* ~ 行って来ましたよ♪こうへいさんのコンサート ♪~ *
主人のご先祖様が岩手出身というご縁で、
こうへいさんには身内のような親しみを持っていました。
当地にこうへいさんがやって来ると聞いて、
ずっと前からチケットを買って待っていたんです。
~ ♪ ♪ ~
演歌歌手のコンサートに行くのは初めてです。
どんな雰囲気なのか皆目見当もつかずに出かけましたが、
そのなんと!楽しいこと!
病みつきになりそうなくらいでした。
私は前から4番目のど真ん中で、隣には法被を着てペンライトを持ったお姉さま方が。
前の席には、「福田こうへい」と背中にプリントされたお揃いのTシャツ姿のご夫婦、
奥様は鉢巻姿で両手に複数のペンライトを持って。
そんな応援の人たちを間近で見るのは初めてで、どうなるかと興味深く見ていました。
曲に合わせてペンライトを振るのは予想していましたが、
合間に「こうへい!」と掛け声を入れているのです。
私と同年代か少し上のお姉さま方が、まるで少女のようです。
でも若い子のように黄色い声でないのが、なんとも素敵なのです。
~ ♪ ♪ ~
そこで、「それってペンライトって言うんですよね?」と声をかけると、
「ああ、これね、あなたにも貸してあげる」
「ええーっ!いいんですか?」
「いいよ!この底を押すと色が変わるから好きに使って!」
と言うわけで、私もにわか応援団になったんです。
曲に合わせて、横に振ったり、上下に揺さぶったり、思いの外楽しませてもらいました。
~ ♪ ♪ ~
そうこうしている内に、こうへいさんが舞台を降りて来て、辺りがざわざわと。
「どうしたんですか?」とお隣のお姉さまに尋ねると
「握手タイムよ!あなたもしてもらいなさい!」
「えーっ!私は遠いから手が届かないです!」と訴えると
「心配ないよ!手を伸ばしたら大丈夫だから」と。
私たちのシート付近にこうへいさんがやって来ると、お姉さまが私の手を引っ張ってくれて、
なんと、思いもよらなかったこうへさんとの握手が実現したのでした。
~ ♪ ♪ ~
そしてコンサートが進み、白いスーツから真っ赤なスーツに着替えたこうへいさんが現れると、
すかさず後ろの席のお姉さまが「かっこいい~♪」と叫んでいて、
私が思ったことをそのまま声に出してくれて、益々楽しい気分がアップしたのでした。
そして、和服に着替えた時には、夫婦連れで来られたおとなしそうな奥様が
まるで愛しい恋人を呼ぶように「こうへいさ~ん♪」と叫んでおられるのが、なんとも可愛らしく感じられて、
私がもし男性で、そんな風に呼ばれたらメロメロになっちゃうなあ♪などと考えてしまいました。
還暦、古希を過ぎたお姉さま方の恋人を見るかのような、
若い子の熱狂とは違う応援の姿に、大人の可愛さを感じたのでした。