私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

朝陽のような日野原重明先生の言葉 *キープオンゴーイング*

2017年09月29日 | 思うこと

今年の七月、私たちに多くの愛と希望を与えて下さった
聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生が亡くなられました。

105才で亡くなられる寸前まで、前進することを止めなかった方です。
苦しいことに出会う度に、先生のそのお姿に励まされて来ました。


先生のご講演を拝聴した時の記事です。

日野原重明先生・102才の挑戦・考えるだけではしないことと同じこと




人の未来は誰にも分かりません。

分からないが故に不安になりますが、私たちよりも遥か先を歩かれる
先生の後を歩いて行けば心配は不要、と思っていました。

先生は私にとって朝陽のような存在でした。
いや、私だけでなく多くの人々にとっても
未来を照らしてくれる輝く存在だったでしょう。

* * *

この度
~「生きていくあなたへ」105才どうしても遺したかった言葉 ~
として先生最後の新刊が発行されました。
既に8万部突破したそうですから、皆さんの中では
もう読まれた方も多くおられるかと思います。

私はまだですので、新聞の見出しからの抜粋ですが、
「自分のことはいちばんわからないから、一生かけて発見していくのです」
の言葉に新たに励まされた思いがしました。


~ 最後の言葉として ~

私の人生が終わろうとしているけれども
私の人生だけでなくて、
これからの人生をまだまだ長く続けていく
あなた達と一緒に、どのように受け継いでいくか・・・

感謝に満ちた気持ちで、
キープオンゴーイング。

前進また前進を、
私達は続けなくちゃならない。

みなさんの思いと私の思いを合わせて、
なおこの旅を続けていこうではありませんか。

行きましょう。
キープオンゴーイング。

* * *

これからは
日野原先生のこの素敵なメッセージを
自分たちだけでなく、後に続く若い人たちの為にも
私たちが受け継ぎ伝えていかなければなりませんね。
みんなで行きましょう!
前進また前進!



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瀬戸内海国立公園 *伊和都比売神社*

2017年09月26日 | 旅の楽しみ

~ 伊和都比売神社 (いわつひめじんじゃ)・延喜式内社 ~
兵庫県赤穂市御崎

ご祭神は伊和都比売大神

延喜式神名帳にその名を記載する古社であり、
当時から朝廷はじめ国司の格別の尊崇を受けたお社です。

* 延喜式 ー ーーーーー ー 平安時代の法令集 50巻
*延喜式神名帳 ーーー 延喜式の第9、10巻のことで
当時「官社」に指定されていた全国の神社一覧
*延喜式内社ーーー 延喜式神名帳に記載された神社




伊和都比売大神は、元々伊勢外宮の豊受比売ともいわれ、
また播磨国一宮の伊和大神、即ち大穴牟遅神の比売神ともいわれ
古くから御崎明神と称せられた赤穂民族の祖神です。

*播磨国(はりまこく) ーーーーーーーーーーーーーーー現在の兵庫県南部
*一宮(いちのみや)ーーー江戸時代以前の日本諸国で最も社格の高い神社
*大穴牟遅神(おおなむじのかみ)=伊和大神=大国主(出雲大社のご祭神)




もとは大園と呼ぶ前方海上の八丁岩の上にお祀りしていたのを、
天和三年(1683)浅野内匠頭長直が現在の場所にお移ししました。

神社は瀬戸内海に面して鎮座
右上に見える島は「小豆島」

かつては、日本海海戦の勇将・東郷平八郎元帥をはじめ、
歴代連合艦隊司令長官の崇敬厚く、しばしば艦隊を率いて
帝国海軍の勇士が参拝しました。




現在でも船員、漁師など航海安全と大漁祈願はあとをたたず、
遠近からの信仰が盛んです。

正面は「小豆島」
この下の階段を下りると海岸の遊歩道があります。
海がキラキラと光ってとてもきれいです。
前を歩くお二人さんに幸あれ!




~ 一望の席 ~

目の前は瀬戸内海国立公園
伊和都比売神社は、古くから若い男女による姫神信仰が盛んで、
縁結び、或いは恋人を得るにご利益のある「姫守」を受ける人が多く
赤穂御崎の景色と共に、近時有名です。

2013.10月、「恋人の聖地」にも選定されてデートスポットに。
この一望の席から望む夕日は素晴らしいでしょうね。
日本の夕日100選にも選ばれています。




~ 畳岩 ~

赤穂御崎の名所の一つ
伊和都比売神社は元々ここにあったようです。
干潮時には道が現れ、難なく渡ることが出来ます。




~ 遊歩道 ~

この先には、イタリアンレストランで有名な「さくらぐみ」があります。
オーナーは本場ナポリで修行し「ナポリピザ」の標榜を許されたそうです。

ウエイターのイタリア人男性は、この海がナポリに似ていて好きなのだとか。
岡山の牛窓が「日本のエーゲ海」なら、ここは「日本のナポリ」ですね。
人気のお店なので予約が必要です。




~ キラキラ坂 ~

「さくらぐみ」の横にはキラキラ坂と呼ばれる坂があり、
沿道には「ガラス工房・ショップ」や「猫カフェ」などが並び、
第三日曜には「御崎マルシェ」で賑わいます。
9時~15時

* * *

キラキラ光る海と歴史ある伊和都比売神社
この場に身を置いてみると
古人の祈りの声が聞こえるようでした。


参考:伊和都比売神社由緒書き/ウイキペディア

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茶道部に初めての男子部員入部♪

2017年09月23日 | 茶の湯便り

この度、本校茶道部創設以来、初めての男子部員が誕生しました。

しかも彼は、中学校まで剣道を続けた剣士。
おまけに、お茶でも有名だった戦国武将と同じ姓です。
彼曰く、子孫ではないとのことですが、何か縁を感じます。

今でも中学校の剣道部の指導を手伝っているので、
これで茶道もしっかりと身につけば、
文武両道の日本の誇る素晴らしい男性になること間違いなしです。

早速、男性用の道具を揃えて来ました。
女子部員たちはそれを見て「男子用かっこいい!」と。
今後の彼の成長がとても楽しみです。



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にゃんこの日向ぼっこ

2017年09月20日 | 猫のお話

~ 近所の塀の上で日向ぼっこ ~

今日は曇りがちな一日
うっすらと陽が射す朝に、塀の上で二匹の猫が並んで丸まっていた。
塀の上は朝日で温められ、座っているとほんわかとするのだろう。

大きいのと小さいのと、親子なのだろうか
寄り添っている姿は微笑ましいが、
これからの季節が辛いであろうと思わせる姿だった。

何もしてあげられないが、頑張って生きて行くんだよ、
そう祈っている。




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天人草を食べたのはだ~れ

2017年09月18日 | 花便り

あらあー!
天人草の葉っぱがボロボロじゃないの!
誰の仕業よ!


* * *

この暑い夏を
息も絶え絶えに、ようやく越した天人草(てんにんそう)
蕾が長く育って来て、そろそろ花が見れると思って
楽しみにしていたのに

なんとまあ!この有様!
もうガックリとしてしまった。

犯人はバッタに違いない!
そう思っていたところ現行犯で逮捕。

* * *

だけど、きれいな葉っぱは戻って来ない。
せめて、花だけは立派に咲かせよう!
天人様が舞い降りてくれるように。



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大漁のおこぼれ・立派な黒鯛を頂き、調理に大奮闘!

2017年09月17日 | ぶきっちょ主婦の料理

~ 昨日頂いた黒鯛 ~

直径35センチの大皿にでんと乗っているのは黒鯛、
「チヌ」とも呼ばれる大型魚です。

学名のAcanthopaqrusは「棘のある鯛」の意味
その名の通り、どこもかしこも硬くて尖がっていて、
さばくのにうっかりするとケガをしてしまいます。



獲れたての黒鯛など、魚釣りを得意とする人にしか手に入らないものです。
それを、昨日、お稽古に来られているアイさんの息子さんが、
初めての大漁だったと、釣ったものをお裾分けして下さいました。

有難く頂戴して、家でさばくことに。
主人を巻き添えにして、台所で二人大奮闘!

たいていの魚は三枚に下ろせるのですが、
さすがに黒鯛は皮も骨も、内臓を包む内皮までも硬くて、
二枚に下ろすのがやっと。



こんなわけで、お刺身は諦めて煮つけにして頂きました。
やはり、獲りたての新鮮なものは、美味しいものですね。
頭は、今晩、兜煮にして頂きます。
楽しみ♪ 楽しみ



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秋の日の素晴らしい一刻

2017年09月15日 | 気象、気候

~ 一昨日の夕暮れ時の西の空 ~

秋は夕暮れ、夕日の差して山の端いと近うなりたるに・・・

この日の夕空は、清少納言が枕草子で述べたような光景。
山が夕日を背にして、黒く塗りつぶされ、間近に迫って見える。

そして、日の光に染められた空との対比が美しい。
自然が織り成す芸術。
秋の日の素晴らしい一刻である。



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運慶作品、全35軀完全カタログをゲット!

2017年09月12日 | 神社仏閣・仏像

なんと!なんと!
この度、サライ (小学館発行の月刊誌) 10月号の別冊付録で、
運慶作品の全てが収蔵された、永久保存版の冊子がついていた。

新聞の広告に載ったのを見て、本屋さんにダッシュ!
届きたての10月号を手に入れて、ほくほくで帰宅。



* 若い頃から、お寺大好きの寺ガールだった *

同級生たちは、北海道だの隠岐の島など、遠方への旅が多かったが、
私はせっせと、奈良や京都のお寺巡りに精を出していた。

寺院の持つ静謐な空気の中で、一刻、我を忘れたり、
仏様の前で畏敬の念に駆られたり、その美しさに魅せられていた。



* 運慶の仏様は素晴らしい *

今では、寺院や仏像の持つ精神性についての理解も深まり、
内面から滲み出てくる重みや光も感じられるようになった。

運慶の作で有名なのは、東大寺南大門の金剛力士立像の阿形と吽形。
興福寺北円堂の無著菩薩立像、世親菩薩立像など。
力強さの上に丁寧な作りで、豊かな表情、その中にも崇高さを湛えている。

そんな運慶の作品が35軀、全てがこの冊子に掲載されている。
素晴らしい企画に感謝したい。

* * *

運慶の傑作が集結する、史上最大の展覧会は、
「興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」として、
9月26日から11月26日、東京国立博物館で開催
出来たら行ってみたい!


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食料としてのおはぎをどうぞ~

2017年09月07日 | ぶきっちょ主婦の料理
~ 昨日大好物のおはぎを作った ~

料理全般に言えることだが、
大雑把で、見栄えも味も、いまいちのことが多い・・・らしい(夫の言)

昔、結婚したての頃に、そんな私を気遣ってか、夫の父がこう言った。
「〇〇さんは楽だよ、△△の舌はこの人のお陰で破壊されてるからね」
と、何を食べさせても味が分からないから、
料理は下手でも大丈夫なのだということだった。

* 〇〇=私 、△△=夫 、この人=夫の母



そこで、先日のこと
娘婿が持って来てくれた「いかの塩辛」(静岡産)について、
以前に,北海道から取り寄せたものと味の違いはどうか?という話になって、
「お父さんの舌について、昔おじいちゃんが言ってたよね、
△△は舌が破壊されてて、微妙な味わいが分からないんだって」
「だから、静岡産と北海道産の違いは分からないんじゃないの」
などと娘と話していると

それを聞いていた夫が言った
「俺は、微妙な味の違いも分かるし、旨い、不味いも分かるんだ」
「不味いものでも、俺は食料として食べられるってことだな」

そうだったのか・・・
何も言わずに食べていて、「お義父さんの言う通り」だと思っていたけど、
実は違ってたんだ!
結婚後うん十年も経って、初めて知った事実(^^;

それならそれでいいか!
食料としてのおはぎをどうぞ~



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この子らも 明日には旅立ち 秋の空

2017年09月04日 | 思うこと




爽やかに晴れた空、時折吹き抜ける風、空には高く白い雲
この子らもいよいよ明日は旅立ちか
寂しくなるなあ

~ 撮影 9月3日 ~

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