昨日午後、札幌Kitaraで掲題のコンサートを聴いた。
会場は小ホールでチケットは完売。満席の盛況であった。
著名なピアニストの野平氏が、バッハのゴルドベルグ変奏曲や平均律クラヴィーア曲集をチェンバロ、ポジティフオルガンとピアノのそれぞれで弾き、「バッハの望んだ響きを探索しよう」という試みであった。
それぞれの楽器の外観は、チラシに出ているが、小生が最も「それらしい」と思ったのは、「ポジティフオルガン」であった。
それはこじんまりとした造りだが、音量も音色も(造りつけのパイプオルガンと)遜色なく、まるで「神と対話している」ような雰囲気がバッハの音楽にふさわしいと思った。
また、チェンバロは「サロン」向き、ピアノは大規模コンサート向きと思った。