ここは、神戸旧外国人居留地のメインストリートである京町筋に面した
日本ビルヂングの二階にある神戸・とんぼ玉ミュージアムである。
とんぼ玉をはじめとするランプワークのガラスの工芸品を専門としている。
まず、入口から見えているのはミュージアムショップ、中に入ると受付け
があり、そこでとんぼ玉について簡単な説明を聞き、いよいよ展示室に。
展示品の多さに驚く
展示室に入るとまず目に入るのが古代ガラスだ。
博物館に収められてもおかしくない国内外の物で、興味深く観ることができた。
展示室はこじんまりとしているが、宝石店のようなガラス張りの展示棚には
国内外の多くの作家の作品がびっしりと並べられている。
様々な個性的作品
作品は、それぞれが誰の作品か分るほど個性に溢れていた。
作家によって作風がガラリと違うのは、見ていて面白くて飽きない。
企画展「ガラス細工の世界2014」
まず、籠に盛られた果物のミニチュアが目についた。
エリザベス・ジョンソン作のさくらんぼや野いちご、ブルーベリーなどだ。
色もきれいで、今にも甘い香りがしそうだった。窓辺や食卓に飾ったら
どんなに素敵だろうか、、しばし見入ってしまった。
動物のミニチュアも素敵だった。
子供の頃に幾つか持っていたが、壊れたのか、誰かにあげたのか、今は一つも
手元に残っていない。懐かしさもあって楽しく眺めた。
中でも、岩崎智子作で女の子の「さくらんぼねずみ」は愛らしくキュートだった。
表情も仕草も少女の可愛らしさを「余すところなく」表現している感じだ。
作品に込める愛情が感じられる作品であった。
ミュージアムショップ
ストラップのような日常的に使える物から、ペンダントトップ、ネックレス、
ピアスなどのアクセサリーなど、ショップの中は色と輝きに溢れて魅力的。
このスペースだって「十分に美術館」であった。
古代からあったとんぼ玉。その美しさを愛でる気持ちは、今も昔も変わらない。
彩りと煌めきの中でたっぷりと遊ばせてもらった。
心の中も「透明&キラキラ」美しくなった気分である。
*では、次回は9月2日にお会いしましょう。