三方五湖から海沿いに西に進み、小浜にやってきました。
小浜は若狭地方最大の都市で、奈良時代以降、海のない京都、奈良に海産物を供給したことから都の文化が伝わり、重要文化財級の仏像が数多く残ることから、海のある奈良とも呼ばれています。
また、京都の影響を受けていることから、工芸品も多く、美味しいものも多いです。
小浜は明日観光する予定ですが、どうしても来たいところがあるので立ち寄りました。
「伊勢屋」さん。前回来た時にここのくずまんじゅうを食べて、その美味しさに感動し、いつか再訪したいと思っていましたが、やっと来ることができました。
9年前に比べて店がきれいになっています。
くずまんじゅうを店内で食べるスペースは、昔は小さなスペースしかありませんでしたが、今は向こう側の古い建物と中でつながり、休憩処のようになっています。広くなったそのスペースも常に埋まっているほど、次から次へと客がやってきます。
くずまんじゅうは、店内の湧水で冷やされています。この湧水が美味しさの理由です。
注文すると、このように水に浸かった状態で出てきます。餡は甘すぎず、くずとの相性は最高で何個でも食べられそうです。
くずまんじゅう(みずまんじゅう)は他にも熊川宿や大垣でも食べたことがありますが、ここが一番だと思います。
夏期には+200円でかき氷をかけることができます。
この氷が美味しく、さらにみぞれの甘さが絶妙です。
小浜に来なければ食べることのできない、これを食べるために小浜まで来る価値のある逸品です。
伊勢屋を出て、「道の駅 若狭おばま」にやってきました。
中央の看板のキャラは、小浜市公認キャラクター「さばトラななちゃん」です。
本人には会えなかったので、ストラップを購入しました。
さて、あまりにも暑くて観光をする気にならないので、少し早いですが本日の宿に向かうことにします。
国道27号を西に向かいます。
この沿道は海水浴場が数多くあり、この暑さなので当然どこもにぎわっています。途中のコンビニにビキニ姿のおねーさんが普通に買い物していました。
砂浜だと普通ですがコンビニにいるとびっくりします。
小浜から西に進み、おおい町に入ると、海沿いに「うみんぴあ大飯」という施設があります。
ここは、道の駅、マリーナ、バーチャルシアター、観光船、ホテル、SPA施設等の施設がある巨大なマリンリゾートで、運営会社の社長はおおい町長、ということは公共の施設になります。
「道の駅うみんぴあ大飯」。ウッドデッキがあったりして、道の駅とは思えないおしゃれな施設です。
バーチャルシアター「えるがいあおおい」。今回は入りませんでしたが、キャラクターデザインは松本零士さんで、なんと入場無料の太っ腹な施設です。
本日の宿泊は、うみんぴあ大飯内の「ホテルうみんぴあ」です。
建物は円弧状で、客室は全室オーシャンビューです。
部屋はシンプルですが、広く快適です。ベッドはセミダブルが2基、家族連れにも対応しているのでしょうが2人だと余裕があります。とても寝床との良いベッドでした。
温泉はホテルに隣接してシーサイドスパがあり、1回だけ無料で利用することができます。もっとも営業時間が11時~21時なので1回しか利用できませんが。
それ以外の時間帯は部屋の浴室を利用することになります。この浴室は温泉ではありませんが、もオーシャンビューで、広くて湯量も豊富で快適です。むしろ海水浴客で混雑するスパに行くよりもゆっくりできるかもしれません。
さて、早めに宿に入ったので、ゆっくりスパに入り、エステでマッサージを受けました。エステはよくわかりませんがタイ系で、かなり良かったです。しかも料金もリーズナブルでした。
<その5に続く>