質の高いスリルとサスペンスを
求めるなら、ぜひ!

「崖っぷちの男」78点★★★★




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ニューヨークのある朝。


一人の男(サム・ワーシントン)が、
マディソン街のホテルにチェックインする。


21階の部屋に入った彼は
ルームサービスの朝食を食べ終わると、
おもむろに部屋の窓を開け、
わずかな壁面の縁に立った――!


彼は自殺をするつもりなのか?

NY市警、そして大勢の野次馬が集まるなか
まさに
崖っぷちギリギリの攻防が始まろうとしていた――。

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これは面白かった!

ノンストップのスピード感があり

1時間42分のどこにも無駄がなく、
スリルの演出もうまい。


ここで言うスリルとは「21階の窓の外」という
状況だけにあらず、
また彼の目的は
単なる自殺にあらず――

せっかくのサスペンスなんで
あんまり言っちゃうともったいないすね(笑)

つまるところ、
知能とアクロバティックな技を使った
サスペンスなんです。


まあ、彼の目的がわかってくると、
ひとつひとつの要素にそれほど新味はないんですが、
それでも、それら要素をうまくまとめあげ、
オリジナルの面白さを造り上げたと思います。


ちなみに原題の
「Man on a ledge(マン・オン・ア・レッジ)」は
実際に誰かがビルから飛び降りようとしているときに
使われる警察用語なんだそう。

んで、主演のサム・ワーシントンは
実際にこのホテルの21階の縁に立ったそう。

「アバター」より断然、男を上げたとは思うけど
しかし、こわっ。

★7/7(土)から全国で公開。
「崖っぷちの男」公式サイト