平成の大横綱も、土俵を降りると闘い下手としか言いようがない。
優勝回数22回。
名実共に大横綱の貴乃花。
「不撓不屈」の大横綱。
突然の引退宣言に驚いた。
浮かび上がったのは協会との軋轢。
日馬富士の暴行事件に端を発した、貴乃花VS相撲協会。
一連の行動は、頑なで「奇々怪々」。
最大の支援者である京都の龍宮総宮社の怪しさも相まって、一挙手一投足のみならずあの長いマフラーまで奇怪に映った。
結局は自らの弟子の不祥事で足下を掬われ手痛い黒星。
貴乃花一門は消滅し、貴乃花は一年寄りとして再出発。
まさに「不惜身命」で、一兵卒から「捲土重来」を期すものと見ていたが・・・。
現協会の誰よりも優れた実績を残した貴乃花。
突然の規約の変更(部屋は5つの一門のいずれかに属さねばならない)は、人気も実力も遙かに及ばなかった連中の「羨望嫉妬」による姑息な意趣返しにしか見えない。
貴乃花は協会による「有形無形の圧力」を引退の理由としたが、当然、協会側は真っ向否定。
協会が否定してくることは百も承知だったはず。
物証もなしに発したとすれば、余りにも稚拙ではないか。
恐らく世論は貴乃花贔屓。
実態も貴乃花に分があるとボクにも見える。
しかしながら「徒手空拳」。
相撲協会という鵺のような組織を相手に闘うにしては不用意。
「有形の圧力」を証明する物証があれば、「起死回生」見事にうっちゃれると思うのだが・・・。