仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




時ならぬ台風2号が接近、昨日は高知県地方も暴風・大雨・洪水・波浪警報が発令され、じっと身を潜めて通り過ぎるのを待っていました。


実は昨日の午後には叔母の一周忌法要も予定されており、荒天が心配されました。しかし、午後2時を過ぎる頃から雨が止み、曇り空の遠くに青空がのぞく天候となり、足下も濡れずに無事、法要を済ますことができました。


今日は台風が雲をつれて行ったようで、少し風はあるものの朝から強い陽射しが降り注いでいました。


普段は昼前に清滝寺に登るのですが、今日は雑用を済ませて夕方に出かけました。当然ですが、時間帯が変わると太陽の位置も変わり、風景もその趣を変えます。


夕方の澄み切った斜光に照らされたタチアオイや孟宗竹、太平洋も仁淀川も鮮やかです。この時間に歩くのもいいものだと思いました。

[Photo : Panasonic DMC-GF2 / LUMIX 14mm, LUMIX 100-300mm]

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北海道のJR石勝線トンネル内で特急列車「スーパーおおぞら14号」が脱線、炎上する事故がありました。トンネル内での火災ということで大惨事を心配しましたが、亡くなった方はいなかったものの40名近い方が怪我をされたとのこと。


【JR釧路駅/特急「スーパーおおぞら4号」】

2年前、「SL冬の湿原号」撮影会で北海道・釧路を訪れ、特急「スーパーおおぞら」にも乗車しました。振り子式DC特急と言うことで、室内の快適さとは別に大きく左右に傾く動作に少し違和感を覚えたことを思い出しました。それと、加減速時のエンジン音が意外と大きく、速さを重視した列車だと感じました。


【釧路駅】

釧路を訪ねたのは2回目でしたが、最東端となる根室方面には行ったことがなく、せっかくですので足を延ばしました。


【釧路発根室行き・5629D】

8時15分発の根室行き普通列車は1両のディーゼルカーです。ホームに入ったときには既に入線しており、早速乗り込みました。発車まで30分ほどあったためか乗客は私だけ。少しすると、缶コーヒーを持った乗務員が運転席では無く客室に入って来て、近くの席に腰をおろしてコーヒーを飲み始めました。


挨拶をしてから話かけましたが、子どもの頃に釧路湾でカニを取った話や、運転士になったいきさつ、SL、根室までの沿線の見所などを色々話してくれました。


定刻になったため運転士さんは運転席へ、私は荷物だけ座席に置き、乗降口のある前方スペースにカメラを持って移動しました。



流石に、運転中は話をすることはありませんでしたが、停車中にはオオワシやオジロワシ、鹿の横断など、運転中のエピソードを話して下さり、終着までの2時間半があっという間でした。

[Photo : Nikon D700 / SIGMA 24-70mm]

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家電エコポイントの申請期限が5月31日(消印有効)となっています。ポイント付与自体は既に終わっていたのですが、それを申請する期限が迫っています。


我が家では昨年、地デジ対応液晶テレビを買ったのですが、エコポイントの申請をしないままになっていました。流石に無駄に捨ててしまうのももったいないので、その当時の資料(捨てずに取っていました)を探し出しました。購入から1年以上経っているので大丈夫だろうかと心配になり、インターネットで調べて見ました。


インターネット申請のページから必要事項を記入していくと、意外とすんなりと受け付けが完了しました。エコポイントも途中でシステムなどが変わっていましたので心配したのですが、基本的なことは変わっていなかったようです。


ただ、申請書送付用としてもらっていた封筒の郵便番号が変わっていましたので新しいもので送ることにしました。エコポイントを未だ持っておられる方、必要書類(購入したときの領収書、保証書、リサイクル券排出控え)があればネットから簡単に申請できます。お急ぎ下さい。

[Photo : Nikon D700 / TAMRON SP 180mm Macro]

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テレビの地上波がアナログからデジタルに切り替わる時期が近づいてきました。


家庭で使われている家電製品は数多くありますが、やはりテレビの設置数が一番でしょう。ほとんどの家庭にあるテレビが、どんなに新しい機械でも見られなくなるという、かつてないシステム変更ですから、関係機関のPRも熱が入っています。
頭にアンテナを付けたキャラクター「地デジカ」君がCMで活躍していますが、奈良の「せんとくん」よりは一般に受け容れられたように思います。

我が家も昨年、それなりに古くなっていたブラウン管テレビを地デジ対応液晶テレビに交換しました。初めて地上デジタルのハイビジョン画像を見たとき、その鮮明さに驚き、新しい技術に感動したものです。


私の乗っている車にも実は、カーナビと一緒にテレビ受像設備が付いています。時によっては、ラジオに面白い番組が無い場合、テレビの音声だけを聞きながら運転することもあります。

しかし、その受信設備もアナログです。車はそこまでしなくてもと思っていたのですが、最近ではテレビ音声を聞くことが意外と多いことに気がつきました。これが無くなるとちょっと、残念です。


と言うことで、12ヶ月点検に合わせて地デジチューナーを付けていただきました。早速視聴しましたが、車の小さな画面でも、従来のアナログよりも格段に綺麗です。それに、アナログでは受信状態によって画像が激しく崩れることが多かったのですが、地デジでは安定しています。

チューナーを後付けしましたので別途、リモコン操作が必要になりましたが、その手間を差し引いても付けてよかったと思います。

[Photo : Nikon D700 / TAMRON SP 180mm Macro + PN11]

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「○○が起こる可能性がある」、「○○が起こる可能性は”0”では無い」という言い回しが議論されています。
前者は「起こる可能性が高い」と肯定的、後者は「絶対とは言えないが起こらないだろう」と否定的ですが、受け取る方に何らかの先入観があれば「起こる」と言うことになってしまうのでしょう。


福島第一原発について、地震発生時から津波による損傷までの間に、それぞれの担当者が取った判断や行動について、特に政府関係者にその責任を追及していますが、今は起こってしまったことを如何に収拾するかに全力を挙げるべきで、後戻りしても仕方がありません。

事故原因などを検証するのは、この重大事が収束する目安が付いた時点で行うべきで、当事者はそんなことに時間をつぶす余裕は無いはずです。


汚染水の処理も問題になっていますが、冷却のために何トンもの水を入れ、それが溜まらないのであればどこかに洩れていると考えるのは素人でもできます。洩れると言うことは破損している、穴が開いているということで、これも誰が考えてもわかります。


メルトダウンもやっと、認めました。パニックを起こさないために発表しなかったのか、本当に誰もわからなかったのか、誰もその可能性を考えなかったのか、不信感ばかり残ります。

現場で処理に当たっている方達は本当に必死で頑張っていると思います。足の引っ張り合いの議論だけで時間を潰さないよう、本当に必要な議論、行動を取って欲しいものです。

[Photo : Nikon D700 / TAMRON SP 180mm Macro + PN11]

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九州地方ではもう、梅雨入りしたとのことですが、土佐でも雨天が続いています。


雨が降ると歩くのが億劫なので、もっぱら庭の草花や生き物が被写体になります。雨の日でも、蝶は蜜を探さなくてはならないようで、止んだ間を見つけては飛び回っています。


今日も新聞の話ですが、最近の新聞紙は端面がきれいに揃っており、ページをめくるのが難しいことがあります。紙質も薄くていいもの(?)になっているのでしょうが、2枚がくっついて開かないことがあります。


以前は端面がぎざぎざになっており、指に引っかり易かったように思うのですが、如何でしょうか。

[Photo : Nikon D700 / TAMRON SP 180mm Macro]

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今春、父が亡くなったため地元新聞に死亡広告を載せました。
身内やご近所の方はこちらから知らせたり、その伝手で広げて下さったりしますが、遠くにいる方や仕事関係の方達には新聞広告でお知らせするしかありません。


新聞社によっては、無料で掲載して下さるところもあるようですが、地元新聞はいわゆる広告料金が必要で、結構掛かります。


おかげさまで父の葬儀には多くのご会葬をいただきました。これからはその返礼としてお見送りをしなければなりませんので、以後は毎朝、新聞の死亡広告欄を見るのが日課になりました。


私の年齢、年代の関係もありますが、知人のご家族、ご親族のご不幸もよく目に付くようになりました。いずれは誰も迎えなければならない死ですが、広告に書かれた内容を読みながら思いをはせることも多々あります。

[Photo : Nikon D700 / TAMRON SP 180mm Macro]

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今回の山行きの目的の一つであったイチリンソウですが、ずいぶんと数が少なくなっているように感じました。
そんななか、数輪程度が固まって咲いているのを見つけると、そちらにばかり目が行ってしまい、周りが見えなくなります。






この写真も、家に帰ってからチェックして見ると奥の岩陰にツクバネソウがしっかりと咲いているのがわかりました。この花も目立たない色をしていますので、その独特の形に気がつかなければ見逃してしまいます。




フデリンドウは小さな花ですが、その色でかろうじて存在感を示しています。子どもの頃、どこにでも咲いていたような気がしますが、この花もずいぶん少なくなりました。

[Photo : Nikon D700 / TAMRON SP 180mm Macro]

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過日、県立牧野植物園で育てていたヤマトグサが開花したというニュースが流れていました。


以前、天狗高原を訪れたときに偶然、私が撮ったイチリンソウのバックにヤマトグサ写っているのを、家に帰ってから気がついたことがありました。
その時は、天狗高原学習館の庭に自生している花を教えてもらったのでしたが、そこ以外にも咲いていることがわかって嬉しかったものです。




今回も、ヤマシャクヤクとイチリンソウを目当てに訪ねてみましたが、密かにヤマトグサも見つけてみようと足下を見ながら歩きました。


ところがイチリンソウの咲いている場所では見つけることができず、それからもなかなか目に入らずあきらめていましたが、セラピーロードの途中でやっと、数本のヤマトグサを見つけました。


あまり綺麗という花ではありませんが、独特の形が面白く、この時期の山歩きでは見つけたい花の一つです。
目立たない花を撮っていると、レンズの中に赤い星が飛び込んでいました。すぐにレンズを向け直したのですが、赤いダニ(?)を付けた虫でした。

[Photo : Nikon D700 / TAMRON SP 180mm Macro, Panasonic DMC-GF2 / LUMIX 14mm]

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ヤマシャクヤク(山芍薬)、イチリンソウ、リンドウなどの花便りが届き、好天となった先日、天狗高原を訪ねてきました。


平日のことでもあり、天狗荘の駐車場は10台程度しか止まっていません。また、天狗の森・セラピーロードに近い方には数台だけでしたので多分、人通りは少ないだろうと思いながら出発しました。


登りだしたあたりでもヤマシャクヤクが見られますが、固いつぼみが見られるだけで、花の気配はありません。ちょっと心配しながら足を進めましたが、尾根近くなってイチリンソウ、リンドウが現れました。ただ、かつて群生していたイチリンソウがすっかり、数を少なくしていたのは残念でした。




天狗の森が見える尾根になるとやっと、ヤマシャクヤクの花が見え始めました。石灰石のあいだにほんのりとした白い花を開いています。昆虫たちが賑やかに花粉を集めています。




写真を撮りながらゆっくりと登ってきましたので、三角点のある頂上で昼食、陽射しはきついですが、遠くまで広がる山並みを見ながら食べる弁当は美味しいものです。




頂上でお弁当を広げるのは他の方に迷惑かなと思っていましたが、結局誰も来ることはありませんでした。
小休止の後、横道を下ります。途中の岩場、ここがヤマシャクヤクの群生地。まだ満開というわけではありませんが、左右に広がるヤマシャクヤクの若葉が爽やかです。

[Photo : Nikon D700 / TAMRON SP 180mm Macro, Panasonic DMC-GF2 / LUMIX 14mm]

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