仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




財団法人・日本漢字能力検定協会による平成18年度第3回漢字検定が来年、2月4日に行われます。


以前から受けてみようかと思っていましたが、たまたまポスターを見てその応募締め切りが25日必着ということを知りました。今から応募書類を取り寄せても間に合いませんので、次の機会にでもと思っています。


でも、せっかく思い立ったので、インターネットで検索して例題を解いてみました。一応、2級を目指して取り組んでみましたが、読みや熟語、部首などはなんとかこなせました。この分だと大丈夫かなと軽く考えていると、カナを漢字に直す、いわゆる”書く”問題が全然、わかりません。
漢字ではなく"こんな感じ”といった程度までは行き着くものもあるのですが、書けません。


本が好き(ミステリーがほとんどですが・・・・)で良く読みます。このため、読むのは大丈夫ですが、文章を手書きすることが無くなりました。全てパソコンで済ましています。変換キーを押すと平仮名が漢字になりますので、考える必要がありません。正しい使い方かどうか(誤変換ではないか)を判断すればOKですので、自分の手が、頭が働いていないことに愕然としました。


日本語を話すこと、読むことができても、書けなければ中途半端です。国語だけでは無いでしょうが、科学の分野でも自分で考えるという機会が減ってきています。教育基本法も改定されましたが、学ぶ人も考えを変えていかなければならないと思います。

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最近、スポーツ界の話題が賑やかです。
私が注目したのはやはり、トヨタ・クラブW杯です。世界の強豪が日本にやってきて戦うのですが、下馬評通りバルセロナが注目の的になりました。


しかし、決勝戦ではブラジルのインテルナシオナルが1対0でバルセロナを破りました。バルセロナはロナウジーニョの活躍・妙技が期待されたのですが、あれほど執拗なマークではその本領が発揮できませんでした。勝負ですから勝たなくてはならないし、マークするのも戦術ですから仕方ありませんが、日本でトップスターのプレー(ゴール)を見たかっただけに残念です。
それでも流石に世界の最高チームが集まった大会で見応えがありました。動きに無駄が無く、目を離す隙がありませんでした。のんびりと見ている暇が無く、45分ハーフがあっという間に過ぎてしまいました。


プロの技術はサッカーで楽しみましたが、松坂の契約金や条件についても驚きました。それだけの活躍をした、期待されているプレーヤーですから素人がどうこういうレベルではありませんが、その額にはやはり、驚いてしまいます。

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過日(16日)、瓶ヶ森に行きましたが、その時に石鎚山系の山々の姿を見てきました。


石鎚山はテレビなどでもよく紹介されていますが、その切り立った壁面は恐怖を覚えるほどです。信仰の対象として崇められていることが理解できます。


瓶ヶ森スーパー林道は高知県側に設けられています。ほとんどが岩肌を切り取って道路が出来ていますが、見渡す限りの眺望や紅葉、それになだらかな笹原を見ているとこの山がどのようにして出来たのか、いろいろと想像をかきたててくれます。
地質上からみると、石鎚山は火山岩だそうです。およそ1,500万年前には火山として活動していたそうですが、その後はマグマの活動が弱まり、火山としての活動はしなくなったそうです。


これらのことを考えると、瓶ヶ森の壁面や子持権現などの形状が、マグマの活動によって出来たのではないかと思わせてくれます。

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高校の履修不足が大きな問題となっています。多い学校では、卒業までの5ヶ月で350時間もの授業を追加しなければならないところもあるようで、現実的には不可能ではないでしょうか。


また、もしそのような追加授業を行ったとしても、その内容はいかがなものでしょう。本当に生徒はそれについて勉強するのでしょうか。授業の理解具合を確かめるために試験を行うのでしょうか。単に出席を取るだけに終わってしまうのではないでしょうか。

高知県内では県立高校では問題は無かったようですが、私立高校で同様の事例が報告されました。
高知県では、私立校を選択する生徒はほとんど、大学進学を希望しています。このため、進学を前提としたカリキュラムを取っているために必須科目を減した授業をしているようです。


高校、大学や専門学校に通う生徒は、卒業後の進路を考えて入学しているとは思います。しかしそれが特定の目的のために、本来、学ぶべきである広い教養を犠牲にしていたとすれば、生徒達にとってももったいないことだと思います。
でも、インタビューに応じていた高校生は、大学受験・入学が目的であり、それに必要でない授業は要らない、補習があっても他の勉強(?)をすると言っていました。


かつて、個人的に頼まれて調査書の評価を書き換えて問題になったことがありましたが、今回は学校ぐるみ、あるいは所轄機関をまで巻き込んでの虚偽記載にも発展していきそうです。可哀想なのは生徒達ですが、はやく正常な状態(学校)に戻ることを祈ります。

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11月23日から26日まで、土佐二十四万石博を盛り上げようとJR四国が高知~須崎間にSL(蒸気機関車)列車を運行しますが、その乗車券・指定席券が一ヶ月前の一昨日から発売されました。


(津野町=旧・葉山村のかわうそ自然公園)

当日の朝には、高知駅の窓口にこれらの指定席券を購入すべく30名以上が並んだそうですが、誰一人、購入することが出来なかったそうです。


ご承知のように、JRの指定席券はみどりの窓口などで、駅員がオンライン端末機に必要な情報を入力してから予約、発券をしています。しかし、このオンラインは全国規模で結ばれており、JRだけでなく他の旅行代理店などともつながっています。
このため、10時の発売と同時に入力キーを叩いたところの端末が予約を取ることができ、それが全国から集中したため、あっという間に満席となってしまったようです。

風力発電
(津野町に設置された風力発電施設)

今でもそうかも知れませんが、大阪から北海道に向かう豪華寝台特急「トワイライトエキスプレス」の展望車も同様で、いかにタイミング良くキーを叩くかが勝負の分かれ目だそうです。


(これも津野町で見つけたキンモクセイの大樹)

駅の窓口に並んだ人たちは、まさかそんなシステムになっているのか知らないまま行ったと思いますが、この人気には驚いたことでしょう。できれば、地元枠ということである程度の座席は確保しておいて欲しかったですね。

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ジャストシステムの「一太郎」にソフト上の脆弱性が見つかったとの報道がありました。不正に改竄された一太郎文書を読み込むと、悪意のあるコードが実行されてパソコンが不正に操作される危険性があるとのこと。


(意外と大きな樹なのですが、名前がわかりません)

世の中にはいろんな悪さをする攻撃(ウイルスなど)が存在しますが、ほとんどがマイクロソフトの製品に対して実行されています。それだけ多くの人に利用されている証でもありますが、一太郎にもその手が伸びてきたと言うことは、一太郎の存在も世界的に認められてきたと喜ぶべきでしょう(?)。


(左:カラスウリ、右:ツルウメモドキ)

以前にも書きましたが、私は文書はほとんど一太郎を使っています。ワードは、自分で作成する場合はいいのですが、他人の書いた文書や書式を修正する場合、なかなか設定を理解することができず、体裁が崩れてしまってどうしようも無くなることが多く、敬遠してしまいます。


(これはスズメウリだそうです)

今、マイクロソフトでは新しいOS(Vista)の発表を控えています。それに伴ってブラウザソフトを始め、新しいバージョンが出てきています。先日から、インターネットエクスプローラは7.0を使い始めました。
ところがやはり、他のソフトがそれに対応していません。例えば、VAIOのアップデートをしようと思っても赤字で、IE7は対応していませんと出てきます。正式に発表されれば対応せざるを得ないのでしょうが、しばらくは新しい物を使うか、従前のものを使うかの選択が迫られます。

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新井満さんの「千の風になって」という歌があります。絵本や写真集も出ているので、ご覧になった方もいるかも知れません。
この曲が誕生したきっかけはこちら(マンダーランド)に詳しく解説されていますのでご覧になって下さい。


冒頭の歌詞だけ紹介しますと「私のお墓の前で、泣かないでください」という文章です。それだけ聞くとどきっとしますが、全てを読んでもらえばきっと、心温まる詩に感動するはずです。


(右側の綿毛は多分、別の植物のものではないかと思います)

今日は窓を開けていると、涼しい風が通りすぎていきました。
その風を感じたとき、遙か昔に、田んぼの脇の小川で魚釣りをしていたとき、青々とした稲田の草いきれの上を透明な風が通りすぎていったことや、夏の仁淀川で水泳をしていて、泳ぎ疲れて河原に上がり、焼けた砂の上を歩いていたときに、川面から涼しい風が吹いてきて、思わず身震いをした感触を思い出しました。


(この田んぼは既に稲刈りは済んでおり、二番穂が出ています)

そしてこの”千の風になって”という歌も口をついて出てきました。秋の風がそうさせたのかも知れませんが、ちょっとしたことで沢山のことが思い出されるのがうれしくなった一日でした。


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最近、三つの試用ソフト(β版=無料で試用できる製品出荷前の評価版)をインストールしました。
一つはマイクロソフト社のインターネット・エクスプローラ7(Internet Explorer 7=IE7)と、あとの二つはデジタルカメラの画像処理ソフトで、ニコン社・ニコンキャプチャNX(Nikon Capture NX)及び市川ラボラトリ社のシルキーピックス3(SILKYPIX Developer Studio3)です。


(白雪姫=トラデスカンティア・シラモンタナ)

IE7については、最初にアナウンスがあったときにダウンロードしたのですが、常用している別のソフトに不具合が出ると言うことで使っていませんでした。しかし最近になって、最新版のものであれば保証はしないけれど正常に動くと言うことでさっそく、インストールして使い始めました。こちらについてはまた、別の機会に検証したいと思います。


(?)

さて画像処理ソフトですが、私はニコンのカメラを使っていますので、今まではNXの前のバージョンであるNC4を使っています。このソフトはすごく気に入っており、何の不満も無いのですが、新しいソフトと言うことで使ってみました。
しかし、画像処理の結果については問題なかったのですが、操作が大きく変化しており、1ヶ月の試用期間では理解できませんでした。

次にシルキーピックスですが、こちらも処理結果には不満はありません。また、操作方法についても理解しやすく、使ってみたいと思いました。
また、シルキーについては試用ユーザーとの対話用掲示板を設けており、ユーザーからのバグ指摘や問題点などをほとんどリアルタイムで対応、修正しています。そしてベータ版でありながら修正版を出しています。
最終的には9月末に16,000円で発売されますが、それまでの間はメーカーとユーザーが一緒になって問題点を修正し、改善していっています。


(ジュランタ)

それに引き換えニコンは、当初の発売予定を開発の遅れという理由で4ヶ月も遅らせて発売しました。そしてすぐに修正版を出しています。売ってからあとで不具合を直しているようでは、ちょっと買う気にもなれません。こちらはもうすこし、落ち着くまで様子を見ることにします。

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いささか旧聞になりますが、8月24日にチェコのプラハで行われた国際天文学連合の総会で、惑星の定義から冥王星を除外し、太陽を回る惑星は8個になりました。


当初は、2003年に発見された冥王星より大きな”2003UB313”という天体などを加えて現状の9個から12個に増やす案が議論されていましたが、それが一転して9個から8個へと少なくなってしまいました。そして冥王星などは惑星よりも小さい部類の「矮惑星」に位置づけられたそうです。


このニュースは多くのメディアに取り上げられて話題になりましたが、なにも冥王星が無くなる訳ではなく、名前も天体も実際に存在し続けるわけですので、大騒ぎする必要は無いと思います。
それでも、こんなニュースは社会を暗くすることはなく、自然や宇宙への関心を高めることになりますので、理科離れの続いているいまの子どもたちを振り向かせる契機にはなって欲しいものです。


久し振りに畑をのぞいてみました。しばらく行かないうちに草は伸び放題で、足を踏み入れるにはちょっと躊躇しました。それでも岸の近くを通って入ってみましたが、ヤブ蚊の大攻撃にあいました。半袖で行ったこと自体がそもそも、間違いでしたが、あっというまに腕や首筋を食われてしまいました。


ヤブ蚊は多少、身体が動いていても平気で止まってきます。なにか痒いなと思ったときにはもう、だいぶん吸われています。叩いてつぶしてしまっても、少ししてから猛烈な痒さが襲ってきて掻きむしってしまいます。今しばらく、長袖と蚊取り線香は必需品のようです。
ところで、朝夕はやっと涼しさを感じるようになりました。夜になれば虫の声も聞こえるようになりました。残暑ももう少しの我慢のようです。

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高校野球・夏の甲子園は、早実と駒大苫小牧との劇的な決勝戦再試合で日本中が興奮しましたが、その一方で高知県でも熱い戦いがありました。


甲子園での決勝再試合が行われた同じ日、春野運動公園・ソフトボール専用球場で全国中学校体育大会の決勝戦が行われ、高知県代表の尾川・黒岩合同チームと、同じく高知県代表の大正中学校が対戦し、尾川・黒岩合同チームが初優勝を勝ち取りました。


尾川中 黒岩中

尾川・黒岩合同は、高岡郡佐川町立の尾川中学校と黒岩中学校のソフトボール選手が一緒になったチームです。両校とも、生徒数の減少に伴って一校だけで9人の選手を集めることができなくなり、4年前に両校が一緒になって一つのチームを作ることになりました。


その時に決めたルールが「対等」だそうで、どちらかの学校が9人以上の選手を集めることができても、片方が足りなければそのときも合同チームで出場する。また、チーム名も1年ごとに「尾川・黒岩」と「黒岩・尾川」とすることなど、さらには練習も両校のグランドを交互に利用するなど、お互いを尊重しあって今回の全中に臨んだそうです。


その結果、尾川・黒岩は準々決勝で重信(愛媛)をシャットアウト、準決勝では昨年優勝の新見一(岡山)を4―3で破り、大正は準々決勝で花園(大阪)にコールド勝ち、準決勝は武生五(福井)を2-0で勝って県勢同士の決勝進出となりました。
そして迎えた決勝戦は、既に四国チャンピオンになっている大正に対して果敢な攻撃をしかけた尾川・黒岩が見事、4-1で初優勝を飾りました。
合同チームによる優勝は史上初とのこと、高知・春野も甲子園に劣らず、暑い夏だったようです。

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