東京に行ってきました。3月1日は「パフナイト」、そして2日は「つなぐ会in東京」でした。たくさんの人たちと新たに出会うことができ、感動することもたくさんありました。
パフナイトにはつなぐ会から4人の親が出席し、大いに宣伝させていただきました。今回初の試みとして大阪、青森、東京の3会場をつないでのインターネット3次元中継をするということで、「へぇ~テレビ局でもないのにこんなこともできるんだ・・」と4人の親軍団は感心するやら驚くやら。アップテンポの東京弁にまったりとした大阪弁(笑)、そして温かみのある青森弁がいき交う中で、時代の変化をひしひしと実感した次第でした。会場のパフスペースには40人以上参加しておられたでしょうか。自己紹介と会の生い立ち、そしてこれからの展望などを聴いていただきました。
質問会に移って出たのはおなじみの「やっぱり親って孫がほしいですか?」という質問。これは子どもたちにとって親にカミングアウトする際の一番の心配事項なのでしょうか・・?今回はお父さまからのお返事をご紹介します。「たとえ異性愛者であっても子どもを作るかどうか、それはわれわれの問題ではなく子どもの問題ですから、親が孫の顔が見たいと言ったってそんなことは気にしなくてもいいのではないですか・・それは親のわがままですからね」ときっぱり。こんなお父さまもいらっしゃいますのでみなさんご安心を! たしかに会に来て泣かれる親御さん(特にお母さまが多いでしょうか・・)の悲しみは「孫を抱くという将来の夢が消えてしまった・・」というところから来ている場合もありますが、現実には子どもが異性愛者であっても結婚しない人もいるし子どものいない人もいるし、つまり孫のいない人はたくさんいるわけですし、親の思い通りに子どもの人生が進んでいくはずはないのですから、やはり親のわがままなのでしょうね。
スタッフのみなさんの気さくな雰囲気で緊張もせずむしろ笑いの連続で、大いに楽しませていただいた会でした。そしてありがたいことに「つなぐ会in東京」は次回からパフスペースをお借りすることになりました。公共施設はいろいろな団体の行事で詰まっていることが多く、予約するのに一苦労しています。心から感謝です。これからお世話になります。ありがとうございます!!
そして2日の「つなぐ会in東京」。こちらも40名近いご参加をいただき、ほんとうにすばらしい会となりました。今回は東京のお父さまとお母さまを中心に行われたはじめての会でしたが、お二人の明るいお人柄と参加者のみなさんの応援で前途洋洋の出発となりました。今後、ここにも新しい親や家族や友人が加わっていってくださることでしょう。関西も負けてはいられないです!(笑)
前日のパフナイトでの宣伝効果もあって初めて参加してくださった方も多く、中でも92歳のお母さまの車椅子でのご参加は、私たちにとっては心から勇気付けられる出来ごとでした。「このような会を作られたみなさんの勇気はすばらしいと思います。おめでとうございます!」というお言葉をいただき、ついつい涙が出てしまいました。長年大学で教鞭をとってこられたというこのお母さまの一言一言には、みなさん大きく頷くばかり。「私は長い間いろいろなことを学んできました。貧困にあえぐ国に行ったこともありました。でも性の多様性は学ばなかった。もっと学んでおけばよかったと思っています。」また「私は人生の中で三つのことを学んできました。All people are the same. 人間はみな同じである。 Some people are the same. でもその中でも似かよった人達がいる。そしてNobody is the same. よく見ると一人ひとりみんな違っている。同じ人はいないのですね」と英語を交えて話されたその言葉には驚きとともに感嘆のため息がでるほどでした。ほんとうにそのとおりだと・・。長い人生を真剣に生きてこられた大先輩に大切なことを教えていただいたひと時でした。
また会始まって以来最年少となる、15歳のレズビアンのかわいい中学生にもご参加いただきました。お友達と20人にカミングアウトするという約束をしてご両親にもカミングアウトしたけれど、どうやらお母さまが難しい状況とのこと。『カミングアウト・レターズ』を読んで編者のRYOJIさんとメールする中でこの会を知ってくださったということでした。「お友達と約束して・・」という彼女はほんとうに純真でまっすぐで、きらきらと輝いて見えました。彼女のこのきれいな心を、お父さまもお母さまもどうか理解し応援していただきたいと願わずにはいられません。彼女のような前途洋洋の若者たちの心をどうか無理解な言葉で苦しめないで、と社会に叫びたい気持ちです。
ほかにも様々な活動をしておられる方々が参加してくださいました。
☆大学生たちのグループ「Rainbow College」
彼らは今、携帯フィルタリングによって未成年者がLGBT情報を受け取れなくなることに抗議の声をあげる活動をしています。会としても賛同のメッセージを送り ました。「みんなのキャンパス~LGBTのための学生生活ガイド」というサイトも 開いています。
http://lgbtresearch07.blog104.fc2.com/
☆ウーマンズ・ウィークエンド(WWE)
今年で21回を数えるというこの会は、11月1日(土)~11月3日(月・祝)に国立オリンピック記念青少年センターで開催されるとのこと。現在ワークショップ主 催者募集中!とのことです。まずは3月30日(日)にプレ企画として『WWE@お花見』を開催するそうです。詳しくは http://www.geocities.jp/wwe_tokyo/ まで。
☆“共生社会を作る”セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク
こちらは政治へのアプローチの一歩として、これから各政党へロビーイングをしていこうと立ち上げられた超党派の会です。大切なことですね。何も知らない政治家は多いですから・・(涙)92歳のお母さまを連れてきてくださった、原ミナ汰さんが代表を務めておられます。「つなぐ会」も応援していきます!
そして最後になりましたが、うれしいご報告が・・。NHKの「ハートをつなごう」で「ゲイとレズビアン」をテーマにした企画が進んでいるそうです。この番組はこれまで何回か「性同一性障害」を取り上げて社会への啓発の一役を担っていましたが、放送のたびに「同性愛についてもとりあげてほしい」という声がたくさん届いていたそうです。そして今回の企画が決まったとのこと。声を届け続けることは大切ですね。あちこちで取材を進めておられるそうで、先日は神戸まで、そして今回はパフナイト、つなぐ会と連日ご参加くださいました。軽々しいメディアの発信には、当事者の方だけでなく親なら誰もが心を痛めていたはずです。この企画は涙が出るほどうれしいことです!社会に対して正しい認識を呼びかける大きな一歩となることでしょう。どうかいい番組になりますように!!
パフナイトにはつなぐ会から4人の親が出席し、大いに宣伝させていただきました。今回初の試みとして大阪、青森、東京の3会場をつないでのインターネット3次元中継をするということで、「へぇ~テレビ局でもないのにこんなこともできるんだ・・」と4人の親軍団は感心するやら驚くやら。アップテンポの東京弁にまったりとした大阪弁(笑)、そして温かみのある青森弁がいき交う中で、時代の変化をひしひしと実感した次第でした。会場のパフスペースには40人以上参加しておられたでしょうか。自己紹介と会の生い立ち、そしてこれからの展望などを聴いていただきました。
質問会に移って出たのはおなじみの「やっぱり親って孫がほしいですか?」という質問。これは子どもたちにとって親にカミングアウトする際の一番の心配事項なのでしょうか・・?今回はお父さまからのお返事をご紹介します。「たとえ異性愛者であっても子どもを作るかどうか、それはわれわれの問題ではなく子どもの問題ですから、親が孫の顔が見たいと言ったってそんなことは気にしなくてもいいのではないですか・・それは親のわがままですからね」ときっぱり。こんなお父さまもいらっしゃいますのでみなさんご安心を! たしかに会に来て泣かれる親御さん(特にお母さまが多いでしょうか・・)の悲しみは「孫を抱くという将来の夢が消えてしまった・・」というところから来ている場合もありますが、現実には子どもが異性愛者であっても結婚しない人もいるし子どものいない人もいるし、つまり孫のいない人はたくさんいるわけですし、親の思い通りに子どもの人生が進んでいくはずはないのですから、やはり親のわがままなのでしょうね。
スタッフのみなさんの気さくな雰囲気で緊張もせずむしろ笑いの連続で、大いに楽しませていただいた会でした。そしてありがたいことに「つなぐ会in東京」は次回からパフスペースをお借りすることになりました。公共施設はいろいろな団体の行事で詰まっていることが多く、予約するのに一苦労しています。心から感謝です。これからお世話になります。ありがとうございます!!
そして2日の「つなぐ会in東京」。こちらも40名近いご参加をいただき、ほんとうにすばらしい会となりました。今回は東京のお父さまとお母さまを中心に行われたはじめての会でしたが、お二人の明るいお人柄と参加者のみなさんの応援で前途洋洋の出発となりました。今後、ここにも新しい親や家族や友人が加わっていってくださることでしょう。関西も負けてはいられないです!(笑)
前日のパフナイトでの宣伝効果もあって初めて参加してくださった方も多く、中でも92歳のお母さまの車椅子でのご参加は、私たちにとっては心から勇気付けられる出来ごとでした。「このような会を作られたみなさんの勇気はすばらしいと思います。おめでとうございます!」というお言葉をいただき、ついつい涙が出てしまいました。長年大学で教鞭をとってこられたというこのお母さまの一言一言には、みなさん大きく頷くばかり。「私は長い間いろいろなことを学んできました。貧困にあえぐ国に行ったこともありました。でも性の多様性は学ばなかった。もっと学んでおけばよかったと思っています。」また「私は人生の中で三つのことを学んできました。All people are the same. 人間はみな同じである。 Some people are the same. でもその中でも似かよった人達がいる。そしてNobody is the same. よく見ると一人ひとりみんな違っている。同じ人はいないのですね」と英語を交えて話されたその言葉には驚きとともに感嘆のため息がでるほどでした。ほんとうにそのとおりだと・・。長い人生を真剣に生きてこられた大先輩に大切なことを教えていただいたひと時でした。
また会始まって以来最年少となる、15歳のレズビアンのかわいい中学生にもご参加いただきました。お友達と20人にカミングアウトするという約束をしてご両親にもカミングアウトしたけれど、どうやらお母さまが難しい状況とのこと。『カミングアウト・レターズ』を読んで編者のRYOJIさんとメールする中でこの会を知ってくださったということでした。「お友達と約束して・・」という彼女はほんとうに純真でまっすぐで、きらきらと輝いて見えました。彼女のこのきれいな心を、お父さまもお母さまもどうか理解し応援していただきたいと願わずにはいられません。彼女のような前途洋洋の若者たちの心をどうか無理解な言葉で苦しめないで、と社会に叫びたい気持ちです。
ほかにも様々な活動をしておられる方々が参加してくださいました。
☆大学生たちのグループ「Rainbow College」
彼らは今、携帯フィルタリングによって未成年者がLGBT情報を受け取れなくなることに抗議の声をあげる活動をしています。会としても賛同のメッセージを送り ました。「みんなのキャンパス~LGBTのための学生生活ガイド」というサイトも 開いています。
http://lgbtresearch07.blog104.fc2.com/
☆ウーマンズ・ウィークエンド(WWE)
今年で21回を数えるというこの会は、11月1日(土)~11月3日(月・祝)に国立オリンピック記念青少年センターで開催されるとのこと。現在ワークショップ主 催者募集中!とのことです。まずは3月30日(日)にプレ企画として『WWE@お花見』を開催するそうです。詳しくは http://www.geocities.jp/wwe_tokyo/ まで。
☆“共生社会を作る”セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク
こちらは政治へのアプローチの一歩として、これから各政党へロビーイングをしていこうと立ち上げられた超党派の会です。大切なことですね。何も知らない政治家は多いですから・・(涙)92歳のお母さまを連れてきてくださった、原ミナ汰さんが代表を務めておられます。「つなぐ会」も応援していきます!
そして最後になりましたが、うれしいご報告が・・。NHKの「ハートをつなごう」で「ゲイとレズビアン」をテーマにした企画が進んでいるそうです。この番組はこれまで何回か「性同一性障害」を取り上げて社会への啓発の一役を担っていましたが、放送のたびに「同性愛についてもとりあげてほしい」という声がたくさん届いていたそうです。そして今回の企画が決まったとのこと。声を届け続けることは大切ですね。あちこちで取材を進めておられるそうで、先日は神戸まで、そして今回はパフナイト、つなぐ会と連日ご参加くださいました。軽々しいメディアの発信には、当事者の方だけでなく親なら誰もが心を痛めていたはずです。この企画は涙が出るほどうれしいことです!社会に対して正しい認識を呼びかける大きな一歩となることでしょう。どうかいい番組になりますように!!