~ 縫いぐるみのコロちゃん ~
先日思いがけないことが我が家で起こった。
主人が「捨てる」と言った次女が置いて行った古い縫いぐるみのこと。
白い体にグレーの垂れ耳、つぶらな瞳が可愛いコロちゃん。
次女が結婚して家を出てから、主人がガラスつきの本棚で
預かっていたけれど、もう終活をするからと
このコロちゃんを捨てると言い出した。
~ 指人形のクマちゃん ~
コロちゃんと共にガラスの中に置かれていたクマちゃんも
「もういいでしょ?」と言うので
「え~!こんなに可愛いのに捨てられないないわ~」
「子供たちの小さい時の思い出もあるし・・・」
などと話しながら、しげしげ眺めていると
息子がさっと寄って来て
「俺がもらっておく!」と
両手にそれぞれを握って二階上がって行った。
~ 息子の自室に納まったコロちゃんとクマちゃん ~
息子が幼い頃に自分で買ったマリオとクマの仲間に。
真ん中にコロちゃん、クマの膝にクマちゃん
この様子を見てぐっと熱いものがこみ上げて来た。
末っ子で甘えるばかりの息子にもこんな優しさがあったのかと。
後から次女に聞いたことだが、元々主人が子供たちのために
指人形のクマちゃんを買って来ていて、
その子が一人ぼっちで可哀想だからと
たまたまイオンで見かけた大きいクマの縫いぐるみを
息子が自分で買ったのだと、言うことだった。
そう言う経緯があったのか~
息子にも忘れられない思い出があったんだなあ~
普段はシャイな息子の優しさに触れて
心がホットになった母なのでした。