こんにちは、雙田です。
3月に大地震・津波・原発の大事故があってから
9ヶ月以上たちましたが、
まだまだ復興には程遠い現実があるようです。
私など募金ぐらいで何もしていませんが、
この間、様々な方たちが、様々なやり方でボランティア活動をしています。
その中で昨日ニュースを見ていて感動した事を書かせていただきます。
埼玉県の岩槻市といえば、雛人形で有名ですよね。
そこの職人さんたちが、震災でご家族を失った方たちに
「亡くなった大切な方のお人形」を無償で作ってプレゼントするという活動をなさっているのです。
人形を希望される方が故人の写真を送ると、それを見て、
職人さんがそっくりに作ってあげるのです。
あるお祖母さんが、孫達のために
亡くなった娘さん(お孫さんたちのお母さん)のお人形さんを依頼しました。
そのお人形は娘さんの遺影の横に飾られ、
小学生の女の子はいつも帰ってくると、
お人形の頭をなでながら学校であった事を報告するのだそうです。
幼稚園児の弟は、
ママのお人形を抱っこして寂しさを紛らわせるのだそうです。
その若い笑顔の「お母さん人形」は生きているようでした。
職人さんの深い愛情と熟練した技術が、素晴らしい作品を生んだのだと思います。
日本人の中にこんなに温かい心の持ち主がいることに、
そしてこういう方があちらこちらにいらっしゃるのだと思うと、うれしくなります。
本当の意味で原発の大事故収束まで、
あとどのくらい掛かるのでしょうか。
私は被災された東北の方たちのことを、考え続けて行かなければと思います。