★晴子さんのエッセイ、第3回の原稿(性教協の会報ではすでにパート10です)をいただきましたのでご紹介いたします。
今回は彼女の恋愛対象についてのお話ですね。一人で暮らしているのが寂しい・・・もっともなことです。性自認や性的指向は、顔かたちや性格と同じように、ほんとに人それぞれに違っている・・・彼女のエッセイを読ませていただいて実感します。自分と相手は同じではないということ、親子であっても夫婦であっても友人であっても、このお互いの違いを尊重し、大切にし合いたいものです。晴子さんの素敵なパートナー、見つかるといいですね。
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☆晴子から伝えたいこと(パート10)
夏休み前までの前期は、自宅と学校との往復がほとんどの生活が続き、週末の休みもどこにも行けない学習に追われる状況でした。なので、前期末試験やデイサービス実習も無事に乗り越え、夏休みを迎えることができたら、本当に羽を伸ばしたくなりました。
夏休みに入り、前期中には全くできなかったセクシュアルマイノリティ関連の集いへ参加することもできるようになったことで、私としてはほっとできました。また暫くの期間、会っていなかった友達にも会うことができたのも何よりでした。だが、いざ学生としての夏休みを迎えてみて気付いたのは、1か月間以上もの期間のある夏休みを迎えるのは私には何年ぶりのことであり、そうであるからこそ時間があり過ぎだと感じて休みを持て余しやすいことでした。雇用保険の受給により生活している現状ではアルバイトもしてはいけないとなると、尚更そのように感じずにはいられませんでした。ただ、持て余す時間があったからこそ、私自身のことでゆっくり考えられるきっかけにもなりました。
それは、私の性的指向(恋愛対象)に関することについてです。持て余す時間が生じると、一人で暮らしているのが寂しいという気持ちがより募ったからだと思っています。
第1に、私の恋愛対象はレズビアンの一般女性とFTM男性(私のようにホルモン療法やSRS療法を望まないTGに限る)であるということは、私はバイセクシュアル(両性愛者)ではないだろうかと認識させられました。
第2に、レズビアン女性サイトというのは、私のようなMTF女性には、どちらかというと入りにくい雰囲気があることを思い知らされました。レズビアンの一般女性は、女性として精神的な面だけでなく、身体的(肉体的)な面でも愛し合いたい雰囲気が漂っているからではないだろうかと私なりに感じさせられました。確かにセクシュアルマイノリティの女性達の集いの場で、MTF女性の私にも行ける場があります。しかし一般女性とMTF女性も含めて女性同士でまったり楽しく過ごせても、私にはMTF女性と一般女性とのレズビアンカップルは概ね結ばれにくい感を受けていますし、聞くところによるとそのカップルのパターンはあるものの数少ないです。今後も私が行くことのある集いの場であるので、何かいいことがあればと僅かな望みを抱いていたいです。
第3に、MTFやFTMなどのトランスサイトは、実態として概ねMTFサイトとFTMサイトとに二分されていることを再認識させられました。私はホルモン・SRS療法を望まないMTF―TGですが、MTFにはそれを望むTSが多く、逆にFTMはそれを望まないTGが多い現状では、果たして私はFTM―TGの人とどのようにしたら出逢えるのかと色々と悩みました。そこで私が思ったのは、「LGBTの家族と友人をつなぐ会」の中で知り合えたらということです。しかしその集いの場は私の居住地より遠方にあるため、少しでも早く出逢いたいという私の想いから、「MTFとFTMとの出逢い」や「MTFと女性との出逢い」などのインターネットサイトを利用するようになったところです。
ちょっと気が焦っているのかもしれませんが・・・
今回は彼女の恋愛対象についてのお話ですね。一人で暮らしているのが寂しい・・・もっともなことです。性自認や性的指向は、顔かたちや性格と同じように、ほんとに人それぞれに違っている・・・彼女のエッセイを読ませていただいて実感します。自分と相手は同じではないということ、親子であっても夫婦であっても友人であっても、このお互いの違いを尊重し、大切にし合いたいものです。晴子さんの素敵なパートナー、見つかるといいですね。
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☆晴子から伝えたいこと(パート10)
夏休み前までの前期は、自宅と学校との往復がほとんどの生活が続き、週末の休みもどこにも行けない学習に追われる状況でした。なので、前期末試験やデイサービス実習も無事に乗り越え、夏休みを迎えることができたら、本当に羽を伸ばしたくなりました。
夏休みに入り、前期中には全くできなかったセクシュアルマイノリティ関連の集いへ参加することもできるようになったことで、私としてはほっとできました。また暫くの期間、会っていなかった友達にも会うことができたのも何よりでした。だが、いざ学生としての夏休みを迎えてみて気付いたのは、1か月間以上もの期間のある夏休みを迎えるのは私には何年ぶりのことであり、そうであるからこそ時間があり過ぎだと感じて休みを持て余しやすいことでした。雇用保険の受給により生活している現状ではアルバイトもしてはいけないとなると、尚更そのように感じずにはいられませんでした。ただ、持て余す時間があったからこそ、私自身のことでゆっくり考えられるきっかけにもなりました。
それは、私の性的指向(恋愛対象)に関することについてです。持て余す時間が生じると、一人で暮らしているのが寂しいという気持ちがより募ったからだと思っています。
第1に、私の恋愛対象はレズビアンの一般女性とFTM男性(私のようにホルモン療法やSRS療法を望まないTGに限る)であるということは、私はバイセクシュアル(両性愛者)ではないだろうかと認識させられました。
第2に、レズビアン女性サイトというのは、私のようなMTF女性には、どちらかというと入りにくい雰囲気があることを思い知らされました。レズビアンの一般女性は、女性として精神的な面だけでなく、身体的(肉体的)な面でも愛し合いたい雰囲気が漂っているからではないだろうかと私なりに感じさせられました。確かにセクシュアルマイノリティの女性達の集いの場で、MTF女性の私にも行ける場があります。しかし一般女性とMTF女性も含めて女性同士でまったり楽しく過ごせても、私にはMTF女性と一般女性とのレズビアンカップルは概ね結ばれにくい感を受けていますし、聞くところによるとそのカップルのパターンはあるものの数少ないです。今後も私が行くことのある集いの場であるので、何かいいことがあればと僅かな望みを抱いていたいです。
第3に、MTFやFTMなどのトランスサイトは、実態として概ねMTFサイトとFTMサイトとに二分されていることを再認識させられました。私はホルモン・SRS療法を望まないMTF―TGですが、MTFにはそれを望むTSが多く、逆にFTMはそれを望まないTGが多い現状では、果たして私はFTM―TGの人とどのようにしたら出逢えるのかと色々と悩みました。そこで私が思ったのは、「LGBTの家族と友人をつなぐ会」の中で知り合えたらということです。しかしその集いの場は私の居住地より遠方にあるため、少しでも早く出逢いたいという私の想いから、「MTFとFTMとの出逢い」や「MTFと女性との出逢い」などのインターネットサイトを利用するようになったところです。
ちょっと気が焦っているのかもしれませんが・・・