平成31年、東京ミーティング会場は転々としております。今回は、新宿大久保地域センター。参加者は22名。親御さんは12名。家族で参加された方もいました。
当日の参加者の感想をお届けします。
2月11日のLGBTの家族と友人をつなぐ会に一年ぶりに行きました。
主に当事者のお子さんをお持ちのお母様が参加している中、僕はFTM当事者として、お話を聞いていました。
カミングアウトを受けて間もないお母様が、熱心に質問をされていることが、印象的でした。
グループになってお話をする場もありました。
少しくだけた感じになり、ゆったりと僕のいたグループでは、お話できていたかなと思いました。
子どもという立場で居たのは、僕、一人でした。
後の方は、当事者の子を持つお母様でした。
どのお母様も、自分の子どもを幸せで居て欲しいと、切に思っている方々で心が温まりました。
僕も、家族にカミングアウトして、理解して生活をともにして居ますが、
初めて伝える時、とっても悩みました。
僕の場合、トランスジェンダーであることが、家族を苦しめると思っていたからです。
だから、グループワークの際に、こんな質問をしました。『カミングアウトを受けた時どうでしたか?』と。その場にいらした、お母様たちは、口を揃えておっしゃいました。男も女も関係なく、産まれて来た子は宝だと!
僕の場合、カミングアウトするまで、女として生きなければならないと思い込んで居ました。
そして、本当のことを言ったら、どうなるか、とても不安でした。
しかし、家族は受け入れてくれました。
そんなものなのかもしれません。
自然にいることが良いのかもしれません。
今、カミングアウトを受けて戸惑っている人。
今、カミングアウトするか、悩んだり、して不安がよりつのった人もいるかと思います。
それは、なんだか、とても人間臭い悩みだと思います。
しかし、泣くことしかできなかった僕だって、ここまでこれました。
どれが正解なんてない、とは思いますが、僕は、心に留めないで勇気出して、家族や友人に自分を理解して欲しくて、カミングアウトして来ました。その先には、しなくてもいい自分がいて欲しいです。
誰にでも、悩み苦しむことはあることと思いますが、つなぐ会などにいらして、皆んなで心に溜め込んでしまったことを共有して行きたいな、と思いました。
壁を乗り越えた先には、家族の形は、もっと絆が深まると思います。
子ども立場といたしましては、嫌われてしまうという恐れがあります。
それを、一緒に乗り越えて行く。
それが、一番ありがたいことです。
よう