大きな映画館が閉館となり、ミニ・シアター(シネコン)ばかりになりましたが、本当に採算が取れているのでしょうか?映画が小さな予算で作られる、規模の小さなモノになり、大物スターと言われる俳優がいなくなり、大きなスクリーンを持つまさに映画館という建物が無くなって行く・・・。古い映画館は懐かしい「味」がありました。
現在の梅田・キデイランドがあった場所は阪急プラザ劇場で、これは、その館内の写真です。分かり辛いのですが、座席は強い傾斜の雛壇式で、とても観易い劇場でした。「スター・ウォーズ」「グリース」「野生の証明」「チャタレイ夫人の恋人」等を観ました。
青春時代には、関西初の神戸のドライブ・イン・シアターにも行きましたし、大阪万博公園のドライブ・イン・シアター(スター・ダスト)で映画を観るのが大好きでした。大学祭で、小さな教室で上映される映画も好きでした。でも大きな映画館で間もなく封切られる映画の前売り券を買い、公開を心待ちにしている日々は本当に楽しかった。映画のパンフレットだって、いつも少ない小遣いから買ったものです。映画館を梯子して、チラシ集めにも奔走しました。切符売り場のおばちゃんには、お世話になりました。劇場前に貼っている「スチール写真」や「ポスター」を貰ったことも、懐かしい思い出です。
デートと言えば、映画館!いろんな映画を観に行きました。古い梅田の映画館に、友人と70年代の映画を観に行きました。80年からはリニューアルオープンが次々に始まり、新しくなった映画館に足を運びました。
面白いものを掲載しておきます。これは1981年当時の、全国の主な映画館での興行スケジュールです。僕にとっては懐かしい映画館の名前がズラリと並んでいます。(本当に懐かしいのは、友人とチラシを集めたり、無いお金をかき集めて観に行った1970年代なのですが・・)今はもう無い映画館が沢山あります。皆さんはこの映画館のリストを見て、思い出されることがありますか?