ベルギーの首都ブリュッセルの北45kmに位置する美しい港町アントワープ。
英国人作家ウィーダの児童文学作品「フランダースの犬」の舞台として(私たち日本人には)記憶されています。ただ、現地では、この物語はあまり知られていないそうです。
市の中央部には、欧州随一の美しい尖塔を持つ聖母(ノートルダム)大聖堂があります。
礼拝堂の大きな写真はこちらにあります。
そして、あの少年ネロが、クリスマスの夜にようやく見ることができたというルーベンスの「キリスト降架」などが展示されています。
磔刑にされたキリストの亡骸を十字架から降ろす場面を描いた三連祭壇画で、縦4.2mx幅6.2mの大作です。
他に、3部作を構成する「キリスト昇架」と「キリストの復活」があります。
加えて、礼拝堂の正面には、「聖母被昇天」が掲げられています。
また、四方の壁に埋め込まれたステンドグラスは、数々の物語とともに礼拝堂の雰囲気を盛り上げています。
このルーベンスの超大作を親しく目にすることができたのも、今回のツアーの成果でした。
おまけ。聖母大聖堂の尖塔を別の角度から~。