仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




小物をしまっておく机を整理していたら、カセットテープやDAT、フィルムが沢山出てきました。機能的には未使用の状態ですが、ほとんど使うことがありません。カセットテープやDATは使用する機材があるので、使おうと思えば使えるのですが、最近の録音媒体としては全てデジタルメディアになってしまいました。


[GRD2]

そんななかで完全に使えなくなったのがAPSフィルムです。デジタルカメラが誕生し始めた1996年に、これまでの35mmフィルムに代わって、次世代のフィルムとしてAPS(アドバンスト・フォト・システム)が登場しました。
フィルムが完全にカートリッジに封入されており、撮影済みの状態でもフィルムは見えません。このため、現像したフィルムはインデックスプリントとともに返却され、保管も簡単に行えるとの売り込みでした。


【リュウキュウ】

撮影可能枚数も、25枚と40枚というように、これまでの35mmフィルムの24枚、36枚より少しだけ多くなっています。
しかし、フィルムのサイズが幅24mmと、35mmフィルムに比べて小さいこともあり、画質的に不利な面がありました。また、カートリッジに入っているために自分で引き伸ばしプリントすることも困難であり、結局は限定された用途にしか普及しませんでした。


【イチモンジセセリ】

では、なぜにこのように沢山のフィルムがあるかというと、新しいもの好きな私の性格から、当時のAPS専用一眼レフカメラ、キャノンのEOS-IXEを買ったためです。画質云々よりも、その機動性を優先して手に入れたのですが、やはり不満が出てしまいました。それでも数年にわたって使ってみたのですが、徐々に出番が少なくなり、デジタルカメラの下取りで手元を離れました。


【ポーチュラカ】

ということで、フィルムだけ沢山残っています。どなたか使う方がいればとも思ったのですが、有効期限が1999年から2002年のものばかり、保管状態も机に入れっぱなしということで、さすがにこれを使うのは躊躇してしてしまいます。このため、一部を資料として残し、あとは処分する予定です。

[Photo : NIKON D700, RICOH GRD2]

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