LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

「Rinbow Arts」のお知らせ

2009年03月26日 | Weblog
みなさんは「Rainbow Arts」というイベントをご存じでしょうか?

パレードや映画祭は知っていましたが、こちらは先日ご案内をいただいて初めて知りました。もう10周年だそうです。続いているのですね。続けるって難しいことです。すばらしいですね!ここからすばらしい芸術家誕生!もありうるかもしれません。この時期に東京に行く機会があったら是非立ち寄ってみたいと思います。お近くの方は是非!!
絵心のあるみなさん(なくてもいいかも・・・?)、是非出展してみてはいかがでしょうか?

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Rainbow Arts 2009 参加者募集のお知らせ


Rainbow Artsは、「July Pride2000」でのアート展をきっかけに始まったLGBTを中心とする非営利のアート集団です。
作品ジャンルもキャリアもセクシュアリティも多彩な数多くのアーティストが参加しています。
毎年夏にRainbow Arts Exhibitionを約一週間新宿で開催するほかに、本展に先立ってRainbow Artsの活動を盛り上げるため、プレ・アート展を行っております。

Rainbow Arts実行委員会では只今、Rainbow Arts 2009へ出展してくださるアーティストの方々を募集しています。作家としてのキャリアは問いません。
応募審査なども特にありません。オリジナルの作品を創るアーティストであれば、どなたでも自由にご参加頂けます。

おかげさまで、Rainbow Artsは 2009年で10周年!
記念すべき今年度は、10周年記念企画も続々予定しております。
ここから、ご自分のアートを発信してみませんか?
あなた色、お待ちしております!

■Rainbow Arts 2009年 本展概要
日時:2009年 7月25日(土)~8月1日(土)
会場:全労済ホール スペース・ゼロ
    東京都渋谷区代々木2-12-10全労済会館B1

※ プレ企画概要
・「Rainbow Arts 2009 Pre-Exhibition @ CoCoLo cafe(仮)」
 7月開催を予定しています。(東京都・CoCoLo cafeでの開催が確定、日程未定)
・「Rainbow Arts 2009 Pre-Exhibition on Web」
 mixi「Rainbow Arts」コミュニティほか、インターネット上で開催中です。

詳しい募集要項・応募方法はHPをご覧ください。
HP:http://rainbowarts.info/index.html


■お問合せ先
Rainbow Arts 2009実行委員会
メールアドレス:info.ra2009@gmail.com?



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「ハートをつなごう~LGBT2」アンコール放送の再放送!!

2009年03月26日 | Weblog
みなさん1月放送の「ハートをつなごう~LGBT2」ご覧になりましたか?
北海道の親の会のお母さま方が出てくださって感動しました。
一昨年の札幌パレードの折、「おにぎり握り隊」でご一緒させていただきましたが、とても明るいお母さま方でした。親の思いはいずこも同じ!です。理解は親を強くする!!のですね。
レズビアンのカップルも素敵でした。

アンコール放送がこの23日24日とありましたが、またこの再放送が週明けにあります。私は見逃してしまったので是非また見ようと思います!!
以下はNHKのディレクターさんからいただいたご連絡です。
早くお伝えできず申し訳ありませんでした。
新しい情報もあるとか・・楽しみです。
私と同じく見逃した方は是非ご覧下さい!!

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1月に放送したハートをつなごう「LGBT2」のアンコール放送の予定です。
3月23日(月)20:00~20:29(教育テレビ)
3月24日(火)20:00~20:29(教育テレビ)

再放送は、翌週の3月30日(月)、31日(火)の13:20~13:49(教育テレビ)になります。

基本的には、前回放送したものの再放送なのですが、少し内容を短く編集させて頂いて、新しい情報を最後の数分に入れる予定です。
Prop8を巡る動き等、同性愛者の権利について、複雑な情勢が続くアメリカで公開され、アカデミー賞主演男優賞/脚本賞を受賞、話題になった映画「MILK」についての情報です。
ガス・ヴァン・サント監督へのインタビューなどを予定しています。
ごくごく短い時間での情報ニュースとなりますが、あわせてご覧いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。




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第24回ミーティングを行ないました。

2009年03月03日 | ミーティング
第24回ミーティングを行ないました。25名の参加者でした。初めての方、お久しぶりです・・という方、いつもご参加くださる方、様々な立場で応援してくださる友人の方、そしてなんと今回は親と家族が9名集まりました。増えてきました、親、家族軍団!!(笑)

まずご紹介したいことがあります。じつは2月12日、大阪府立池田高校が60分の性教育の授業に是非LGBTの当事者の方々を・・と声をかけてくださったのです。ある友人からの間接的な依頼だったのですが、阪大のLGBTサークルとおとめ会のご協力で、5名の大学生・大学院生が授業に参加してくださいました。

この日は阪大のサークルの学生さんが報告に来てくださいました。「約20分ほどで当日を再現してみます」と始めてくださった授業はとてもわかりやすくておもしろくて、もう一度このブログ上で再現できたら・・と思うほどです。彼はまたこの高校の後、関西大学第一中学校でも100分の講座を担当したとか。中学校のお話では、さすが相手が中学生だけあって、質問も遠慮がないというか、ストレートそのものです。「いつゲイになったのですか?」(大爆笑)「この教室で誰がタイプですか?」という質問やら「コンドームは使いますか?」などなど、答えにくそうな質問にも明るくさらりと、また時には真顔で答えてしまう、若さや新鮮さ、柔軟なパワーを感じました。高校生(1年生だったそうです)や中学生にとってはきっといい勉強になったことでしょう。

学生さんのお話で心に残ったことが幾つかありました。まず「今日ここにゲイの人が来て、ゲイの話を聞いた」のではなく「「ある人が来たらたまたまその人はゲイだった」と考えてほしいという部分でした。自分はゲイの代表でもなく、ゲイであるということが自分のすべてではなく、一部にしかすぎないのだということ。その人自体を見ることが大切。「人には顔や身長、体重などいろいろな違いがある。その差にセクシャリティがあってもいいのではないか」「これからカミングアウトされることもあると思うけれど、違いの一つを楽しく受け止めてくれればいい。同じ人間なのだから」その通りですね。

また中学校でのタイトルが「性は虹色、ジョーシキって何だろう」。わかりやすくて中学生には興味を引くいいタイトルですね。結婚して子どもを持つという家族のあり方や、異性愛カップルだけがカップル、というのが常識に入ってはいないだろうか・・風変わりな子がいたとして、その子がいることで迷惑がかかるだろうか・・常識とは人に迷惑をかけないこと、であればその範囲の中で、狭い考えに捉われず人の差異を尊重することが大切では・・?ということ。親も常識というものをもう一度考え直してみましょう!!そうすれば子どもを理解できるのでは・・

もう一つは「ゲイで良かったことは?」という質問に対して「いろいろな立場を考えることができること・・」というお答えです。「器用に生きなければならないことから身についたのかも・・年齢や社会的立場にとらわれずいろいろな人と話せることもよかったのかも・・」そしてカミングアウトも「最初は難しいと思ったけれど、今は相手の反応が楽しみでもある・・」と。考えてみればゲイであることは楽しいこと、という結論に至っていると話してくださいました。親としてはうれしい結論です。自分が自分らしくあることに自信を持ってくれれば、親は何より安心できるのですから。

先生方の対応も前向きで、打ち合わせの時から質問攻めだったとのこと。うれしいですね。このような授業をこれからの子どもたちみんなが受けられれば・・と願わずにはいられません。どうすればどこの学校でも行なってくれるようになるのでしょうね。とにかく今はあちこちに種を植え付けていくしかありませんね。いつか芽が出ることを信じて・・

後半は「親にカミングアウトしなければいけないのでしょうか・・したいとも思うけれど不安もあるので、親の視点が知りたい」という若い方のご質問に対してみなさんでいろいろな意見を交換しました。「慎重に・・」とご自身の経験を話してくださる方、「成功を祈ります」と励ます方、「カミングアウトされたとき、最初は言わないでくれたらよかったのにと思ったけれど、今ではしてもらってよかったと思っています。自分が間違っていたことに気付きました・・」というお母さまの言葉にみんな涙する場面もありました。

何度か参加してくださった台湾からの留学生さんも今回が最後で、いよいよ帰国されるとのこと。みなさんで色紙にお別れの言葉を書かせていただきました。「それぞれに文化が違っていても、自分らしく生きていきましょう・・」という言葉がたくさん書かれていました。いつかどこかで台湾の方々とつながって、交流することができるようになるといいですね。そうするとやっぱり英語なんでしょうね・・・勉強しておかなければ・・(笑)

他にもいろいろな近況報告がありました。1月からご参加のお母さまはカミングアウトされてまだ2ヶ月少々。6冊の本を読破してのご参加です。すばらしい!!京都からのお母さまは当事者のお子さんのお姉さんとご一緒に。あれから友人3人にお子さんのことを話されたそうです。でもそれ以外の人と話すときは今までのように自由に話せない苦しさがある・・でもみんな幸せになる権利があると思っています、と断言してくださいました。心強いです!!


次回は4月12日(日)です。GIDの法律に関わってこられた大島俊之先生をゲストスピーカーにお迎えします。どうぞお楽しみに!!みなさんのご参加お待ちしています。


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「助成財団シンポジウム」に参加して

2009年03月03日 | Weblog
2月21日、神戸で行なわれました“助成団体シンポジウム”に行ってきました。かなり大きな助成団体が13団体参加、交流会で名刺交換ができ活動をアピールできる!ということでしたので、これは啓発のいいチャンス!!(笑)と思って出かけました。
昨年から5つほど申請していますが3つは落ちています・・(涙)。何より申請書の書き方が大切!ということなので、残る2つは市民活動センターというNPO中間支援組織にいろいろとご指導いただきながら書きました。ただ今結果待ちですが・・

今回学んだことは3つ。
1つ目。助成団体にもそれぞれにミッション(目的)があるけれど、それを実現する人や手段を持っていないので、パートナーを探している。つまり助成団体と目的が一致したところが助成金を受けられるということ。助成団体だからといってどんな事業でも内容がよければお金を出してくれるということではなく、助成団体の望んでいる事業を展開してくれるところに出すということなのですね。

2つ目。どんなにすばらしい目標を持っていてもそれが実行でき、結果が出る事業であること。創造性や発展性、社会的影響力を見据えての企画力が大事。自分たちがやりたいことが何か、相手はわかっていないということを前提に、わからせる力をもつこと、こうすればこうなる!と相手を説得する力が必要なのですね。
<ここでみなさんにお願いです!!こんなところに向けてこのような活動をしてはどうか・・という何かいい企画がありましたらどんどんお寄せ下さい。>                   

そして3つ目です。いよいよ最後の交流会。名刺交換の時間を迎え、お目当ての(つまり目的の近い・・)団体6つめがけてパンフレットを片手に突進しました(笑)。待っている間にも「どんな活動をされているのですか?」とお互いに情報交換です。障害者の施設を拡大したい、女性のためのシェルターを作っている、海がめを護りたい、などなど、様々な団体が参加しています。世の中にはいろいろな問題があり、それぞれが自分たちの求める価値を社会に実現しようと頑張っているのですね。「私はLGBTの親の・・・」と何人かの人と話すと「へえー、いい活動をされているのですね!」という方、「あ、尾辻かな子さんのサイトよく見てます」という方も。ですが・・いざ助成団体の代表者との会話が始まると「はあー、これは初めての領域ですね」「これはなかなか難しい・・勉強させていただきます」パンフレットを読みながら「目の覚めるような文字が並んでいますね・・」「LGBT・・何の略字ですか?レズビアン、ゲイ・・へえー」という具合。こちらのほうが「へえーそんなに珍しいですかね??」と逆に質問したいぐらいでした。「「オバマさんの演説にもありましたよね??ひょっとしてそこだけ飛ばして聞いていたのでしょうか??」と。社会の現実(知っていたつもりですが、助成団体ともなればある程度は、と思っていました・・)、改めて知りました。

このように何も知らない人たちから助成金をいただくには、つまり、この人たちに私たちの目標実現のためのパートナーになっていただくためには、まずは「性のいろは」から教えていかなければならないのだろうか・・そう思うとため息が出そうでした。時間がかかりそう・・でももし、かなりインパクトのある企画、説得力のある申請書が書ければ、中には人権感覚の鋭い方もいるでしょうから、通るかもしれませんね。「とにかくスキルアップしてください!落ちてもあきらめないでください!」という助成団体からのお言葉を心に留めて帰ってきました。あきらめません!!(笑)

啓発用のパンフレットを作って全ての学校に配りたい、カミングアウトされたときに親が理解できるようなパンフレットも作りたい。そして「ホモ、レズ、オカマは人を差別する言葉です!」「性は個性です!」というような啓発ポスターも作ってあちこちに貼りたい(もっといいキャッチコピーありませんか?)、ホームページももっと進化させたい、全国で講演会をして親の声を届けたい、「つなぐ会」のような家族や友人も一緒に集まれる会を各地に作りたい、などなどやりたいことはいっぱいあります。お金なしではできないことばかりです。家族からは励ましのひと言をいただいています・・「いつかお金儲かったらドーンと寄付するから~」いつのことやら・・
<ということでここでもう一つお願いです。みなさん、どうぞ会員になって応援してください!!来年度も会員募集中!!どうぞよろしくお願いいたします。>




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「つなぐ会in東京 2月」のご報告

2009年03月03日 | ミーティング
★2月15日(日)に行いました「つなぐ会in東京」のご報告が届きました。私も参加いたしましたが、ご報告にもあるとおり、遠いところからも若い当事者の方々が参加してくださり、人数は少なかったのですが、親や友人、当事者の方々と共にいろいろなお話ができました。中でも新しいお母さまお二人の突然のご参加は親としてうれしい驚きでした。お二人ともにすでに悩みや戸惑いを乗り越えられて、是非子どもを応援したいとおっしゃっています!!ほんとにうれしいことですね。


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「つなぐ会in東京 2月」

今回は12名の方の出席がありました。つなぐ会に出席するために九州から新幹線でいらっしゃった方もいました。それを聞くと、つなぐ会の運営者として、責任の重さを改めて感じます。
 つなぐ会のHPをご覧になり、ゲイのお子さんをお持ちのお母さん、FTMのお子さんをお持ちのお母さんが初めて参加してくださり、お子さんへの心配、ご自身の悩みを存分に語っていただきました。

特に、FTMのお子さんをお持ちのお母さんのお話の中で、お子さんが自殺未遂をし、その後何かあるたびごとに、「自殺だけはしないでね。」と言い聞かせているというお話が印象的でした。LGBTの自殺率(自殺念慮率)が高いという報告は、NHKの「虹色」HPにも掲載されていますが、LGBTのメンタルヘルスの状況の深刻さを物語っていると思います。
そういう深刻な状況を少しでも緩和したり、改善したりする手助けをするのが「つなぐ会」の責務かなと思いを新たにしました。
これからも、本人、家族、友人を深く、暖かく、真剣につなぐことができるように努力していきたいと思っています。

次回は6月です。
思いを共有したり、情報交換の場としても多くの方の参加をお待ちしています。




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