アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

それ見たことか~GDP大幅減

2014年08月14日 | ドラミング
昨日、内閣府が発表した4-6月期のGDPの速報値は、年率換算の実質で、6.8%減と予想を越える大きな落ち込みとなった。

これは、GDPの6割を占める個人消費が5%減となった他、住宅投資も10.3%の大幅減となったのが主な要因だ。

こうした状況は、小生らが日頃実感している景況感と一致する。例えば、最近のスーパ-などでの大幅な客足の減少がそれを物語っている。



消費税増税に伴う電気・水道・ガス・JRなどの公共料金の値上げに加え、ここぞとばかりの便乗値上げも手伝い、小生ら庶民の消費生活に大きな影響を与えている。

こうした支出増に対処するため、例えば、拙宅では、年一度の海外旅行を止めたし、散髪をクイックカットに切り替えたり、お米のグレードを一段落とすなどしている。

一方、サラリーマンの給料(雇用者報酬)もこの4-6月期に、さらに1.8%減となったようで、この先の景気の回復など望むべくもない。

異常なジャブジャブ金融緩和や物価上昇目標の設定など、死に態の景気にモルヒネを打ち続けるアベノミクスの破綻が近づいている。
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夏ゼミはどこへ行った

2014年08月13日 | 田舎暮らし
先日、どりさんのブログを拝見していて、横浜はセミが多くて苦労しておられることを知った。

ところが、どういう訳か当地はこの夏、セミを見かけないし、また、ジィージィーという声も聞こえない。



当地の夏ゼミは大体こんな形をしていて、いつもの年なら耳を覆いたくなるほど姦しく鳴く。

勿論、自然のうつろいは、年によって大きな差があるのが常だが、それにしてもどうしたのだろう。

そう言えば、この夏は、蚊の発生も異常に少ない。部屋の窓を開け放していても、蚊に刺されることがない。

これは大いに歓迎すべきことなのだが、セミがいないのとリンクしているようで気味が悪い。

蚊が少ないのは、虫類全般の発生が少ないことのようで、結果、小鳥たちもこの辺には寄り付かない。いつも朝早くから「キョロンキョンパッ」とうるさいアカハラのさえずりも聞こえない。

春先には、ブランコ毛虫の中くらいの発生があったが、台風の度重なる襲来や大雨など、このところの天候異変と連動しているのかと、少々、心配ではある。
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ゆっさゆっさ

2014年08月12日 | つぶやき
一昨日、午後1時前の青森県沖地震。
当地も、それほど大きくはなかったものの、ゆっさゆっさと揺れました。

それにしても、ツイッターの速報性はすごい。
こんなつぶやきがすぐ出た。




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ようやくトマトが~

2014年08月12日 | 田舎暮らし
台風一過のさわやかな風が吹いています。
日差しも出て、何となく秋の兆しを感じさせる朝です。

菜園の夏野菜は、このところの雨で元気をなくしていますが、それでもようやくトマトが色付き始めました。



これで夏野菜も、役者がそろったことになります。

一昨日、都内に住む息子のところへ、カボチャやジャガイモなど菜園で採れた野菜を送ったのですが、トマトだけは近くの産直屋さんで購入したものを入れました。今後は、自宅野菜で対応できそうです。
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面白い~松井今朝子著「今ごはん、昔ごはん」

2014年08月11日 | 読書三昧
京都の日本料理屋に生を受けた筆者(第137回直木賞受賞者)が、食に関するウンチクを傾けたショートショート60編。



兎に角、面白い。
今も昔も、人びとは何ゆえに、これほどまでに「食」に入れあげて来たのか。

筆者の中に流れる料理屋の子としてのDNAのなせるところか、あるいは、独特の食い気によるものか、食に関するありとあらゆる話題が取り上げられていて息つく間もなく読み終えた。

例えば、あのおなじみのポップコーンだが、江戸時代にはすでに人々の愛するスナック菓子となっていたというから驚く。

他にも、日本三大祭りのひとつ、京都の祇園祭などについてのウンチクも披露され、山と鉾の違いとか、それぞれ何基あってどのように引き回されるかなども教えられる。ご一読をお薦めします。(お勧め度:★★)
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指弾された集団的自衛権

2014年08月10日 | つぶやき
昨日の長崎原爆被災を記憶する平和式典では、長崎市長をはじめ被爆者代表の式辞で、安倍政権が進める「集団的自衛権の行使容認」の閣議決定が、戦争への道を開くのではないかと厳しく指弾されました。



こうした動きは、100人を越える憲法学者による「閣議決定撤回を求める声明」ともなって顕在化しています。


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My Favorite Analog!~弦楽四重奏曲「死と乙女」

2014年08月10日 | この一枚
数ある名曲の中でも、ひときわ異彩を放つシューベルトの弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 「死と乙女」。



第2楽章に、同名の歌曲の旋律が使われていることから、この四重奏曲も「死と乙女」と呼ばれる。

~病の床に伏す乙女は、死神に「立ち去って」と懇願するのだが、死神は、「お前を苦しめるために来たのではない、(永遠の)安息を与えるために来たのだ」と語りかける~

演奏は、「コレギウム・アウレウム(黄金楽団)」。
この楽団は、できるかぎり作曲された当時の演奏スタイルを再現したいと、使用する楽器にもこだわりをみせる。

ちなみに、ヴァイオリンは、1741年製のガルネリと1814年製のマルコンチーニ、ヴィオラは、1690年製のグランチーノ等というからすごい。

それらが奏でる音楽は深く憂いに満ち、聴く者を捕らえて離さない。
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コピペ王

2014年08月09日 | ドラミング
6日、安倍首相が広島原爆被災の平和式典で行った挨拶が、冒頭部分を含め、そのほとんどが昨年のそれをコピペしたものであることが判明し話題となっている。

例えば、冒頭部分はまったく同じ。
2段目以降も、「68(69)年前の朝、一発の爆弾(原爆)が、十数万になんなんとする、貴い命を奪いました。7万戸の建物を壊し、一面を業火と爆風に浚わせ、廃墟と化しました。生き長らえた人々に、病と障害の、また生活上の言い知れぬ苦難を強いました」とまったく同じ。(カッコ内が本年分)

勿論、作成したのは官邸の事務方だろうが、この式辞ひとつとっても首相や彼らの周囲にいる人々の原爆被災に対する想像力のなさがうかがえる。これは、首相が靖国参拝にかける意気込みとは対極にあるように見える。

また、今日、おなじ69回目の原爆被災を記憶する式典が開催される長崎市では、式辞の起草委員会のもとで綿密な検討がなされ、原案にはなかった安倍政権の「集団的自衛権の行使容認」に対する否定的見解が入ったこととも対照的である。(関連記事


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雨、雨、雨

2014年08月08日 | 田舎暮らし
当地(北海道ニセコ)は、このところ雨が降り続いています。
前線が停滞しているためで、この時期、これだけ雨が続くのはめずらしいです。

このため気温は低く、一時の猛暑がウソのようです。
昨夜など、窓を閉め切り、厚手の布団をかけて休みました。

この影響で、菜園の夏野菜も元気がなく寂しい限りです。
ナスはなかなか大きくならず、トマトは実をたくさんつけている割には赤くなりません。



そんは中でも比較的元気なのは青物野菜で、蔓インゲンやモロッコなどは、毎日、食べきれないほどの収穫があります。

また、過日、ジャンボ化した実をつけたズッキーニは、葉をモヒカン状に刈り上げて(巨大化を)抑制していますが、それでも雨の影響か、よく育っています。



ニンジンは、例年、きちんと発芽させるのが難しいのですが、今年は順調で、間引きにも耐えてよく成長しています。



強い日差しの夏が早く戻って来て欲しいと思っています。
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それなりの~葉室麟著「紫匂う」

2014年08月07日 | 読書三昧
直木賞作家、葉室麟氏の最新作を読んだ。
12年12月から翌13年6月まで全国17紙に連載された新聞小説。



物語~剣の達人ながら凡庸な夫と二人の子どもとともに穏やかに暮らす澪(みお)。藩校の秀才で側用人にまで出世したかっての恋人との再会は、澪の心を揺らすことに・・・。

最近の同氏の作品に物足りなさを感じていたので、あまり期待もせず読み進んだが、新聞小説ということもあって筋立てがはっきりしていてそれなりに楽しく読むことができた。

しかし、内容も文章も人妻ものとしての常識の域を出ず、また、かっての思い人だった秀才の人物像もあいまいで魅力的でない。何故、主人公がそのような人物を慕っていたのか説得力に欠ける。

このところ、同氏の新作「月神」、「潮鳴り」そして「山桜記」と読んで来たが、受賞前後にはあった書くことへの喜びや、新鮮さが伝わって来ず、且つ、文章の切れもなくなっているようで、このままでは大成は望めそうもない。

言い方を変えれば、彼の引き出しにはかぎりがあるということだろう。
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