アーバンライフの愉しみ

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柳 広司著「風神雷神」

2020年06月10日 | 読書三昧


俵屋宗達の作品とその革新性の秘密に迫った柳氏の大作。
「小説現代」2016年11月~17年6月連載、上下巻500頁。

国宝3点、重文10点以上という作品群を生み出した天才絵師「俵屋宗達」とは何者か?

江戸初期、京都で「俵屋」という扇専門店を率い、その革新的な絵画技法で絶賛を浴びつつ、他方、一流の文化人であった本阿弥光悦や烏丸光広らの書巻に下絵を描きつつ独自の技法を編み出して「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」や「蔦の細道図屏風」を制作し、遂には、「風神雷神像屏風」を生み出した「俵屋宗達」の生涯に肉薄した物語。ご一読をお勧めします。(お勧め度:★★)

 

 

 

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