ビルの中を高速道路が貫通する、大阪・中之島の独特の光景。
阪神高速11号池田線の中之島分岐と出入橋出口の間で、朝日新聞ビルの中を貫通していました。1964年に、高速道路がビルの中を通るように設計されて作られ、2013年に朝日新聞社ビルや、フェスティバルホールの建て替え時に、この光景は無くなりました。こちらの記事をご参照下さい。
今日の昭和の写真は、この場所の昭和39年の建設時の光景です。
阪神高速1号環状線は、西横堀川などの河川や堀川跡の上に造られ、昭和39年(1964年)に土佐堀~湊町間で開業、翌年に梅田~道頓堀川まで延伸しました。
写真は土佐堀川を越えるS字橋の工事風景で、当時としては画期的な技術で架橋されました。
手前の橋は土佐堀川可動堰(錦橋)、右奥のビルは大同生命、左奥は住友銀行本店です。