複数の色を段染めにした虹のような色合いの帯です。
洋服でこのような色合いのものは、スカーフやショールのように顔に近いところに使いますが
体の中心で使いこなすのは、ちょっと難しいかも知れませんね。
ところが、着物の場合は面白いもので、体の中心に持ってきても違和感がなく
かえってその美しさが際立ち、色自体の美しさを楽しむことが出来ます。
そこで今回は色と雰囲気の違う二枚の着物に合わせてみました。
グレーの綸子の小紋に
6月に入ると着物は「袷」(あわせ)から「単衣」(ひとえ)に変わります。
それに合わせて小物も涼しそうなものに変えていきますね。
この帯は博多織りの名古屋帯で、表面に凸凹のある膨れ織りです。
一見して夏帯と分かるものは7月に入ってからの着用ですので、6月の間はこのような
見た目がすっきりとした薄手の名古屋帯を使います。
帯揚げは、中旬までは綸子や縮緬でも、さわやかな色合いのものなら使えますので、
今回は虹色の一色をとって、綸子の薄紫色のものを合わせてみました。
6月に入りますと絽のものも使えますので、気温に合わせて使いこなすといいですね。
帯締めは、帯のきれいな色が生きるように、薄い水色のものを合わせました。
6月いっぱいは、基本的には夏組のものは使わずに、丸打ち、平打ち、丸ぐけの
さっぱりとした感じのものを使うようにします。
緑の段染めの紬に
この帯にはいろいろな色が入っていますので、
一見、合いそうにない濃い地色の着物でも、意外とすんなりと溶け込んでしまいます。
ここが着物マジックと言えるところでしょうね。
着物は首から下、足首までをすべて覆ってしまうので、いわばロングドレスと言えます。
この圧倒的な着物地の分量が、この虹色の帯の存在感を悪目立ちさせずに、その魅力を
引き立たせることに役立っていると思います。
~ * ~
グレーの着物は帯と共に優しい雰囲気ですので、やわらかく無難な感じにまとまりました。
緑の着物の方は帯と明度がまるで違っていて、くっきり、はっきりと元気な感じに仕上がりました。
どちらも軽い観劇や会食などお楽しみの席にふさわしいでしょうね。
洋服でこのような色合いのものは、スカーフやショールのように顔に近いところに使いますが
体の中心で使いこなすのは、ちょっと難しいかも知れませんね。
ところが、着物の場合は面白いもので、体の中心に持ってきても違和感がなく
かえってその美しさが際立ち、色自体の美しさを楽しむことが出来ます。
そこで今回は色と雰囲気の違う二枚の着物に合わせてみました。
グレーの綸子の小紋に
6月に入ると着物は「袷」(あわせ)から「単衣」(ひとえ)に変わります。
それに合わせて小物も涼しそうなものに変えていきますね。
この帯は博多織りの名古屋帯で、表面に凸凹のある膨れ織りです。
一見して夏帯と分かるものは7月に入ってからの着用ですので、6月の間はこのような
見た目がすっきりとした薄手の名古屋帯を使います。
帯揚げは、中旬までは綸子や縮緬でも、さわやかな色合いのものなら使えますので、
今回は虹色の一色をとって、綸子の薄紫色のものを合わせてみました。
6月に入りますと絽のものも使えますので、気温に合わせて使いこなすといいですね。
帯締めは、帯のきれいな色が生きるように、薄い水色のものを合わせました。
6月いっぱいは、基本的には夏組のものは使わずに、丸打ち、平打ち、丸ぐけの
さっぱりとした感じのものを使うようにします。
緑の段染めの紬に
この帯にはいろいろな色が入っていますので、
一見、合いそうにない濃い地色の着物でも、意外とすんなりと溶け込んでしまいます。
ここが着物マジックと言えるところでしょうね。
着物は首から下、足首までをすべて覆ってしまうので、いわばロングドレスと言えます。
この圧倒的な着物地の分量が、この虹色の帯の存在感を悪目立ちさせずに、その魅力を
引き立たせることに役立っていると思います。
~ * ~
グレーの着物は帯と共に優しい雰囲気ですので、やわらかく無難な感じにまとまりました。
緑の着物の方は帯と明度がまるで違っていて、くっきり、はっきりと元気な感じに仕上がりました。
どちらも軽い観劇や会食などお楽しみの席にふさわしいでしょうね。