青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

最新!詐欺サイトの手口を徹底解説!

2022-10-22 | 今を考える

実在する企業のサイトに似せた「偽サイト」や、ショッピングサイトでお金を振り込んだが商品が送られてこない「詐欺サイト」による被害が多発しています。また被害は、まるで新型コロナウィルスのように拡大しています。本当に注意して下さい。

一般的には下のような特徴が、詐欺・通販サイトにはあります。しかし、現在では偽サイトは更に巧妙になっています。今日は一般的な下記のような単純な詐欺サイトではない、巧妙な最近の詐欺サイトについて、実際に警察からも教えてもらった内容を加え、詐欺に遭わないアドバイスを書いて行きます。

<詐欺は日本語も綺麗で、問い合わせにも迅速回答!>

詐欺サイトについて1番良く言われるのは「日本語が不自然」ということですが、いつまでも不自然な日本語を使っていては、カモを騙す事が出来ません。最近では本当に自然な日本語が書かれていますし、または実際にあるサイトを模した、敢えて言えば「偽サイトの雛型」を使っていますので、日本語が不自然ではない詐欺サイトが増殖しています。

「商品が相場よりも極端に安い」ということも当てにはなりません。これには正直、「楽天」や「ヤフーショッピング」などの通販サイトへ出品されている店舗の影響が少なからず見受けられます。そういうサイトでは、中古の品物や、在庫がインターネット全体で少なくなって来たものの中には、希少性からか定価より遥かに高額な値段を付けている所もあり、定価より高い金額で各店が競っている場合が見受けられます。ですから、相場より極端な値引きを謳っていなくても、その品物が品薄であるということを知らなければ、あるいは品物が他に比べて適正な価格であれば、詐欺に引っ掛かってしまいます。

さらに「楽天」や「ヤフーショッピング」などの店舗では、現品を持っていない店舗が多い。注文が入ってからメーカーにオーダーを掛け、入荷が無ければオーダーしたお客に「品切れです」と一方的にキャンセルをして来ます。こういういい加減な、そもそも品物を持っているのか分からない、もしくは納品までの日数が明らかではない通販サイトが増え過ぎたことが、詐欺サイトの犠牲者を生み出しているという側面があると僕は考えます。

また、コロナ禍におけるマスク不足の際には、アマゾンのマーケットプレイスでも、主に中国から商品が送られてこない、もしくは粗悪な品物が送られて来るという事例もありました。アマゾンのマーケットプレイス出品者の中には、アマゾンポイントを渡して高評価を書かせる。粗悪なものを売りつける出品者も少なくありませんので、マーケットプレイスでの購入には、その店舗の所在地がどこであるか、連絡先電話番号は通じるかどうかを確認し、中国である場合は避けた方が良いと僕は思います。

僕の友人・知人で騙されてしまった方は、品薄になって来て、普段使っているアマゾンでは売切れになっている商品を他で探して買おうとして騙されるパターンが最も多い。

その上で上記のようなことも知っているので、サイトに連絡を取って在庫を確かめました。ここに大きな落とし穴があります。通販サイト、今やインターネット・ビジネスでは、余程規模の大きな会社ではない限り、電話での問い合わせが出来ない場合がほとんどで、メールで問い合わせることになります。この時の日本語が不自然で、詐欺と気が付く場合が以前は多かったのですが、今では完璧な日本語を使い、日本名を名乗って返信をして来ます。外国人が通称名で使うケースが多いような名前ではなく、極めて日本人である名前を明記して来るのです。

質問「この商品はあちこちのサイトで品切れとなっています。在庫はあるのですか?」

偽サイトからの回答「商品についてのご質問ありがとうございました。ご安心ください。この商品は在庫があります。お支払いを確認してから24時間以内に発送致します。」

さて、注文しようとすると、カードでの支払いが出来ません。銀行支払いを求めて来ます。これに対してカード決済が出来ない旨をメールで問い合わせすると・・

偽サイトからの回答「お世話になります。大変申し訳ございませんが、特別割引商品をご購入いただいておりますので、ご希望の商品は代金引換、カード払い、クレジットカードなどのお支払い方法には対応しておりません。振込手数料を負担させていただきますので、銀行振り込みでのお支払いをお願いします。ご不便をおかけしますがご了承ください。」

ここで真面目な通販サイトの為にも書いておくと、銀行や郵便振り込みを指示したからと言って、詐欺サイトとは断言出来ません。例えばほんの数年前まで、歌手の太田裕美さんのコンサートチケットは、当時の契約先である「ボイスアンドリズム」という会社が販売していましたが、郵便為替による購入だけで、クレジットカードによる販売はしていませんでした。

マンションなどの1室を事務所にしたり、自宅を会社として登記して、インターネットを使った仕入れ・販売によって倉庫を借りないようにする。これにより不良在庫を抱えるリスクを回避して利益を上げる中小・零細企業はいくらでもあります。特に政府が起業を奨励するする昨今、小さな独立起業や副業が増えています。その際にクレジット決済を利用するとそれなりの手数料を取られることから、振込による決済を採用している会社は少なくありません。

ここまで来ると欲しかった商品が目の前にぶら下がった状態になるので、最後に「商品があってほしい!」という「願い」というか「欲」のせいで目がくらんでしまい、詐欺口座に振り込みをしてしまい、その後は一切の問い合わせへの返信も途絶え、勿論商品は送って来ないし、お金も返って来ないということで詐欺が完結します。

では次回は、実際の詐欺サイトを見ながら、その詐欺を見破り方、一体どんなクズが詐欺を行なっているのか、実際の詐欺の名義や振込口座を明記した上で、もし皆さんが詐欺に遭った時にどうすれば良いかを記すことにします。1人でも詐欺の被害に遭わないことを祈って止みません。しかし、現実には詐欺の被害はコロナウィルスの感染拡大のように、日本中に増え続けているのです!ご注意下さい。


あなたの行く商業施設は大丈夫?

2022-10-21 | 今を考える
19日までの1週間に報告された国内の新型コロナウイルスの新規感染者数が、前週比で1.35倍となり、約2カ月ぶりに増加に転じたことが厚生労働省の集計で分かりました。(沖縄を除く46都道府県で増加)勿論死者も毎日カウントされています。気候も良くなり、旅行のキャンペーンなどもあって出歩くことが多くなって来ましたが、コロナ感染が収束したわけでは決してありません。第8波が起きる可能性は非常に高いと思いますので、日々、新型コロナウィルスには気を付けましょう。
 
屋内はやはり要注意。人との距離とか密度とかではなく、その施設自体の換気に注意しましょう。その為にどこを見るのか?
 
 
例えばここは、とある駅の商業施設です。いろんなお店が建物の中にはあり、それぞれのお店が感染対策には気を配っているはずですが・・・
 
この施設に設けられた換気・空調システムはどうなっているのでしょう?どんな建物にも換気口が必ずあります。その内の1つを見てみると・・・
 
 
換気口は何か所もありますが、全てここと同じように汚れています。「そもそも換気出来てないでしょう?」というレベルの汚さ。
 
こういう施設は施設内がいくら綺麗に見えても駄目。1つ1つのお店では気を使って手指消毒のアルコールを設置していようが、この建物内の空気の換気がろくに出来ていない!施設の管理を請け負っている業者は、こういう所のメンテナンスをなぜしないのか?テナントに入っているお店も、なぜ指摘しないのか?みんなが他人任せにして「自衛」を怠っている気がします。
 
飲食店の多くも対策と言いながら、相変わらず空気の流れを止めるアクリル板を設置したままです。アクリル板を間に挟んで向かい合って話をすると、聞こえ辛いので大声になるお年寄りも多く、逆効果にしか思えません。
 
僕は、ほんの一握りの空間だけではなく、施設自体の換気をチェックし、こういう所は利用しないようにして行きます。
 
コロナ対策が全国で緩んで1番迷惑だなと思うのは、歩行タバコの人が明らかに増えて来たことです。煙たいし、灰や火も飛んで来ます。老人が運動のためなのか自転車に乗って、あてもなく散歩のように走っている姿もよく見ますが、これが喫煙しながらというのも多い。馬鹿は煙以外にも、灰や火を人に向かって飛ばしていることが理解出来ていないようです。

まだまだ!“東スポ”からアントニオ猪木追悼号!

2022-10-20 | 本は友達・読書も大切です!

アントニオ猪木がいなくなって、もう20日が過ぎようとしています。プロレス・ブームも過ぎ去った今では、プロレス雑誌も激減し、ベースボール・マガジン社の週刊プロレス増刊号が1人勝ちで、猪木を追悼していましたが・・・

出せば売れる素材を放っておくほど業界は甘くない。本日はプロレスの老舗、「東スポ」が「追悼特別号」を発売しました。掲載された多くのオフショットは貴重で、自宅でくつろぐ姿や風呂場の珍しいシーンも。後に永遠のライバルとなるジャイアント馬場さんと過ごした60年代の日本プロレス時代の蔵出し写真も満載。読み所はやや物足りなさを感じますが・・・

逆に先に発売した「日刊スポーツ」や「スポニチ」からの追悼号の方が読ませる内容と共に、どちらも新聞紙2ページ分のポスターを付けており、紙の質に文句を言わなければ、最高の写真がポスター化されていますので、それだけでも購入価値があります!

メルカリやヤフーオークションにも多くが転売目的で出品されており、入手出来ない方は、アマゾンから購入するのがお得です。プライム会員なら送料も必要ありません。在庫僅少につきお早めに。

 


阪急宝塚線・庄内の “鉄橋” はどこから来た?

2022-10-19 | 昭和・懐かしい大阪の風景

この白黒写真は昭和30年代に、阪急宝塚線・庄内駅より南に向かった場所にある、阪急電車の鉄橋です。この鉄橋は現在もそのままです。

よく見ると、鉄橋が短い。本来もう少し長い橋が必要なのですが、足りない部分は橋脚を作ることで補っています。というのは、そもそもこの橋は他の場所にあったものを、ここに運んで2次利用しているからです。

そもそも阪急・梅田駅はこの写真のように、阪急百貨店の前の目抜き通りが駅ホームでした。それが現在のように通路になったのは、駅が現在の場所に移動したからです。

駅がこの場所にあった当時、当然JRの線路と阪急の線路は交差していました。

交差している部分は、阪急が高架、国鉄(JR)の線路が地上だったのですが、国鉄大阪駅の高架化に際し、国鉄が交差部の上下を入れ替えることを阪急に強引に申し入れ、一夜にして入れ替えました。結果、阪急の線路が地面の上を走ることになり、高架として使っていた鉄橋が不要になりました。

そして当時(昭和10年)、絶好のタイミングで庄内のこの現場に産業道路(後の国道176号線)が作られていたので、ここにその梅田の橋を運んで架橋したのです。

176号線の道幅には鉄橋は足りるものの、鉄橋としては短かかったので、橋脚を足して問題解決となりました。

この橋脚部分(写真右側の部分)を設計は、平安神宮や築地本願寺なども手がけている建築家・伊東忠太氏によるもので、この記事の1番上のカラー写真(阪急百貨店前通路)の壁上部にあるモザイク画やシャンデリアも氏のデザインです。

上はかつてその時代の通路の最南端部にあった「旧梅田駅の待合室」です。ここも氏の設計。ほんの数年前まではこういう味わいのある風景だったのが、今では嘘のように変わり果ててしまいました。僕にとっては、こちらの景色の方が馴染み深い。

いろんな場所に、昔ながらのものが今も残っている。そういう所を探すのはとても楽しい散歩になります。


蕾-tubomi-珈琲 ~惜しくも閉店

2022-10-18 | 昭和の喫茶店

本当に美味しい珈琲を、居心地の良い空間で飲ませてくれる喫茶店。少なくなりました。街を見渡してもチェーン店ばかり。チェーン店の味が悪いというのではなく、お店の雰囲気や客層が、僕の行きたい喫茶店とは全く違うだけです。

ジャズ喫茶や、趣向を凝らしたオーナー個人経営の「昭和の喫茶店」に馴染んだ年代の方々にはお分かり頂けると思います。飲食店業界にとっては、この3年にも渡るコロナ禍が大打撃だったことは分かりますが、それ以前からいわゆる「名店」は減り続けています。喫茶店でゆっくり寛ぎ、友人達と静かに楽しく語り合うことは、今ではなかなか叶いません。

そして、また1店、素敵なお店が先月9月30日をもって閉店となりました。大阪・天王寺区六万体町の「蕾-tubomi-珈琲」です。自家焙煎の珈琲豆で煎れてくれる珈琲が香りも味も最高でした。

昭和の喫茶店ではなく、平成の喫茶店でしたが、12年間の営業を終えてしまいました。

友人に薦めてもらい、このお店を知りましたが本当に美味しい珈琲を飲むことが出来ました。コロナ禍になる以前から、珈琲の香りを汚さないように禁煙。大勢の来店や店内での大きな声をお断りと謳っており、静かな店内には珈琲の香りとジャズだけが流れていたのが忘れられません。

コロナ禍となってお店まで足を運ぶことが出来なくなってからは、3年間ずっと焙煎仕立ての新鮮な珈琲豆を郵送で届けてくれました。コロナ禍でも10周年、11周年、そしてこの7月には12周年を迎えたところだっただけに、突然の閉店のお知らせを頂いた時はかなり驚いた。いろんな種類の珈琲、ブレンドの美味しさ、いろんなことを教えてもらったお店です。

さて、今は最後の豆が手元にあるのですが、これを飲み終わったら何年振りかの「珈琲難民」に逆戻りです。1日も早く美味しい珈琲豆を提供してくれるお店を見つけ出したいと思います。