平成27年 9月13日㈰ 13:30よりイーブル名古屋・第2集会室にて開催
参加者 8名 初参加者2名 神戸つなぐ会スタッフ3名
いつものように、グランドルールを読みまわしをしたあと、自己紹介から始まりました。
初めて参加のかたの2名のうち、1人は当事者。
このかたは、自分のセクシュアリティはよくわからないが、Xジェンダーかも、と思っている。
カミングアウトは誰にもしていない。必要性がいまのところないので・・・ということでした。
もう一人のかたは、ゲイの息子さんを持つ母親で、息子さんは、大学でセクマイのサークルに所属していて、いろんな活動を精力的にしているということでした。
今回、その息子さんに「名古屋にもこういう会があるから、行ってみたら?」と言われ、どんな会なのか興味があって来てみました、とのことでした。
LGBT成人式に出席したり、息子さんの所属する会にスピーカーとして参加したり、当事者のかたからのカミングアウトの相談を受けたりするなど、息子さんと一緒に、親の立場でご本人も活動されているとのこと。
親子関係も良好だと感じられ、息子さんのセクシュアリティも受け入れていらっしゃる様子がお話の中からも感じられました。
なぜ息子さんのセクシュアリティをすんなり受け入れられたのか?という問いかけには、自分の身近にそういう人がいて、自分はその子の味方だったし、娘のクラスにも性同一性障害の子がいたりしたので・・・というお話でした。
ただ、お話の中で、あるお母さんは、子どもからのカミングアウトを受けて、自死したという話を聞いたとのことで、カミングアウトが当事者のかたにとって、依然、大変重い問題であることに変わりはないようです。
名古屋ミーティングにご参加くださる、性同一性障害のお子さんを持つお母さんからは、性同一性障害ゆえの問題がいろいろあるというお話も出ました。
病院選びや、手術その他に必要なお金の問題など金銭的な苦しみがさらに加わってくる。まして、就職につまずいたり、家の後継者としての立場、近所の目など、当事者を取り巻く環境も決して生きやすいとはいえない。当事者も親も「うつ」になりやすいと言える。
さらにいじめや引き込もりなど、二次障害に苦しんだり、自分の中の差別意識に悩んだり。
差別されている怒りをどこかに感じる。なぜ平等でないのか・・ご自身の経験や息子さんのこれまでを振り返りながらお話しくださいました。
ご自身が性別も変えたMTFのかたも、家族との関係を「ベルリンの壁」だったと形容されました。
「自分で実績を作って行かないといけない」と言われました。
社会貢献や、つなぐ会の活動を通して、少しずつ理解してくれるかなぁ・・・という思いがある、と話されました。
ほかに、他団体とつながりをもっと持って交流したらよいのでは?という意見も出されました。
以上です。
参加者 8名 初参加者2名 神戸つなぐ会スタッフ3名
いつものように、グランドルールを読みまわしをしたあと、自己紹介から始まりました。
初めて参加のかたの2名のうち、1人は当事者。
このかたは、自分のセクシュアリティはよくわからないが、Xジェンダーかも、と思っている。
カミングアウトは誰にもしていない。必要性がいまのところないので・・・ということでした。
もう一人のかたは、ゲイの息子さんを持つ母親で、息子さんは、大学でセクマイのサークルに所属していて、いろんな活動を精力的にしているということでした。
今回、その息子さんに「名古屋にもこういう会があるから、行ってみたら?」と言われ、どんな会なのか興味があって来てみました、とのことでした。
LGBT成人式に出席したり、息子さんの所属する会にスピーカーとして参加したり、当事者のかたからのカミングアウトの相談を受けたりするなど、息子さんと一緒に、親の立場でご本人も活動されているとのこと。
親子関係も良好だと感じられ、息子さんのセクシュアリティも受け入れていらっしゃる様子がお話の中からも感じられました。
なぜ息子さんのセクシュアリティをすんなり受け入れられたのか?という問いかけには、自分の身近にそういう人がいて、自分はその子の味方だったし、娘のクラスにも性同一性障害の子がいたりしたので・・・というお話でした。
ただ、お話の中で、あるお母さんは、子どもからのカミングアウトを受けて、自死したという話を聞いたとのことで、カミングアウトが当事者のかたにとって、依然、大変重い問題であることに変わりはないようです。
名古屋ミーティングにご参加くださる、性同一性障害のお子さんを持つお母さんからは、性同一性障害ゆえの問題がいろいろあるというお話も出ました。
病院選びや、手術その他に必要なお金の問題など金銭的な苦しみがさらに加わってくる。まして、就職につまずいたり、家の後継者としての立場、近所の目など、当事者を取り巻く環境も決して生きやすいとはいえない。当事者も親も「うつ」になりやすいと言える。
さらにいじめや引き込もりなど、二次障害に苦しんだり、自分の中の差別意識に悩んだり。
差別されている怒りをどこかに感じる。なぜ平等でないのか・・ご自身の経験や息子さんのこれまでを振り返りながらお話しくださいました。
ご自身が性別も変えたMTFのかたも、家族との関係を「ベルリンの壁」だったと形容されました。
「自分で実績を作って行かないといけない」と言われました。
社会貢献や、つなぐ会の活動を通して、少しずつ理解してくれるかなぁ・・・という思いがある、と話されました。
ほかに、他団体とつながりをもっと持って交流したらよいのでは?という意見も出されました。
以上です。
榊原 裕子