五能線には、難読駅名がいくつかあります。そのうちのひとつ、「驫木駅」に立ち寄りました。
高台にある集落のはずれにある駅は、小さな木造の駅舎と、短いホーム一面だけの小さな無人駅、ホームの向こうはすぐに海です。
驫は日本の駅名に使用される漢字の中で最も画数の多い漢字で、波の音に馬三頭が驚いたことが由来とのことです。両隣の「風合瀬」「追良瀬」も、五能線らしい厳しい気象条件を連想させる駅名です。
列車は一日に五往復のみ。
そのうちの一本がやってきました。
ここでの時間はゆっくりと流れていきます。
次に向かったのは、「道の駅 深浦 かそせ いか焼き村」です。海沿いの景色のよい場所にあります。
ここで、遅めの昼食をとります。
こちらは海鮮丼。
深浦特産のつるつるわかめそばと海鮮ちらし寿司のセット。
魚は美味しく、値段も高くなく満足ですが、両者の価格差を考えると、つるつるわかめセットがお得です。
道の駅を出て、千畳敷を過ぎ、進行方向正面に岩木山が見えるようになると鯵ヶ沢に到着します。
鯵ヶ沢に来たのは、もちろんあの「有名犬」に会うためです。
鯵ヶ沢の北よりの海のそばの断崖の上、国道101号との間の狭い場所にある、「七里長浜 菊谷商店」というイカ焼きの店に彼はいます。
ちょっと気難しそうな感じの大型犬です。ひっきりなしに観光客が訪れ、写真を撮っていきますが、いやがるわけでもなく、愛想を振りまくわけでもなく、時々少し不機嫌なそぶりを見せます。
ここには「わさお」だけではなく、他にも住人がいます。
地面の色と同じです。見た目と違って愛想が良い接客担当君。
そして、大量のウミネコ。
あ、ちゃんとイカ焼きも買いました。肉厚で、柔らかくて、美味しかったです。
<その3に続く>
驫木駅の向こうはすぐ海なんですね。
写真だけ見ると、夏だと勘違いしそうです。
「かそせ」は読めなかった…
わさおと愉快な仲間たち、私は地面と同化してたネコをモフモフしたいです(*≧m≦*)