肥前名護屋城は豊臣秀吉が大陸侵攻の拠点として建設させた城で、現在放送中の大河ドラマ「真田丸」にも登場しています。
秀吉死後に城および城郭の一部破却されましたが、現在では整備され見学することができます。隣接地には佐賀県立名護屋城博物館があり、歴史を学ぶことができます。
この博物館、なんと入館無料ですが、内容は非常に充実しており、見ごたえがあります。同じ内容で上野で特別展を開催すれば1500円でも大入り満員間違いなしだと思います。
博物館を見学した後、名護屋城跡へ。清掃協力金として100円以上納めることになります。
この周辺には諸大名の陣跡が大量にあります。
名護屋城建設前のこの辺の人口は1500人だったとのことですが、文禄の役では兵だけで10万以上が駐屯したということで、非戦闘員や民間人を含めると相当大きな都市が形成されていたことになります。
この周辺の民家は立派な石垣を持つ家が多いですが、当時の名残なのでしょう。
かなり広いので、とにかく本丸跡をめざします。
三の丸跡から本丸跡へ。
当時のほぼ全ての大名がここに来たはずです。太閤殿下の夢のあと。夢の続きはありませんでした。
肥前名護屋城跡を出て、本日の宿に向かいます。
本日の宿は「国民宿舎 波戸岬」、波戸岬のほぼ先端にある休暇村系列の公共の宿です。肥前名護屋城からは車で10分程度の距離です。
国民宿舎 波戸岬の敷地は結構広いですが、増田長盛の陣跡にすっぽり入っています。
正面に見えるのは馬渡島です。
本館は平屋で12室、離れが5棟だけの小さな宿で、その分施設には余裕があります。公共の宿ならではです。
部屋に荷物を置き、まずは宿周辺を散策します。
敷地から茂みの中の道を降りていくと
海に出ます。
右に進んでいくと砂浜に出ます。
穴場的な海水浴場です。
この浜の駐車場にはサザエ小屋があります。
ドア一枚が一つの店舗になっており、中には4人ほどが座れるカウンターがあり、それぞれの店におばちゃんがいてその場でサザエやイカを焼いて出してくれます。
店舗によるメニューや価格の違いはないようなので、席の空いていた店に入ります。
サザエが焼きあがるまで多少時間がかかりますが、おばちゃんと話しながら待っているのもなかなか楽しいのです。
小ぶりなサザエですが、3個で500円です。
イカ焼きも一皿500円。
暑い一日でしたが、おばちゃん曰く「もう北からの秋の風が吹いている」とのことです。
<その4に続く>