4年ほど前から定期購読しているが、日頃はあまり熱心な読者ではない。
毎号送付されてくると、料理のレシピなどをチラチラと見て、そのまま「積ん読」状態となっていた。
昨日、たまたま最近号(18号~通巻509号)を手に取り、あちこち拾い読みを始めたら止められなくなってしまった。
要は、どの記事も、日頃目に触れる文章とは物を見る角度が異なっていて、それがとても新鮮に映った。
例えば、人気の萩上チキさんの「みらいめがね」という連載エッセイがあり、今号は「世界とつながる」という(同氏の高校生の頃の)米国テキサス訪問記で、これがめっぽう面白かった。
つまり、たった2週間の短期留学だったのだが、何につけサイズの大きさには目を丸くした由。例えば、マクドナルドのLサイズドリンクは、1リットル以上あるし、バーベキューでは、肉、肉、肉のオンパレードで、そのLLサイズの肉にバシャバシャとバーベキューソースを掛けて焼き上げるという。
テキサスを訪れたことは、その州と同じく、大きくて多面的な経験となった。そこで見た風景、吸った空気、得た言葉、会った人々等々・・・。
他に、岡本仁さんの「また旅」~【掛井五郎さんの彫刻】もとても良かった。