貴乃花の引退騒動は相当根深いよう。
単なる協調性のないケンカ下手かと思っていたが、どうもそうでもないらしい。
協会は何が何でも貴乃花を辞めさせたかったという見方が真実味を帯びてきた。
つまり流行りのパワハラである。
だとしたら、今の日本相撲協会は公益法人であり続ける資格はない。
最近、テレビでの露出が急増している兄弟子の元貴闘力の証言が生々しい。
彼によると協会は嘘つきばかりになる。
組織で異端は迫害される。
とりわけその異端が、才能や実績に恵まれていたなら尚更である。
組織を固める強力な接着剤は「凡庸」であること。
煌めく才能は眩しすぎて扱いきれない。
このまま貴乃花が協会を離れ、弟子たちの身分も保証されたなら、貴乃花には怖いものは何もない。
土俵の外からどんな爆弾が投げ込まれるのか。
実に興味深い。
プロレスは場外乱闘こそ見せ場。
国技を気取るが、所詮相撲だって興行なのだ。
これは金を払ってでも見たい。