昨日、SCF(札幌シネマフロンティア)で観た。
久しぶりの劇場映画で、且つ、報道の自由とは何か、ジャーナリストの矜持とは等々、今の日本の世相にも強く訴えるものがあり、とても良かった。
また、スピルバーグ監督の下、今年のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたメリル・ストリープと、渋みの増したトム・ハニクスが実在感たっぷりの演技を披露している点でも楽しめた。
映画は、時の政権を監視し、報道の自由を死守しようとする新聞人の奮闘を描いている。
つまり、時の権力から掲載中止の警告が出る中、7,000頁にも上るヴェトナム戦争に関する国防総省のレポートを、社主の女性社長と気骨ある編集長が、政府の脅しに屈することなく報道したワシントポスト紙の偉業を称えた造りになっている。
昨今、アベ政権によるデタラメな政権運営と、これに対峙すべきマスコミの姿勢が問われている時だけに、この映画の持つ意義は極めて大きい。是非、ご覧になられることをお勧めします。写真は、映画のHPから借用しました。