ロシア生まれのピアニストながら、日本を拠点に活動するメジューエワさん。
毎年、京都でリサイタルを行っているが、この1月に昨年のリサイタルがリリースされた。
プログラムは、ベートヴェン最晩年のピアノソナタが3曲。
・第30番 ホ長調 作品109
・第31番 変イ長調 作品110
・第32番 ハ短調 作品111
いずれも、きっちりした構成のソナタだが、彼女はこれらを淡々と弾いていく。美しい音は、清流の水の流れのようだ。
アンコールは、バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻から「プレリュード」ヘ短調 BWV857 が演奏された。