仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




横綱・朝青龍が引退しました。場所中に飲酒、午前4時まで騒いでいたというのですから、暴力問題は別にしても行動に問題があったのは事実です。
しかし、日を追う毎に関係者の話がうやむやになっていき、記憶にないとか、見ていなかった、聞いていなかったと、何事も無かったかのように隠蔽しようとするのは見ていて、聞いていて哀れでした。


政治の場でも、収支報告書の記載を巡って対立が続いていますが、知らなかった、記憶にないと言い張れば、それを知っているはずだ、覚えているはずだと証明することは困難です。
沖縄の基地移転問題でも、閣僚がそれぞれに好き勝手な発言をしていますが、一般人が個人的な意見を言うのとは重さ、影響力が違います。公私の区別をしっかり肝に銘じて欲しいものです。


海外で、トヨタの車でアクセルが戻りにくいというトラブルが多発し、リコールに発展していますが、国内でも新型プリウスのブレーキトラブルが報告されています。いまだ原因が不明ですので、メーカー側に責任があるのかどうかはわかりませんが、今日のニュースで「問題はない」と発言したトップの言葉は重大です。


口から出た言葉は元に戻りません。時と場合によっては取り返しのつかないことが多々あります。私も時々「あっ、しまった」と思うことはよくあります。自分ではなんの気無しに言った言葉でも、相手にとっては耐えられない言葉もあります。常に相手のこと、状況を考えて発言することは困難ですが、素直に謝罪すること、撤回することを惜しんではいけないと思うこの頃です。

[Photo : NIKON D700 / PB-6]

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ひどかった咳もだいぶん治まってきました。お天気の方も寒かったり暖かかったりと日によって異なりますが、今日のように暖かいお日さまが顔を出すと外に出たくなります。


しかし、風邪のほうはよくなったものの、足の方がまだ固まっています。少しくらいの歩きなら良いのですが、足先を曲げないように歩くのは苦労します。新しい骨が形成されつつあるのか、ときどき痛みます。ましてや靴が履けないので、どうしても遠くには出かけられません。


相馬御風作詞、弘田龍太郎作曲の「春よこい」という童謡があります。
”春よこい、早くこい、歩き始めたみーちゃんが・・・・”と続く歌詞ですが、私も早く”きちんと”歩けるようになり、外に出たいなと思うこの頃です。

[Photo : NIKON D700]

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15年前の今日、阪神淡路大地震が発生しました。
未だ、夜も明けない時間でしたが、異様に大きな揺れを感じて眼が覚めました。しかし、震源地から遠く離れた我が家では物が落ちるほどの揺れもなく、そのまままた、夢の世界に戻りました。


被害の大きさを実感したのは会社に着いてから。通勤途中の車の中でもニュースを聞きながら行きましたが、ちょうど営業会議とのことで大阪支店からも何人かの同僚が高知に来ており、テレビにかじりつきになっていました。


昨夜のテレビで、神戸新聞の震災後の新聞発行、取材などの特番を見ました。当時の実写映像や、使えなかった写真なども紹介されており、胸を打ちました。
そのなかで、記者が震災の被害にあった人達を目の前にして、シャッターが押せなくなったとのエピソードも紹介されました。


大きな事件や事故が起こったとき、最近のレポーターの紋切り型のインタビューに違和感を感じることがありましたが、当時の記者達のジレンマ、動揺はいかばかりであったろうかと思います。


私も写真を趣味にしていますが、人を撮るのは苦手です。ましてや、苦しんでいる人、困っている人を撮ることはできません。
しかし、プロとして報道すると言う立場からは、その被害の状況、被災者の様子を伝え、記録することが仕事です。心を鬼にしてカメラを向け、インタビューしていると思うのですが、辛いですね。


大地震から15年、表面的には復旧の時間が過ぎましたが、人々の心の中の傷は未だに残っていると思います。しかし、その失った物を忘れないように、前進していってもらいたいと思います。

[Photo : NIKON D700]

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庭の雑木を切りました。なんとも生命力旺盛な樹で、どんどんと生長を続けるため毎年の枝落としも苦労していました。それと、これだけ生長が早いと言うことは地下の養分吸収も大きいと言うことで、たの草花の栄養も全て取ってしまいそうでした。


根元近くから切ってみるときれいな年輪が見えます。年輪で樹齢がわかるそうですが、色の違いを成長期と停滞期と見なして一年と数えるようですが、この数よりもっと樹齢があったようなきがします。


こうやって根っこを見ていると浮かんでくるのが北原白秋の「待ちぼうけ」。棚からぼた餅みたいな詩ですが、偶然の賜物を気長に待つのはなんとも哀れです。


ただ、いろいろ調べてみるとこの歌詞は中国の故事から取られているとのことで、古い習慣に確執して進歩のないこと、臨機応変の能力がないこと(Wikpedia)などと解釈されています。


秋の夕陽は様々なもの形や色を美しく見せます。猫の尻尾も、車のボディーやズボンに写った秋桜の影も輝いています。

[Photo : NIKON D700]

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昨日の老眼鏡に関する続きですが、カメラのファインダーは利き目である左目でのぞいています。それと、マクロレンズを使うときはオートフォーカス(AF)は使わず、手動でピントリングを回してピント合わせをしています。


接写は本来、三脚や置き台などを使ってカメラを固定し、しっかりとピント合わせをするのが原則です。でも、日常的にウォーキングの途中で撮影する私のポジションでは三脚を持って出ることは無く、全て手持ちです。
このため、とにかく枚数を多く撮って、そのなかからぶれていないものやピントの合っているものを選び出しています。


しかし最近は、外れが多くなりました。手ぶれは仕方がないにしても、ぴたっとピントが合っているものが少なくなりました。それと、ファインダーでどうしても、ここだという所にピントが来ないことが良くあります。


歩いているときは眼鏡をかけません。ファインダーをのぞくときも同じです。
自分としては目がいい方、よく見えることが自慢でしたが、年齢とともに視力が衰えて行くのを実感します。


歩いているとき、足下の小さな草花に気がつくのが嬉しかったのですが、それも段々と無理になっていくのかと思うと焦ります。そう思うと、とにかく毎日カメラを持って外に出て、今の自分で見える範囲を撮ること、それを続けたいと思っています。

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明日のダイヤ改正で、東京と九州を結ぶ夜行寝台特急(ブルートレイン)「富士」と「はやぶさ」が消滅します。


【ユキヤナギ】

ブルートレインとは、その車体が青色に塗られた寝台客車を牽引することから名付けられたもので、夜行寝台特急として運行されている電車特急などは区別されています。
確かに、独特の雰囲気のある寝台客車ですが、乗り心地はともかく、新幹線や飛行機などの高速移動体には敵うべくもなく、その廃止は仕方がないでしょう。


【ヒメウズ】

私のこのブログは2005年3月に始めましたが、その第1回目の投稿が「あさかぜ」でした。
奇しくもこの年、旧国鉄からの看板列車であったブルートレイン「あさかぜ」と「さくら」が廃止されています。


【キュウリグサ】

それから4年、とうとう西に向かうブルートレインが全て廃止になったわけで、残念です。
まあ、何かが無くなると言えばその前に是非と、駆け込みで人気が出てきますが、ひっそりと消えるよりはいいでしょうね。

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昨夜、NHK・BS2で放送された「ブラザーズ・フォア2008東京コンサート」を見ました。


【クズの実】

残念ながら全編ではなく、途中からでしたが、久し振りに彼らの歌声を聞いて懐かしさで一杯になりました。その一方で、このコンサートは彼らのグループ結成50年記念とのこと、そんなに年月が過ぎてしまったのだということもある意味、ショックでした。


それでも「七つの水仙」「グリーンフィールズ」「500マイル」「漕げよマイケル」など、思わず一緒に口ずさんでしまいました。
彼らが活動した1960年代、いわゆるフォークソング全盛であり、フォークギターを抱えた若者ばかりでした。かくいう私も、ガットギターながら3人でグループを組み、PPMの曲を歌ったものでした。


【タナバラと蔦】

時の流れは元に戻るわけでもなく、フォークソングも懐かしさのなかに埋もれようとしています。ハーモニーの美しさと何かを訴える力は変わりありません。
しかし、彼らもそれなりの年を取りました。楽器の音は昔と変わりませんが、自分のことはさておき、声はやはり若者ではありませんでした・・・・

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私はカメラ(デジタル)雑誌を定期購読していますが先日、2009年1月号が届きました。早速開封してみましたが、これまでにない厚さに驚きました。
今月号は通巻100号特別記念特大号とのことで、写真集との合冊になっており、厚さを測ってみると21mmもありました。



内容も、デジタル一眼レフ10年の歩みを特集したものであり、1999年に登場した一般向けデジタル一眼レフカメラ「ニコンD1」から今日までの進化の模様が詳しく紹介されています。
デジタルの世界は本当に日進月歩であり、カメラも同様です。とにかく、価格と性能、機能の進歩には驚くことばかりです。


私の趣味としての写真の歴史はだいぶん長くなりましたが、本格的にデジタルに移行したのは2004年です。一応、銀塩(フィルム)カメラも残してはあるのですがまず、使うことはありません。


それにしても、デジタルは”データ”管理が大変です。一瞬の誤った操作や機器のトラブルで全てが消失します。HDDとDVDの両方に保存するようにしていますが、最近はDVDに焼くのが億劫でHDDだけになっています。きっとまた、痛い目に遇う日がくると思います・・・・

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Nikon Capture NX 2 画像編集講座


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昨日は、私の60回目の誕生日でした。



(Photo with Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F2.8 1/500sec ISO100 RAW)
【待っている猫】

賑やかなところでは赤いチャンチャンコを着てお祝いするようですが、我が家ではそこまでの話にはならず、これまでと同じ誕生日でした。
それでも、父母からもお祝いをいただき、60年前に私が誕生したときの話なども聞かせてもらいました。


(Photo with Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F3 1/320sec -0.3EV ISO100 RAW)
【彼岸花が咲いた】

戦争が終わって3年、まだ暑い夏の盛りだったそうですが、いつものように曾祖父が牛の餌にするための草刈りから戻ってきて、男子誕生とのことですごく喜んでくれたそうです。


(Photo with Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F8 1/60sec +Flash ISO100 RAW)
【ヒメウラナミジャノメ】

普通、干支(えと)は何かと問われたら子年(ねずみ)などと言いますが、本来は十干(甲乙丙~)と十二支(子丑寅~)が組み合わさったもので60通りあり、今年は戊子(つちのえね)となります。


(Photo with Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F3 1/500sec -0.3EV ISO100 RAW)
【ニラの花芽】

昨年の春に退職し、気ままな日々を過ごしていましたが、今年は還暦と言うこともあり新しいことに挑戦することにしました。


(Photo with Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F5 1/160sec ISO100 RAW)
【ヤマボウシの実】

ひとつは趣味の世界を広げること、自己満足で終わっていた写真についても、もう少し違う眼で見ること、他の人の写真を見ることなど、新たな刺激を得る必要があると思い、8月から写真教室に通い始めました。まだ1回だけの参加ですが、様々な立場の方がおられて面白そうです。


(Photo with Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F3.2 1/250sec -0.3EV ISO100 RAW)
【タマスダレ】

もう一つは社会参加、ボランティア活動に参加しました。こちらは9月から活動が始まります。


(Photo with Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F3 1/1000sec ISO100 RAW)
【サルビア】

自分の気持ちのなかでも何かが変わりつつあるような気がしています。ただ、やはり体力的な面では支障もありますので、それらを受け入れたうえで自分にできることにチャレンジしたいと思います。

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文化庁が行った、平成19年度の「国語に関する世論調査」の結果が新聞やテレビなどで報道されていました。



(Photo with Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F3 1/125sec ISO100 RAW)
【赤い木の実】

そのなかで、最も誤った使い方をされている例として「憮然(ぶぜん)とする」という言葉があげられています。およそ7割の人が「腹を立てている様子」と答えていますが、正しい意味は「失望してぼんやりとしている様子」です。


(Photo with Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F7.1 1/60sec -1.0EV +Flash ISO100 RAW)
【ヤブコウジ】

しかし、この言葉は誤っているかも知れないけれどしっかりと市民権(?)を得ており、小説などの中でも”腹を立てている様子”の意味で使われていることがほとんどです。”失望してぼんやりしている様子”を表すには、「呆然としている」という言葉のほうがわかりやすいですね。


(Photo with Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F3.2 1/200sec -0.3EV ISO200 RAW)
【キンカンの花】

同じ調査は平成15年度にも行われており、その時には正しく理解している人の割合は16.1%で、19年度は17.1%と1ポイント上昇しています。この報告はその都度、メディアなどでも報道されていますので、多少は理解が進んでいるのではないでしょうか。


(Photo with Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F7.1 1/100sec -0.7EV +Flash ISO200 RAW)
【キンカンの花】

表題の「喧々囂々(けんけんごうごう)」については、今回の文化庁の調査にあったのかどうかはわかりませんが、「喧々諤々(けんけんがくがく)」として使われることが多く、これもよく間違われる言葉です。


(Photo with Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F5.6 1/125sec ISO200 RAW)
【葦簀と葡萄】

この言葉は「喧々囂々(けんけんごうごう)」と「侃々諤々(かんかんがくがく)」の組み合わせを誤って使っているものですが、”多くの人々が銘々勝手に発言して喧しいさま/大いに議論するさま”『大辞林』と、同じような意味ですので許されるかもしれません。


(Photo with Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F3.2 1/250sec ISO200 RAW)
【ニッコウキスゲ?】

ただ、パソコンで日本語入力をするとき、”けんけんがくがく”で文字変換をしても出てきません。”けんけんごうごう”または”かんかんがくがく”と打てばきちんと変換されますので、辞書としては正論を貫いているようです。


(Photo with Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F3.2 1/160sec -1.0EV +Flash ISO100 RAW)
【ニッコウキスゲ?】

いずれにしても、日本語の使い方や理解の仕方も徐々に変化して行ってます。若者言葉やパソコン言葉など、新しい感性の言葉も楽しいもので、それを無理に「間違っているから」と目くじら立てても仕方がないと思います。

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