三宮に戻り、本日の宿のある有馬温泉に向かいます。
三宮から神戸市営地下鉄で谷上へ、ここで神戸電鉄に乗り換えます。神戸電鉄に乗車するのは初めてです。
神戸電鉄は神戸の湊川を起点に北に向かう路線で、六甲山脈を越える必要があることから最大50‰の急勾配を有し、全路線の80%以上が勾配区間、20%が50‰という、登山鉄道並の鉄道です。
余談ですが、神戸に来た時に気をつけないといけないのが、エスカレーターの空ける側が東京とぎゃくであることと、地下鉄の中央付近の車両に終日女性専用車両が設定されておることですが、神戸電鉄にも終日女性専用車両が設定されています。
有馬口駅で有馬温泉行に乗り乗り換えます。
谷上から乗ってきた2000系。
有馬温泉行へは構内踏切を渡り、隣のホームに行く必要があります。
およそ5分で有馬温泉駅に到着。
神戸電鉄では車齢50年を超える車両が未だ現役で活躍しています。
急勾配区間を走るという事情から、特殊な専用装備が必要で高コストになることと、他社の中古車を受け入れることもできないため、車両更新サイクルはどうしても遅くなってしまうのでしょう。
まずは一度宿にチェックインすることにします。本日の宿は「月への舟」、温泉街からは少しはなれた場所にあります。
宿に電話をすると、送迎車が迎えに来てくれます。
ちなみにこの宿、有馬町にないという理由で、有馬温泉とか金泉とかの名称を利用できないようですが、
そんなことははるばる関東からやってきた観光客にとってはどうでもいいことです。
建物は元は大手企業の保養所だったようですが、センス良くリノベーションされています。
今回の部屋は4階のセミスイートの部屋です。
他の部屋はすべて山側ですが、この部屋のみ道路側を向いています。
カーテンを閉めないと部屋の中が丸見えです。
セミスイートを名乗るだけあって、部屋は広く、キャリーバッグを2個広げると歩けなくなる、というようなことはありません。
洗面所は2ボウル、鏡は照明内蔵タイプです。
アメニティも充実しています。
トイレは小物を置く棚がほしいところ。
冷蔵庫には飲み物類はありません。館内のいたるところにコーヒーマシンがあり、無料で利用できるほか、ビール類は注文することができるようです。
この宿には男女別の大浴場のほか、貸切風呂が5か所あります。
予約制で2回まで利用できます。予約はチェックイン時の先着順になります。
<その5に続く>
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