地球は何億年、何十億年という長い歴史の中で地殻変動を繰り返してきたわけだが、北海道の地震で生じた大規模な山崩れを見ると、その一端が垣間見えたような気がした。
巨大な恐竜が鋭い爪で掻き削ったように、山が抉られている。
それは何十か所にも及び、恐竜の戯れも度を超している。
その光景たるや凄まじく、地球の蠢きを感じずにはいられない。
おお、地球はやっぱり生きているのだ。
失われた命は心より悼むが、恐竜の爪痕を天からの雷と見れば、度重なる天変地異は驕れる人間たちへの鉄槌にも思えてくる。
くわばらくわばら。