大阪都構想・・・大阪の未来が明日決まる・・・と言われ、大阪府と大阪市の二重構造を問うと言われても、住民投票は大阪市民だけ!これはとてもおかしいと思います。大阪市以外の多くの市町村民は、大阪の未来を決めると言われても、全くその判断に参加出来ません。
大阪は本当に変な土地です。これまでごちゃごちゃだったのに、既得権益を廃止新たな1歩を踏み出そうと言うと、反対する人が多過ぎること。結局今のままでは、一般的な会社員の人たちが一番損をするのは間違いないのですが。これまで変わらなかった大阪に不満があるなら、これまでのやり方を変えてやってみるということが1番大切。駄目だったらまた、新しい方法に取り組めばいい。そういうことが柔軟に考えられないことが、そもそも老害というか、日本の駄目な所だと考えます。
大阪府以外の人たちが思い描く大阪のイメージ・・・通天閣や道頓堀、ミナミの繁華街・・・僕の意見では全部ガラの悪い、貧乏な場所、危ない場所ばかりです。僕の周囲の人が行くのを避ける場所ばかりが、大阪のイメージとして定着しています。
事実はともかく、大阪府で「ガラが悪い街」というと、最後に紹介する本によると、①中央区②北区③西成区④淀川区⑤浪速区と、周辺の「市」ではなく、大阪市内の区ばかりが並びます。
普通は都心部は地価が高く、大企業のオフィスか金持ちしか住まないものですが、大阪は中心地が貧乏な街であり、郊外に金持ちが住みます。郊外に行くにつれて貧乏になる東京とは、大阪は真逆です。
1,000人あたりの生活保護受給者を表す保護率は、大阪は不動の1位!大阪は実は、貧乏な都市であるという表になかなか出ない事実を考えないと、根本的な解決はなく、しかもその問題には歴史的な背景が横たわっています。これがまた既得権益と結びついて、ややこしくなる。もうそろそろ未来に向けて、真剣にこれからの大阪の顔である若者がしっかりと行動しないと、老害に将来を食いつぶされると思います。
大阪の未来を考えると言うのなら、まず大阪市だけの住民ではなく、大阪府下の民意を聞くべきだと僕は思います。正直、大阪市は大阪の足を引っ張っています。大阪府民なら分かっていることじゃないかな?