6月16日(日)13時30分~16時30分、あすてっぷKOBEにて神戸ミーティングを行いました。
本日は、初めて参加される当事者のご家族の方や、教員の方にも参加いただきました。
まず、子どもにとって、学校という環境は、入ってくる情報の影響が今後の人生に与える部分が多くあります。
にもかかわらず、LGBTについてよく分かっていない教師が多くいるという現状の問題視も話題になりました。
学校教育には、「学習指導要綱」という枠が決められていますが、道徳や理科のヒトの誕生などの場面でいかに学ぶ機会を確保できるかが鍵になるようです。
また、ゲイのお子さんを持つお父さんからは、息子さんがカミングアウトを率先的にしていきたいという事情において、本当に大丈夫なのだろうかという不安視されている様子がうかがえました。
「男性を好きであっても、バイセクシュアルの方が家族(親戚関係)や社会との関係においても、本人にとっては良いのではないか」や、「友情結婚などのカムフラージュの生き方が、本人にとっては楽なのではないか」というように、ゲイという事実の受入れに難色はなくとも、本人が暮らしていくことを考慮した上での独自の意見が挙がりました。
たしかに、メディアなどの影響により、「同性を好きになる人」の存在が身近に感じられるような気はしつつも、いざ自分の家族・友人などの話となれば、困惑な状況になられる方は少なくありません。
子どもは親の都合で生きてはいないということを頭では分かっていても、心配になり、場合によっては、自分を責める可能性も出てきます。
ただ、何人かのお母さん方の話を聞いていくうちに、息子さんとの向き合い方の方向性が見えはじめ、入室する前よりも穏やかな笑顔になっていただけて何よりでした。
親御さんの立場で、本人のセクシュアリティを妊娠中のストレスなど、医学的に証明されてもいないことに対して、それが原因かのように決めつけ自分を責め、うつ・不眠症などに繋がる悪循環の危険性について、今回改めて深刻さを再認識しました。
だからこそ、そのような負のスパイラルに陥らないための環境が大切だと感じるミーティングでした。