裏山散歩の帰り道
どこからともなく
「ニャ~ンニャ~ン」と聞こえて来ました。
声のする方を探すと
タイヤに隠れるように仔猫がいました。
「あらまあ~可愛い仔猫ちゃん、そんなところに居たんだね」
そう話しかけると
じっとこちらを見つめて来ました。
まだお母さんに養ってもらっているのでしょうね。
きれいで栄養も行き渡っているようでした。
* * *
猫にも猫語があるようですね。
仔猫が鳴くのは、お腹が空いている時、
甘えたい時、不安に感じている時、
何かを訴えている時とのこと。
この仔猫の「ニャ~ンニャ~ン」の意味するところは
自分の存在に気付いて欲しいということだったのでしょう。
私には「おばちゃ~ん、ボクここにいるよ~」と聞こえました。
* * *
昔、子供たちによって「ブーニャン」と
名付けられた野良猫がいました。
彼は身体が大きくて薄汚れていて
決して可愛いとは言えないモップのような猫でしたが
大人しくて、おっとりしていたので
大人も子供も生活共同体の一員として認めていました。
ある時
道の真ん中で日向ぼっこ中の彼に出会いました。
「ブーニャン♪」と声をかけると
なんと、彼は「ニャ~」と返事をしたのでした。
この「ニャ~」は
親しい相手に挨拶しているのだとか。
「やあ♪」という感じらしいです。
この時に、そんなことは知りませんでしたが
思いがけず
返事が返ってきたことで愉快な気分になったのでした。
猫と言葉で心の交流が出来るなんて楽しいですね。
因みに「ニャニャ」はめっちゃ楽しい~♪
希望が叶った時、ニャを連呼して喜びを表していて
独り言に近いのだそうです。
これが人なら「ニヤニヤ」しているところなんでしょうね。
※「獣医さんの猫語」
野澤延行先生のブログから「猫が鳴く理由」を
参考にさせて頂きました。