~ 薄茶席で頂いたお干菓子 ~
昨日、当地方の先生がお慶びのお席を開かれました。
私も嬉しいことに末席に加えて頂き、
会場に満ちた瑞気に包まれ、
至福のひとときを過ごさせて頂きました。
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お干菓子は、丹頂鶴の麩焼き煎餅と銀杏の和三盆
丹頂鶴が大きな翼を広げて飛ぶ姿は、あまりに素晴らしく、
勿体なくて、とうとう家に持ち帰えり、家族にも瑞気のお裾分けを。
こうしてご席主のお心が表されたお菓子は
頂く側も心から嬉しいものですね。
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満目是青山 (まんもくこれせいざん)
薄茶席の床のお軸は、坐忘斎お家元の「満目是青山」
見渡す限り翠色の山並みが眼前に広がっている。
煩悩や執着心などのない晴れ晴れとした心境を
目の前の青山に託して表現した禅語です。
ご説明を頂いた時に、
胸の中に爽やかな風が吹き抜けるようでした。
そして、あれこれと不足不満を抱かずに、
曇りのない晴れやかな心持ちで、これからの
修行の道を歩んで行こうと思えるのでした。