忖度、そんたく、ソンタク・・・季節外れのサンタクロース。
忖度苦労す・・・。