むかしスパルタ、いまパワハラ。
次から次に浮かび上がってくるスポーツ界のパワハラ。
昔はスパルタと称して、さほど珍しくもなく、寧ろ讃える声もあったやに思う。
暴力を肯定はしないが、暴力もピンキリ。
すっかり迷走モードに入った体操の問題。
テレビで晒されたビンタシーンは、確かに行き過ぎやり過ぎ。
あれでもコーチについて行くという気持ちは複雑怪奇。
日体大の駅伝監督も俎上に上がっている。
併走しながら「轢き殺すぞ!」
「殺すぞ!」なぞは日常的に使うこともあるが、明らかに冗談と分かる状況。
今時のか弱き子供たちには度が過ぎた叱咤か。
大坂なおみが快挙を成し遂げ、サーシャコーチの手腕が評価されているが、ポジティブシンキングが功を奏すのは、本人が完全主義者で悲観的だからこそのこと。
端から楽観的な人間にはつけ上がらせるばかり。
時には罵り牛馬のごとく扱うことも必要な相手はいる。
事実、日体大の監督はその方法論で高校では実績を残している。
この問題に答えはない。
全てケースバイケース。
一律に論じる傾向は好きではない。