LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

東京ミーティング【親の会】(8月18日)レポート

2019年08月31日 | Weblog

渋谷区勤労福祉会館にて開かれた今回の親の会は、参加者13名。

こじんまり、和気藹々としたミーテイングとなりました。

 

カップルで参加された方もいらっしゃいました。積極的にお話するのはもっぱら母親。子どもの実情を受け止め応援しようとされていて、子どもより先走っていないかと心配するほどの安定感。父親たちも、寡黙でありながらも子どもの現実をしっかりと受け止めているご様子で心強い。母親は、子ども本人がセクシュアル・マイノリティ当事者として生きていくためのノウハウをサポートしようとするのに対して、父親は、社会人として生きていく姿勢を問うているのが印象的でした。どちらの面も重要ですが、母親と父親の子どもを見つめる視点の違いというのでしょうか。つなぐ会はどちらかというと母親参加の傾向が強いですが、こんな点からも、もっと父親の会員が増えてほしいと願うところです。

 

積極的な応援態勢の親もいれば、なかなかその域に達せない親もいます。こればかりは仕方のないこと、親は情報皆無の中で何十年と生きてきて、セクシュアル・マイノリティの認知も受容もない社会の中で子育てしてきたんですから、即理解せよと言われても・・・。

セクシュアル・マイノリティの子どもとヘテロセクシュアルでありシスジェンダーの親との関係は、理解できないまま平行線を辿るのか、あるいは理解努力をして子どもの現実に歩み寄るのか。これは他人が指示してできるものではなく、親と子がお互いに見つめあい模索しながら、心地よい関係性を探っていくしかありません。時間はかかるでしょう。でも、子どもとの関係をこのままで終わらせたくないと思うからこそつなぐ会にやってきたのだと思います。

今、その時がターニングポイント! 

その気持ちを忘れずに、つなぐ会に来続けるとどうなるか? 他人との出会いによって、その言葉によって少しづつ自分の何かが変わる。自分が変われば子供も変わる。親子関係の空気感が変わります。そして気がつくと、子どもも自分なりのスタンスで未来に立ち向かおうとしているでしょう。その時、人生の色合いが変わって見えてくると思います。

 

 

 つなぐ会は、そんな親子の変わり様を何組も見てきました。

これからも引き続き、そのような場でありたいと思います。

 

M


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7月名古屋ミーティングレポート

2019年08月17日 | Weblog

事者3名  FTMの子を持つ父1名  FTMの子を持つ母5名

MTFの子を持つ母1名

女性同性愛者1名  女性28日名古屋ミーティングレポート



小学校6年生の当事者の母より、中学の制服が心配

にたいして、文科省から性同一性障害の子供への合理的配慮の通達が4年前から教育委員会に通達されているはず、本人の強い意志と丁寧な説明を学校へ伝えることが大切。

 

FTMの子を持つ母から、今日からでも男の子として育ててあげてほしい、親として、はじめは抵抗あるかもしれないが、家の中だけでも男の子として接してあげてほしい。

 

ただ、揺れ動くこともあるので、子供と一緒にじっくり考えてほしい。

 

アライアンスの方から、実際に当事者の話を聞いて「こんなに生きつらいんだ」と思った。

 

小学校の男女分け(名札の色青とピンクなど)がしんどい

 

ネットが支えだったが、ここにきて、ひとりじゃないことが分かった(小学生の当事者)

 

担任の先生から、とりあえず、病院に行ってくださいと言われた。「障害」ととるか

「個性」ととらえるか?

 

土台が(本人の強い自認)がしっかりしていないさまよっている間は、制服はスカートでいいのではと、母として思いう。メディアでも女性から男性になった人は登場していない。ロールモデルが見当たらず、不安。就職できるのか?短命なのでは?わからないことばかりだったが、はじめて、当事者に会ってうれしい。

 

揺らぎに全部付き合ってみればいいのでは。

 

父親としては、FTMの子供の就職と性暴力が心配だが、あなたの人生だよ、と常づね言っている。参加者7月

FTM当同性愛者の子を持つ母1名

アライアンス3名

 

世の中は遅れているから、強い心が必要、耐える力、はねのける力、乗り越える力が必要


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6月名古屋ミーティングレポート

2019年08月17日 | Weblog

参加者FTM当事者1名

   FTMの子を持つ父1名

   FTMの子を持つ母3名

   女性同性愛者当事者1名

   女性同性愛者の子を持つ母1名

 

最近の報告として、

・中日新聞の記事の中に「LGBTは間違ったことでも、特別なことでもありません」と教科書に明記された、記事が載っていた。

・藤田先生・臼井さんの「知ることは大切」の講演の報告として、医療現場の本当の話が聞けて良かったや、最高裁判所での判決で、4人の裁判官のうち、2名が生殖機能の摘出は時代にあっていないと、評論されたことなど、内部のことを知ることができたと、よい感想があった。

・インターナショナルスクールでのカンファレンスの感想で、インターナショナルスクールの先生方が私たち、特に一人のFTM当事者の勇気ある言動が感動したと言ってくださったことがうれしかった。

・7月の名古屋レインボープライドにつなぐ会がブース出展します。

 

近況報告として、

・カミングアウト後の家族、会社での変化。カミングアウトを機に様々なことに寛容になった。自分の中にあるこだわりに気が付いた。

・乳房切除したのに、一年後2度目の手術をしたのはなぜかわからないとの母親からの質問に、もしかしたら、胸に水が溜まっていたり、乳輪の形を変える手術をしたのかもしれないとのアドバイスがありました。

・当事者の父として、父の役割、男社会の現実を知っている分、父親はあまり言葉にできないこともある。社会の厳しさを知っていrから子供から高い壁に見えるのかもしれない。

・カミングアウトを受けてから、あらゆるマイノリティについて考えるようになった(障碍者雇用や、ひとり親家庭について。)




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