LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

12月東京ミーティングの報告

2022年12月26日 | Weblog

 2022年最後のミーティングは、5家族(子ども達も含む)の参加と、当事者はスタッフのみとなりました。

 殆どの家族は、セクシュアルマイノリティと出会うのは自身の子どもが初めてで動揺しています。メディアや本から得るセクシュアルマイノリティの情報は未知の人の話。未知の情報は不安と恐怖を呼び起こし、親は長年培ってきた自身の価値観を揺らがせまいと抵抗し、子どもの気持ちを押さえつけようとします。自分を未知の恐怖に落とそうとする子どもに怒りさえ覚えます。で、親子衝突。或いは親子断絶。その経緯で家を出ざるを得なかったお子さんの相談に長年のってきました。ある方は精神疾患、ある方は依存症、家出の後ブラック企業に拾われてそこからなかなか抜け出せない方もいます。そんな相談者さんのお話を伺っていると、親に理解があって家族が受け入れの場であれば、彼らはこんな苦労をしないで済むのに、と思います。

 片やつなぐ会に駆け込んでくる親御さんたちは、今はなかなか納得いかないけれども子どもが幸せになれる道を探したいという方々です。学校との交渉に頭を悩まし、子どもの将来に向けて情報収集に余念がありません。当事者の言葉に耳を傾け、自分たちの親子関係に照らし合わせて「あの時、息子が言った言葉の意味はそういうことだったのか」と初めて腑に落ち、納得いかなかった出来事に答えを見出します。親はそうやって一歩一歩子どもの後を追いかけていく。だから、つなぐ会の交流会の場に当事者の存在は欠かせません。当事者にとっても、親世代の考え方、親だからこその子どもへの愛情を客観的に見られる格好の場です。

 親子関係で躓いている方、親の本音を知りたい方には、是非交流会に出向いていただき、ご自身の問題の糸口を見つけてほしい。LGBTQユースの未来を拓く為にも、親の応援団を増やすサポートをしてもらえませんか?

 それが、長年世話役を担っている私の願いです。                   M

 

 


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第127回神戸ミーティング

2022年12月18日 | Weblog

本日のミーティングは、

長年来られている方々に加え、

2回目のご参加の方2名にご参加いただき、

開催しました。

 

参加者の中で、

神戸市で活動されている議員さんと

関わる機会のあった方から、

「神戸市が全国よりLGBTの取組みが

遅れている」ことで

様々な困難リストを話されたという

エピソードが挙がりました。

 

そのうち当会としても、

神戸市・兵庫県の取組みを進めるために、

議員さんと情報を共有しながら、

制度等の改革を実現していけるような

コラボができたらと思いました。

 

また、性別違和において、

特例法の手術要件廃止に向けての

話題も挙がりました。

 

当事者の「子どもの産む権利」の侵害や、

昔の優生保護法の断種に通ずる思想が

透けて見えるといったことや、

温泉・トイレ等の区分している「性別」は、

戸籍上の性別と同じ意味ではないことで、

特例法と温泉・トイレ問題は

別々に議論すべき話だという

意見もありました。

 

世の中のセクマイ事情において、

愚痴ですら吐けないのが現実という意見もあり、

当会のミーティングが

それをこぼせる場所だという感謝の言葉もいただき、

改めてミーティングの重要さを実感できました。

 

次回の神戸ミーティングは

1月29日(日)の日程になりますので、

ご参加いただけましたら光栄です。


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12月名古屋ミーティングの報告

2022年12月08日 | Weblog

令和4年12月5日 いなべ市役所 シビック棟2階研修室5

 

トランスジェンダー当事者 3名
トランスジェンダーの子を持つ親 4名
同性愛当事者 1名
同性愛の子を持つ親 1名
産婦人科医師 1名
精神科医師 1名        計 11名

 

【自己紹介から】
一人ずつ、近況報告や、性別適合手術のこと、つなぐ会に参加して親の変化や子の変化などについての話。

【産婦人科医師より】
・当事者である子どもが“何に困っているか”を知ることが大事。
・支援には、ソーシャルワーカー、精神科医などのチームワークが必要。
・困り事に注目して、本人がどうしたいかに着目することが大切。
・大切なことは ①聞く ②知る ③行動する
・子どもたちには、本来は仕事にセクシュアリティは関係ないから、資格を取ったり、
 好きなことを見つけたりして、脳を鍛えることが大事、と伝えている。

 

次回は令和5年1月16日(月)13:00〜 いなべ市役所で行います。

※産婦人科医師にもご参加頂きますので、ホルモンの相談を個別に個室ですることができます。


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