ようやく、少しは自粛ごもりから覚醒しつつあるのか、昨日、掲題の大曲(80分)を聴く気になった。
大分前に購入してあったのだが、これだけの大曲になると、ある種の(心の)準備がないと最後まで聴き通すことは難しい。
テーマは、死者の(魂の)「復活」で、メータの大胆な音楽づくりと、これに応えたウイーンフィルの演奏とが相まって、かってない壮大なマーラーを聴くことができた。
あたかも、コロナ禍により命を奪われた多くの人々の鎮魂歌のように聴いた。
ただ、古いレコードということもあり、弱音部でのノイズが気になったので、次回は盤面をしっかり洗浄してから再挑戦したいと思った。