仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




仲秋の名月を観るのは無理だろうと思っていましたが、台風17号は思いの外、速くに通り過ぎ、土佐では昼過ぎから青空が広がりました。


しかし、台風は強い勢力を持ったまま中部地方に接近しており、被害が心配されます。進路に当たる地方の皆さまはどうかお気を付けください。


天候の回復により、夕方になって東の空に大きな満月が昇ってきました。小さな雲が多少あるものの、しばらくすると黄金に輝く月が見えました。


ラジオでは台風情報、被害の情報が流れてきます。そんな緊迫した状況を聞きながら大きな月を眺めていると、様々な想いに心が乱れます。

[Photo : Nikon D700 / Nikkor VR 70-300mm]

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今年の大きな台風は、沖縄県に接近してから北上することが多いのですが、今度の17号は北東に向きを変え、四国沖を進みそうです。
勢力も非常に強く、最大瞬間風速は60m/秒(時速216Km!)を超えたとか。走行している車が横転するなど、暴風の威力は巨大です。


昨日までの晴天も今日は一転、朝から弱い雨が降り続いています。
明日は土佐市内の小学校で運動会が予定されていますが、この様子では無理なようです。所属している合唱団も明日、午後からのロングレッスンを予定していますが、台風の状況によっては中止せざるを得ないでしょう。


また、明日は仲秋の名月。観月会を始め、各地で色々な行事が予定されていましたが、早々と中止や延期を決めたところもあります。
この月は昨日(28日)の夕方、東の空に登ってきたものですが、既に薄雲が広がり、台風の接近を予想させていました。


自然は未だ、人間の手で変えることはできません。ただ、観測して予想する技術は進んできましたので、その情報をいかして自分の身の安全を守りたいものです。

[Photo : Nikon D700 / NIKKOR RF 500mm F8C]

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今日は雲一つ無い快晴、絶好の行楽日和です。
彼岸花の撮影行など、写真の題材にはよい季節になってきましたが、私の方は相変わらず、自宅近辺で足を休めています。
因みに、以下の写真は全て昨日(25日)に撮影したものです。


過日から、反射式望遠レンズ(レフレックス、ミラー)の試写を続けていますが、なかなか手強いです。
たまに自分でも驚くような写真になったりもしますが、あくまでも偶然の結果のようなところが多々あり、それなりに覚悟を決めて使わないといけないようです。


今回はケンコーの800mm/F8を使っていますが、手持ちではカメラブレが酷く、ピントを合わしてもぼんやりとした画像になります。
反射式は天体望遠鏡の主流でもあり、一脚を使って月を撮ってみたのがこの写真です。
ただ、これでもピシッとした画にはならず、アンシャープマスクを少しかけて輪郭を出しています。


一脚を外していたときに、頭上に航空機がやって来ました。
これもテストと手持ちで追いかけたものですが、高知空港への着陸態勢に入った福岡発のボンバルディア機(JAL3587便・CRJ200型機)でした。

[Photo : Nikon D700 / KENKO mirror 800mm F8]

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彼岸花は球根で増えていくそうですが、最近は白色の花が目立つようになりました。
この花を撮った場所には従来の赤花しか無かったのですが、いつのまにか白色が幅を利かせています。


レフレックスレンズ(RF500mm)を手に入れてから、このレンズだけを使って試し撮りを続けています。
絞りはF8固定ですが、露出は絞り優先で撮影できます。


三脚座も付いているのですが、本体の重量もそれほどあるわけでも無く、とりあえず手持ち撮影です。
動くものはなかなか厳しいですが、ひらひらと飛ぶハグロトンボはなんとか追いかけることができました。


このレンズは30年以上前に製造されたものですが、動きもスムーズでなかなか楽しめるレンズになりそうです。

[Photo : Nikon D700 / NIKKOR RF 500mm F8C]

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列車の単線区間では、その区間に一つの列車しかいないことを確認するための通行証(タブレット)保持方式が採用されてきましたが、昨日(22日)のJR只見線での運用を最後に、JRではその使用が終了したそうです。
もっとも、私鉄では未だにその方式が使われているところもあり、身近では土佐電気鐵道(土電)の路面電車でも見ることができます。


土讃線でも運用されていたころ、急行列車に乗ると一番前の席に陣取りました。急行列車ですから当然、通過する途中駅があるのですが、その間にもタブレット交換をしなければならない駅もあります。
その駅が近づくと運転士(助手、車掌?)は運転室横の窓を開け、タブレットを持ち出してホーム手前のタブレット受け(らせん状のポール)に、走行しながら投げます。

それが終わると今度は、車体の外に装備してあるタブレット回収器(先端が鉤になったアーム)を張り出し、ホームの終端に設置してあるタブレット置きから、アームの鉤で引っかけて回収します。
しかし、列車は高速で走りながらこの受け渡しを行うので、投げるときのタイミングや、受け取ったときには反動でタブレットが車体外面に当たり、驚くほどの大きな音を立てて驚いたものです。


昨日の新聞で、タブレット交換が無くなるとの記事を読み、懐かしい思い出が蘇ってきました。

[Photo : Nikon D700 / TAMRON SP 180mm Macro]

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庭に置いた沢山の鉢の中から伸びた枝に、シュウメイギクが一輪、咲いていました。
昨年はほとんど花を見ずに終わってしまいましたが、ことしは蕾も控えており、少しずつ咲きそうです。


今日は午後から母と一緒に墓参に行ってきました。
小高い山の上にあるため、徒歩でも行けますが車で往復しました。
軽四自動車がぎりぎりで通れる狭い道ですが、母はもう、きつい坂を上り下りすることは不可能なので車が頼りです。
掃除をし、さっぱりとしたお墓に線香をお供えすると心が落ち着きました。

[Photo : Nikon D700 / TAMRON SP 180mm Macro]

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ずいぶんとまた、更新が滞りました。


築30年近くなる我が家の床が傷んできたため、その改修を行うことになり、大移動にかかっていました。
家の年齢と同様に、捨てたくない物、捨てられない物が溜まりに溜まっており、その移動と処分に大汗をかいています。


彼岸の入りとともにやっと、涼しさを感じるようになりましたが、連日の猛暑と不安定な天候には悩まされました。
それでも彼岸花は季節を忘れずに咲き始め、今朝はちょっと寒さを感じるほどで、暑さ寒さも彼岸までの言葉通りです。


最近、ふとしたことからミラーレンズ(レフレックスレンズ)に興味が湧き、後先も考えずに手を出してしまいました。
マニュアルフォーカス、絞り固定ですが、使ってみるとなかなか面白いレンズです。
但し、何でも撮れると言うわけでは無く、使途についてはこれから見つけていかなくてはなりません。

[Photo : Nikon D700 / KENKO mirror 800mm, TAMRON SP 180mm Macro]

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バースデイきっぷによる四国一周の三日目、松山から宇和島へ、予土線を経由して窪川へ、そして宿毛まで往復して伊野に帰着予定です。


【JR松山駅/特急「宇和海5号」宇和島行き】

この日(8月30日)は好天となり、列車の運行も心配ないようです。


【指定席はアンパンマンシート】


【特急「宇和海5号」先頭車両】

特急「宇和海5号」はアンパンマン列車、この日は”クリームパンダ号”でした。因みに、JR四国では9月30日まで、”アンパンマン列車スタンプラリー”を行っており、アンパンマン列車の車内にもスタンプが設置されています。


【JR予土線・北宇和島駅~務田駅間/普通列車 4818D 窪川行き】

宇和島では8分の待ち時間で、窪川行きの予土線普通列車に接続しています。この列車もディーゼルカーの一両のみ、座席もロングシートです。
スタンプなどを押してから乗り込みましたが、それほど混んでいません。車内は地元の人が3割、乗り鉄の人が7割と言った感じで、思いおもいの場所を確保しています。


【伊予宮野下駅付近】


【大内駅付近】

北宇和島を過ぎると列車は、予讃線から右方向に分かれて急勾配を登ります。山際にくっつくように敷かれたレールは右に左カーブし、25/1000の勾配をゆっくりと歩くように登っていきますが、それを登り切って台地に出るとそこが務田駅、一面の稲田が広がります。


【二名駅付近】

一両の列車ではワンマン運転が多い中、この列車には車掌も乗務していました。途中駅から乗り降りする乗客とは顔見知りの人ばかり、きっぷを切るときも普段の会話が進みます。


【西ヶ方駅付近/広見川】

列車は台地の中をゆったりと走りますが、車窓には川の流れも見えます。務田駅を過ぎたあたりからは三間川、松丸駅からは広見川に合流、そして江川崎駅を過ぎると四万十川に合流します。
これまでは下流に向かって進んでいた列車ですが、江川崎からは逆に、四万十川を溯ることになります。


【JR予土線・江川崎駅/4814D】


【JR予土線・打井川駅付近/四万十川】

打井川駅は小さな無人駅、ここから山道を入っていったところに”海洋堂ホビー館”があり、その最寄り駅です。
当初、この普通列車(4818D)は海洋堂ホビートレインで運行される予定でしたので楽しみにしていたのですが、8月27日から車両検査のため普通車両に変わったとのこと。ちょっと残念でした。

[Photo : Panasonic DMC-GF2 / Lumix 14mm]

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バースデイきっぷによる四国一周の二日目(8月29日)です。


【JR徳島駅】

この日も曇り空で、ときおり雨がぱらつく天気でしたが、徳島駅に来てみると改札口に掲示があります。
大雨のため、土讃線の大杉~土佐山田間が運休中とのこと。これが昨日だったら、出足からスケジュールが狂っていました。


【JR徳島駅/特急「うずしお6号」岡山行き】

幸いにも高徳線は影響なし、乗車した「うずしお6号」は定刻に高松駅まで到着しました。
高松からは瀬戸大橋線の児島までマリンライナーに乗ります。じつは「うずしお6号」は岡山行きであり、児島までそのまま乗車できます。
しかし、まずは乗らないであろうマリンライナーのグリーン車も目的の一つであり、高松から児島まで利用しました。


【JR予讃線・宇多津駅付近/快速「マリンライナー20号」岡山行き・グリーン車】

さて、マリンライナーのグリーン車の感想です。先ず、2階建て仕様であるから当然ですが、天井が低く、物入れがありません。大きな荷物も足下に置かなくてはなりません。
窓が湾曲しており、枠も広くて視野が良くありません。2階席のため横揺れが酷いです。車輪の音がよく聞こえます。
と言うことで、体験することに意義はありましたが、あえて高い料金を出してまで利用する必要性を感じませんでした。


【JR瀬戸大橋線・児島駅/特急「しおかぜ9号」松山行き】

児島から松山までは電車特急「しおかぜ9号」に乗ります。宇多津で、高松からの「いしづち」を連結するため、先頭車は特徴の無いずん切り型、あまりかっこ良くはありません。
この列車では車内販売嬢が乗っていましたが、なんともユニークな話し方で乗客の笑いを誘い、思わず駅弁「鯛飯」を買ってしまいました。


【特急「しおかぜ9号」グリーン車】

早速、いただいてみましたが、一口目で大きな鯛の”骨”に当たりました。私は魚が好きですが、唯一苦手なのが小骨です。しかし、これは大骨、大当たりでした。
それからは口に箸を運ぶたびに骨は無いかと心配しましたが、結局最初の一口だけで、後は美味しくいただけました。


【JR予讃線・松山駅/特急「宇和海15号」】

松山に定時に着いたのですが、予定では昼食を摂る予定で接続列車を1時間ほど空けていました。しかし、駅弁を食べたためその必要性が無くなり、あとのことを考えてすぐに連絡している特急「宇和海15号」に乗り込みました。
ところが、車内に入って驚いたのは、ほとんど全ての窓のカーテンが全閉になっているのです。ところどころ開いている席もありますが、人が座っていても閉じたままのところがほとんどです。この列車には伊予大洲まで乗車しましたが、ほとんどの人がカーテンを閉じたままでした。お天気が回復して眩しいということもあったのですが、窓の外を見ないというのも不思議な気がします。


【JR予讃線・伊予大洲駅/普通列車4924D・松山行き】

後で思ったのは、車内の冷房効果を高める(省エネの)ため、列車乗務員が全てのカーテンを閉めてから入線したのでしょう。カーテンは左右を合わせてマジックテープでくっつける構造ですので、左右それぞれの乗客がそこまでするとは思えませんでした。
それにしても、座席前のテーブル、もともとはクリーム色だったと思うのですが、すっかり黄色くなっています。このようなテーブルは昨日の徳島線の「剣山」、牟岐線の「むろと」でも同様でした。ローカル線ですので古い車両(185系)を使っているから仕方が無いのでしょうね。


【伊予鉄道市内電車/松山駅前・道後温泉行き】

さて、伊予大洲からは海岸まわりの普通列車で松山まで引き返します。特急列車では35分ほどでしたが、普通列車では1時間45分かかります。
のんびりと沿線風景を楽しむのが目的ですが、これまで特急列車の座席ばかりでしたので、さすがにこのようなロングシートは肩が凝ります。
松山は道後温泉がすぐ近くにあります。市電でも簡単に行けますが、今日は市内のホテル泊、温泉はパスしました。

[Photo : Panasonic DMC-GF2 / Lumix 14mm, 14-42mm]

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残暑が抜けないまま9月になってしまいました。
8月末に「バースデイきっぷ」を利用して四国一周に出かけましたが、帰ってからすぐに四国合唱コンクールがあり、昨日までその裏方でお手伝いをさせていただいていました。


【JR伊野駅/特急「南風6号」岡山行き】


【JR後免駅】


【土佐くろしお鉄道/後免駅・「快速」奈半利行き】

さて、その1日目。この日は伊野から乗車、後免駅で土佐くろしお鉄道に乗り換えて奈半利駅まで往復、後免駅から阿波池田駅、そして徳島駅を経て牟岐駅まで往復、徳島泊の日程でした。
伊野からの上り列車は定時に運行していましたが、台風の影響で四国各地でときおり激しい雨になり、後免駅には予土線の運転見合わせの張り紙がありました。


【土佐くろしお鉄道/のいち駅・普通列車から、「しんたろう2号」奈半利行きと行き違い】


【JR後免駅/特急「南風12号」岡山行き】

土佐くろしお鉄道で奈半利まで往復、再び後免駅に戻ってみると、今度は瀬戸大橋線で踏切事故があり、下り列車が20分ほど遅れているとのこと。結局、上り列車は行き違いとなる下り列車を待つため待機、阿波池田駅では到着、出発ともに4分遅れとなりました。


【JR阿波池田駅/特急「剣山6号」”ゆうゆうアンパンマンカー仕様”徳島行き】


【JR徳島駅/特急「むろと3号」牟岐行き】


【JR牟岐駅/特急「剣山9号」阿波池田行き】

因みに、四国内のJR線は、予讃線の一部を除いて全て単線です。このため、上下の列車は行き違いのできる線路のある駅でどちらかが待たなければなりません。
乗り鉄では、かんかん照りだと太陽の位置によって眩しくて大変ですが、この日は雨模様の曇り空。荒天による運休や遅れが心配ですが、窓の外の風景を楽しむにはよい天気でした。

[Photo : Panasonic DMC-GF2 / Lumix 14mm, 14-42mm]

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