LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

2月17日名古屋ミーティングレポート

2019年02月25日 | Weblog
平成31年2月17日(日曜日)名古屋ミーティング報告
参加者MTFの子どもさんのお母様1名 FTMの子どもさんのお母様2名
   FTM当事者1名、女性同性愛者1名
   女性同性愛者の子どもさんのお母様1名 計6名
GIDの疑いで、不登校の子どもから、「なんで産んだの」「どうやったら死ねるの」と、子どもから質問攻めになり、親としてどのように言葉を返したらいいか。に対して、責めたいわけではないのでは?「お母さんはあなたが産まれてきてくれて、幸せだよ」といった言葉が、聞きたいのでは?
また、母親自身優しい言葉を自分が言われたことがなくて同言葉を返したらいいかわからない。に対しては、ロールプレイや本を読んで、イメージ、練習、勉強すれば、いいのでは。
親の育て方が悪くて、子どもが、GIDになったのかと考えてしまう。に対して、決して育て方が悪いのではない、原因を探しても仕方ない、これからの事を、みていくのが、大切。
二次性徴抑制ホルモンを使いたい子どもさんに対して、FTMの場合、大学病院の泌尿器科で、血液検査、心電図検査、骨密度検査、xyの検査があり、認定会議で、認定されれば二次性徴抑制ホルモンを保険適用外で使用できる。ちなみに、女性xxで、yが一つでもあれば、その日から、治療ができるとの、説明をうけた。
東海地方で、受診できるところはどこ?に対しては、愛知では、すどうストレスケアクリニック(すぐに診断せず何度も話を聞いてくれるとのこと)三重では、伊勢赤十字病院(診断はできるが、ホルモンは打ってくれないとのこと)
どちらにしても、その子に会うお医者様を一緒にさがすのも親の仕事。
また、悩む時間も大事、粘り強く悩むほど、強くなれる。早く解決しようとするのは、周りの人。周りの人も、つらくても、あわてず悩む時間で、自分を見つめることが、大事なのでは。
セクシャルマイノリティから学んだこと。
親の心配は、おせっかい(?)。親の見守りは、信頼につながる。
いろいろなマイノリティ(発達障害、貧困児童、内部疾患障害など)に目が向くようになった。いろいろな素敵な方(人として尊敬できる方)に出会えて感謝している。
しんどさ、つらさを乗り越えようとしているわが子を尊敬している。
子どもの問題ではなく、親の問題だったことに、気が付かされ、今が変わるチャンスだと教えられているような気がする。

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東京ミーティング(2月11日)の報告

2019年02月22日 | Weblog

平成31年、東京ミーティング会場は転々としております。今回は、新宿大久保地域センター。参加者は22名。親御さんは12名。家族で参加された方もいました。

当日の参加者の感想をお届けします。

 

211日のLGBTの家族と友人をつなぐ会に一年ぶりに行きました。
主に当事者のお子さんをお持ちのお母様が参加している中、
僕はFTM当事者として、お話を聞いていました。

カミングアウトを受けて間もないお母様が、熱心に質問をされていることが、印象的でした。
グループになってお話をする場もありました。

少しくだけた感じになり、ゆったりと僕のいたグループでは、お話できていたかなと思いました。
子どもという立場で居たのは、僕、一人でした。
後の方は、当事者の子を持つお母様でした。

どのお母様も、自分の子どもを幸せで居て欲しいと、切に思っている方々で心が温まりました。

僕も、家族にカミングアウトして、理解して生活をともにして居ますが、
初めて伝える時、とっても悩みました。
僕の場合、トランスジェンダーであることが、家族を苦しめると思っていたからです。

だから、グループワークの際に、こんな質問をしました。
『カミングアウトを受けた時どうでしたか?』と。その場にいらした、お母様たちは、口を揃えておっしゃいました。男も女も関係なく、産まれて来た子は宝だと!


僕の場合、カミングアウトするまで、女として生きなければならないと思い込んで居ました。
そして、本当のことを言ったら、どうなるか、とても不安でした。
しかし、家族は受け入れてくれました。

そんなものなのかもしれません。
自然にいることが良いのかもしれません。

今、カミングアウトを受けて戸惑っている人。
今、カミングアウトするか、悩んだり、して不安がよりつのった人もいるかと思います。

それは、なんだか、とても人間臭い悩みだと思います。

しかし、泣くことしかできなかった僕だって、ここまでこれました。
どれが正解なんてない、とは思いますが、僕は、心に留めないで勇気出して、
家族や友人に自分を理解して欲しくて、カミングアウトして来ました。その先には、しなくてもいい自分がいて欲しいです。


誰にでも、悩み苦しむことはあることと思いますが、つなぐ会などにいらして、
皆んなで心に溜め込んでしまったことを共有して行きたいな、と思いました。


壁を乗り越えた先には、家族の形は、もっと絆が深まると思います。

子ども立場といたしましては、嫌われてしまうという恐れがあります。
それを、一緒に乗り越えて行く。
それが、一番ありがたいことです。

よう

 


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1月20日名古屋ミーティングレポート

2019年02月02日 | Weblog
参加者・レズビアン当事者2名
    子どもがレズビアンの母1名
    ゲイ当事者1名
    FTM当事者1名
    子どもがFTMの母4名
    子どもがMTFの母1名
産業カウンセラーになるにはどうしたら?の質問について、今は、臨床心理士の資格が必要、今後は、国家資格が必要になるのでは?とのこと。
学校カウンセラーや、産業カウンセラーの質や、得意な領域にばらつきがあり、セクシャルマイノリティの知識が乏しいので、当事者のカウンセラーにかかりたい。
障がい者とは、障がい物競走者という考え方が、良いと思う。なぜなら、誰もが、障がい者で、超えるハードルの高さが違ってるということ。そうなると、ふつうとか普通じゃないとかいう線引きは、いらなくなるのでは?
学校現場では、いまだに、笑いのネタになっている、当事者にとっては、現場にたった一人でも、理解のある先生がいたら安心なのに。
セクシャルマイノリティは何が、原因なのでしょうか?
原因はわからない。ただ、遺伝ではないと聞いている。
子どもの事を友達に相談したら、「実は私も、言えてないことがあって・・・」と悩みを相談された。裏を返せは、誰でもが、大なり小なりの問題を抱えていることがわかった。
そこで、その問題をどうとらえて、どう解決するかが、大切。
子どもに理解のある母親のふりをしているが、本当は納得できていない、本心とは違うときどうしたらいいか?時間をかけ、いろいろな情報を得ることが、大事。そこから、自分の答え?を出していけばいいのでは。
FTMの子どもがフラれたときにかける言葉がない。について、
男じゃないからとか、女じゃないから、好きな人にフラれたという見方ではなく、
人として、という人間性を視点にしたほうがいいのでは?
子どもを思いやるからこそ何も言えないと思うが、自分を責めるのではなく、自分をほめて、笑顔でいるほうが、子どもは嬉しいはず。

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