切腹最中ってなんや?
初めて聞いた時には、名前が衝撃的だったので、
「そんな最中は気味が悪いね」なんて話していた。
なのに、怖いもの見たさの野次馬根性が騒ぎ
その最中を見てみたい!
食べてみたい!
そんなことで、買って来てしまった。

製造は、東京は新橋の田村町にある御果子司「新正堂」
「田村町」と聞いてあっ!と思われた方は
忠臣蔵の大ファンに違いない。
何故、お菓子の名前に「切腹」なのか?
この箱書きによると、
松の廊下での刃傷事件によって、浅野内匠頭がお預けとなり、
切腹となった田村右京太夫の屋敷跡に存する店として、
早急な幕府の裁きから、忠臣蔵に続く数々の
語り草が和菓子を通じて、多くの人の口の端に上がれば、
という思いを込めて、最中にたっぷりの餡を込めて切腹させた。
とのことだった。
* * *
ところが、物事は当事者の思いとは違った方向にいくことが多い。
この切腹最中は、忠臣蔵を口の端にのせるだけでなく、
小田原攻めの参陣で、秀吉に遅れを詫びた伊達政宗の
「死に装束」での決死の姿を思い出させるのである。
聞くところによると、
この切腹最中を、そんな形で使った人がいたのだとか。
それは、
仕事で迷惑をかけた相手方の会社に謝りに行った時の話で、
この最中を持って行き、ひたすら謝ったのだそうだ。
それでどうなったかと言うと、
秀吉が政宗の死に装束を見て許したように、
そこの社長も、切腹最中を見て許してくれたのだった。
これは本当の話かどうかは知らない。
でも、これがもし本当の話だったとしたなら、
持って行く方もだが、受け取る方にもユーモアと
それなりの度量があったと言うことだろう。
愉快な話だった。
因みに、お味は、餡ははみ出すほど入っているが、
程よい甘さでとても美味しかった。
お店の思いとは違った形でも、結果オーライの
こんな使い方なら、お店の方も嬉しいのではなかろうか。
初めて聞いた時には、名前が衝撃的だったので、
「そんな最中は気味が悪いね」なんて話していた。
なのに、怖いもの見たさの野次馬根性が騒ぎ
その最中を見てみたい!
食べてみたい!
そんなことで、買って来てしまった。

製造は、東京は新橋の田村町にある御果子司「新正堂」
「田村町」と聞いてあっ!と思われた方は
忠臣蔵の大ファンに違いない。
何故、お菓子の名前に「切腹」なのか?
この箱書きによると、
松の廊下での刃傷事件によって、浅野内匠頭がお預けとなり、
切腹となった田村右京太夫の屋敷跡に存する店として、
早急な幕府の裁きから、忠臣蔵に続く数々の
語り草が和菓子を通じて、多くの人の口の端に上がれば、
という思いを込めて、最中にたっぷりの餡を込めて切腹させた。
とのことだった。
* * *
ところが、物事は当事者の思いとは違った方向にいくことが多い。
この切腹最中は、忠臣蔵を口の端にのせるだけでなく、
小田原攻めの参陣で、秀吉に遅れを詫びた伊達政宗の
「死に装束」での決死の姿を思い出させるのである。
聞くところによると、
この切腹最中を、そんな形で使った人がいたのだとか。
それは、
仕事で迷惑をかけた相手方の会社に謝りに行った時の話で、
この最中を持って行き、ひたすら謝ったのだそうだ。
それでどうなったかと言うと、
秀吉が政宗の死に装束を見て許したように、
そこの社長も、切腹最中を見て許してくれたのだった。
これは本当の話かどうかは知らない。
でも、これがもし本当の話だったとしたなら、
持って行く方もだが、受け取る方にもユーモアと
それなりの度量があったと言うことだろう。
愉快な話だった。
因みに、お味は、餡ははみ出すほど入っているが、
程よい甘さでとても美味しかった。
お店の思いとは違った形でも、結果オーライの
こんな使い方なら、お店の方も嬉しいのではなかろうか。