12月7日(土)第22回ミーティングを行ないました。参加者は14名でした。新しくMTFのお子さんをお持ちのお母さまが一人と、FTMのお子さんをお持ちのご夫婦が来てくださいました。当事者の方もMTFの方が二人、そして前日の理事会のために来てくださった東京のお父さまとお母さまもお子さんがFTMということで、トランスジェンダーの方たちが抱える問題についていろいろな角度から話し合うことができました。
ご夫婦は京都から来てくださったのですが、お子さんから10月にカミングアウトされ、『カミングアウトレターズ』を読んでこの会を知ったとのことでした。子どもを理解しつつも、これから体を変えていくことについてはとても心配だと話しておられました。またもう一人のお母さまはお子さんがまだ中学2年生なのですが、学校でのいじめから今は不登校になっておられるとのことです。でも先日、大阪でGIDの子どもたちの集まりがあった時、お子さんは目を輝かせて楽しそうにみなさんとお話しておられたとのこと、もっと近くでもっと頻繁に仲間同士で集まることはできれば・・と話しておられました。思春期の子どもが抱える辛さや不安も、仲間と話すことでずいぶん軽減できるのではないかと思います。当事者が仲間と集まれるようになるのはどうしても高校卒業後になってしまうようですが、中学、高校という思春期がもっとも辛い時期なのではないかと考えると、もっと近くでそのような機会や場所を提供できないものかと思います。
アメリカではゲイ・ストレート・アライアンスといって高校や大学に当事者の子どもとストレートの子どもたちが一緒にサポートや啓発の活動をするクラブがあるとのこと。NHKの「ハートをつなごう」でイギリスのLGBTの子どもたちとの交流を見ましたが、あちらでは行政の中にLGBTの子どもを支援する組織があるそうですね。これまでにも会には思春期に深い悩みを抱えた子どもがひきこもったり、欝になったりしているというご相談がいくつもよせられています。日本でも一日も早く、学校や行政自らが当事者の子どもを守る手立てを考えてほしいと思います。そのためにもまずはこの問題の存在を知らせる活動がもっともっと必要ですね。
今年は会としての講演会はできませんでしたが、応援した講演会が一つ(枚方市で開催)そして友人が開いてくださった講演会が二つありました。一つ(神戸市北区で開催)はご報告しましたが、じつはもうひとつ、10月に西宮市のある中学校でPTA主催の講演会をしてくださいました。この問題を知ったある友人が、4月にたまたまPTAの人権委員に当たったことで開催に至り、尾辻かな子さんと会のお母さまがお話してくださいました。参加者は25名。職員会議ということで残念ながら先生方の参加は叶いませんでしたが、校長先生と教頭先生のお二人は途中まで出席してくださいました。アンケートの内容は公開できない(?)のですが、終了後、参加できなかった親からは、親も先生もみんな知っておくべきことなのでは・・という声があったそうです。
講演会や友人との対話を通して思うことは、知れば必ず理解できるということです。それだけでなく「偏見をなくすためにももっとみんなが知るべきだ、教育が大切だ」という声が必ず多く寄せられます。来年はさらに活動の場を広げ、各地での講演会も計画しようと理事会で話し合いました。助成金にも挑戦しています(お願いします!!笑)。あとは一緒に活動してくださる「人」!です。一人でも多くのみなさんと、大切な子どもを、兄弟を、そして友人を応援したいと思います。ご参加お待ちしています!!
ご夫婦は京都から来てくださったのですが、お子さんから10月にカミングアウトされ、『カミングアウトレターズ』を読んでこの会を知ったとのことでした。子どもを理解しつつも、これから体を変えていくことについてはとても心配だと話しておられました。またもう一人のお母さまはお子さんがまだ中学2年生なのですが、学校でのいじめから今は不登校になっておられるとのことです。でも先日、大阪でGIDの子どもたちの集まりがあった時、お子さんは目を輝かせて楽しそうにみなさんとお話しておられたとのこと、もっと近くでもっと頻繁に仲間同士で集まることはできれば・・と話しておられました。思春期の子どもが抱える辛さや不安も、仲間と話すことでずいぶん軽減できるのではないかと思います。当事者が仲間と集まれるようになるのはどうしても高校卒業後になってしまうようですが、中学、高校という思春期がもっとも辛い時期なのではないかと考えると、もっと近くでそのような機会や場所を提供できないものかと思います。
アメリカではゲイ・ストレート・アライアンスといって高校や大学に当事者の子どもとストレートの子どもたちが一緒にサポートや啓発の活動をするクラブがあるとのこと。NHKの「ハートをつなごう」でイギリスのLGBTの子どもたちとの交流を見ましたが、あちらでは行政の中にLGBTの子どもを支援する組織があるそうですね。これまでにも会には思春期に深い悩みを抱えた子どもがひきこもったり、欝になったりしているというご相談がいくつもよせられています。日本でも一日も早く、学校や行政自らが当事者の子どもを守る手立てを考えてほしいと思います。そのためにもまずはこの問題の存在を知らせる活動がもっともっと必要ですね。
今年は会としての講演会はできませんでしたが、応援した講演会が一つ(枚方市で開催)そして友人が開いてくださった講演会が二つありました。一つ(神戸市北区で開催)はご報告しましたが、じつはもうひとつ、10月に西宮市のある中学校でPTA主催の講演会をしてくださいました。この問題を知ったある友人が、4月にたまたまPTAの人権委員に当たったことで開催に至り、尾辻かな子さんと会のお母さまがお話してくださいました。参加者は25名。職員会議ということで残念ながら先生方の参加は叶いませんでしたが、校長先生と教頭先生のお二人は途中まで出席してくださいました。アンケートの内容は公開できない(?)のですが、終了後、参加できなかった親からは、親も先生もみんな知っておくべきことなのでは・・という声があったそうです。
講演会や友人との対話を通して思うことは、知れば必ず理解できるということです。それだけでなく「偏見をなくすためにももっとみんなが知るべきだ、教育が大切だ」という声が必ず多く寄せられます。来年はさらに活動の場を広げ、各地での講演会も計画しようと理事会で話し合いました。助成金にも挑戦しています(お願いします!!笑)。あとは一緒に活動してくださる「人」!です。一人でも多くのみなさんと、大切な子どもを、兄弟を、そして友人を応援したいと思います。ご参加お待ちしています!!