昨日、静岡県立総合病院が、患者を取り違えて別の患者から前立腺を摘出してしまうという医療ミスがあったと発表した。
先月、同部位の手術を受けた小生としては穏やかでなく、ニュースを追ってみると、どうやら、検査入院の段階で採取した検体を取り違えたことから、「がん」ではない患者の前立腺を摘出してしまったということらしい。
この場合、検体の取り違えが手術の取り違えに発展したもののようだが、手術それ自体を別の患者に施してしまうこともあるというから怖い。
小生の実体験では、次のような手順で患者確認が行われた。
①先ず、入院すると同時に、氏名が記載されたリストバンドを装着された。
②手術の際は、病室の看護師が付き添い手術室へ移動したが、その際看護師は、小生の各種データを記録したPCを載せたトロリーを帯同した。
③手術室では、手術看護師「2」名が出迎えたが、その面前で、氏名と生年月日を復唱させられ、それがPC内のデータに合致することを確認した上で、病室看護師から手術看護師へ引き渡された。
④腰椎麻酔を受ける段階でも、リストバンド記載の氏名に対し、復唱を促された。
以上のような手順を踏めば、患者の取り違えなどは起こらないのではと思った。