ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

2011-12-10 18:36:10 | あ行

これはシリーズ4作のなかで
一番おもしろいかも。

「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」IMAX版 78点★★★★


不可能を可能にする
諜報機関IMFのスーパーエージェント、
イーサン・ハント(トム・クルーズ)が活躍する
シリーズ第4弾です。


イーサンは
天才ハッカーのダン(サイモン・ペッグ)と
タフな女性エージェント、カーター(ポーラ・パットン)とチームを組み
ある目的のため
ロシアのクレムリンに潜入する。

が、ミッション半ばで不測の事態が発生。

しかも彼らは
テロリストの容疑をかけられてしまう。

イーサンは
分析官のブラント(ジェレミー・レナー)をチームに加え、

たった4人で汚名をはらし、
事件の黒幕の
恐るべき野望を阻止するべく動き出すが――?!


いや~今回はおもしろかった!
娯楽の王道として存分に堪能いたしました。


派手でありえない展開が実に痛快で、
しかも
体を張っている感が半端ない。

ドバイの超高層ビルでのシーンは、
間違いなく歴史に残るでしょう(笑)


成功のポイントはまず
「Mr.インクレディブル」「レミーのおいしいレストラン」の
ブラッド・バード監督を起用したこと。

アニメ監督ならではの
想像力溢れるアクションと構図作り、
複雑すぎない明快なストーリーが
実写にもうまく作用してる。

敵や話がややこしいとこんがらがるもんね。


“チームワーク”に重点が置いたのもよく、
なにより
ユーモア度が高いのが素晴らしい。

緊張感のなかにぶちこんだ「息抜き」が
センスよく、かなり笑えるんです。

チームのなかで「実は力仕事はしたくない」的本音が
だだ漏れてくるのにも笑ったし、

最新なんだかアナログなんだかわからない
作戦やアイテムにも爆笑。

笑いの増量には
「3」にも登場し、今回グンと出番の増えた
サイモン・ペッグの貢献も大きいな。(笑)
(主演作「宇宙人ポール」(12/23公開)も控えてます)


壁一面がスクリーンの
IMAXで見ると、マジで格別な臨場感がありますんで
ぜひIMAXでの鑑賞がオススメです。


にしても。
パート1ができたのは1996年。
15年前からは信じられない映像の進歩に
あらためて感じ入りました。

アクション娯楽映画って
どこまで行くんでしょうね。


★12/16(金)からTOHOシネマズ日劇ほか全国で公開。

「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」公式サイト
コメント (2)
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