大阪・阪急宝塚線・池田駅から少し歩くと、大阪最古の「うどん屋」があります。お店の名前は「吾妻(あづま)」です。京都で新選組が「池田屋事件」で攘夷派志士を斬殺・捕縛し、「禁門の変」が起きて、明治維新へ突き進む引き金となった年である元治元年(1864年)創業!
詳しい記事は、以前ここでも書きました。リンク先にどうぞ。
上は昭和40年(1965年頃)の吾妻と、現在の吾妻の外観比較です。
先日2月9日の日曜日の午後、毎日放送の「うどんや」特集番組で、TVでも取り上げられました。いつもはそんなに混んでいないのですが、今日11日の午後1時頃、お店の前を通ると・・・。
何とこんな行列が出来ていました。バス待ちの人々ではありません。お店の順番待ちの行列です。
昨今、TVや新聞がオールドメディアと呼ばれ、YouTubeが影響力を持つようになった時代の変化は聞いていますが、やはりTVの影響力は侮れません。YouTube番組・令和の虎で火が付いたリライブシャツにしても、TVで出川哲郎氏を起用したCMが流れるやいなや、在庫切れが続出しました。
それを考えると、アメリカンフットボールの「スーパーボウル」は、アメリカでは大イベントなのですが、日本ではここ数年、地上波放送が無くなりました。高校や大学でアメフト部に入部する若者は、これで一気に減るのでしょう。やはり民放地上波放送の影響力は物凄く強い。
いろんなメディアが放送コンテンツの争奪戦を繰り広げ、メディアの数はどんどん増えていますので、誰もがTV地上波で観ることが出来るスポーツ番組は激減しています。ゴルフもテニスもグランドスラム大会は全部民放で昔は観ることが出来たのに、今はほぼ全滅。TVを隆盛に導いたプロレスやボクシングの中継も、地上波ゴールデンタイムから消えました。
スポーツや映画のコンテンツが奪い合いになり、その結果バラエテ番組が増加し、つまらない芸能プロダクションや芸人、芸能人が妙な力を持つようになり、TV局自体がおかしな会社に変貌してしまった。そして、視聴率が下がり、スポンサーが離れ、どんどんTVやメディアが迷走する。世の中なんとかならないものでしょうか?などと考えてしまいます。