今日はとても素適な歌をご紹介します。これは神戸のNPO法人 性感染症予防啓発ボランティアBASE KOBE のサイトで紹介されている歌で、作詞・作曲は島根県益田市立高津中学校のAID’S バンドの皆さんとのこと。中学生なんですね。BASE KOBE代表の繁内幸冶さんは「修学旅行時エイズ出前授業」という企画を実施されていて、この中学校の子どもたちは京都に修学旅行に来た折に宿で繁内さんのお話を聞いて感動し、この歌を作ったそうです。(BASE KOBEのサイトhttp://www.basekobe.net/ にいけば子どもたちの歌声も聴くことができます。)繁内さんの企画も素晴らしいですが、それに応えた子どもたちの心に感動しました。ここではその歌詞と、そのあとに繁内さんのお話も掲載させていただきました。問題だらけの今の学校教育に一筋の光を見たような気がします。是非お読み下さい。
I’ll shine with you (ともだち)
1
ぼくらは 何も知らないままに
いつも 誰かを 傷つけている
分かり合いたいと思う気持ちがあれば
We are friendly We are friendly
誰かが 一人で 全てを抱えこまないように
ぼくらが 手を さしのべよう
命のカケラを誰もが 一つずつ 持っているから
明日のために できることを いっしょに考えよう
2
君が 悲しみの中に いるなら
その声を 今すぐ ぼくに聞かせて
君の暗闇を 照らす 光になりたい
I’ll shine for you I’ll shine with you
君が ひとりで 涙をこぼさないように
ぼくが いつも そばにいよう
ぼくらの手の中に未来が 一つずつ確かにあるから
ひとりじゃないと 信じて いっしょに歩いていこう
命のカケラを誰もが 一つずつ 持っているから
明日のために できることを いっしょに考えよう
作詩 、作曲 島根県益田市立高津中学校 AID’Sバンドの皆さん
島根県益田市立高津中学の取り組み
同校は、平成16年度から、私どものオリジナルプログラムである「修学旅行時エイズ出前授業」で2年連続でお話をさせて頂きました。平成18年度は、お声掛けを頂けなかったので、残念に思っていましたところ、担当の先生から、「今年は、本校にお越し下さい」という嬉しい便りを頂きました。
どうしてかなとお伺いしましたら、私が京都のお宿でお話をさせて頂いた生徒さんたちが、「もっと多くの人に聞いて欲しいから、繁内さんを呼んで欲しい」と、校長に申し出たとのことで、学校も経費を何とか工面しようと考えられた結果、島根県性教育推進協議会がスポンサーになって下さって実現したとのことでした。今回は、生徒さんが呼んでくれたことを本当に嬉しく思いました。
私の講演の後、拙い私の司会で、益田市教育委員会次長、益田保健所長、同校教諭、PTA母親委員会委員長、生徒代表を交えて、パネルディスカッションをしました。それぞれが、立場を超えて、エイズに対してどう向かい合うかを確認できた素晴らしい地域を巻き込んでの取り組みになりました。
このHPでお聴き頂いている「I’ll shine with you(ともだち)」は、生徒さんたちが、HIV陽性者の皆さんを励ますために一生懸命作った曲です。そして、同校で一緒に学んでいる聴覚障がいを持った生徒の竹内祐樹さんが、手話の振り付けをしてくれて、聾唖者の仲間も一緒に会場で歌った心優しい歌です。
エイズの炙り出す多くの不条理を、私とともに学んだ生徒さんたちは、「ともに生きる社会」を夢見て、自分にできることを実行してくれています。
今、全国の教育現場では、「いじめ」による自殺が大きな問題になっていますが、一生懸命にエイズを学ぶ生徒さんたちには、「いじめ」は無いと信じます。
エイズによって尊い命を奪われた多くの人たちの無念の心の叫びに耳を傾け、「命の大事さ」を学んだ生徒さんたちとの出会いを、私は誇りに思います。
BASE KOBE 代表 繁 内 幸 治
I’ll shine with you (ともだち)
1
ぼくらは 何も知らないままに
いつも 誰かを 傷つけている
分かり合いたいと思う気持ちがあれば
We are friendly We are friendly
誰かが 一人で 全てを抱えこまないように
ぼくらが 手を さしのべよう
命のカケラを誰もが 一つずつ 持っているから
明日のために できることを いっしょに考えよう
2
君が 悲しみの中に いるなら
その声を 今すぐ ぼくに聞かせて
君の暗闇を 照らす 光になりたい
I’ll shine for you I’ll shine with you
君が ひとりで 涙をこぼさないように
ぼくが いつも そばにいよう
ぼくらの手の中に未来が 一つずつ確かにあるから
ひとりじゃないと 信じて いっしょに歩いていこう
命のカケラを誰もが 一つずつ 持っているから
明日のために できることを いっしょに考えよう
作詩 、作曲 島根県益田市立高津中学校 AID’Sバンドの皆さん
島根県益田市立高津中学の取り組み
同校は、平成16年度から、私どものオリジナルプログラムである「修学旅行時エイズ出前授業」で2年連続でお話をさせて頂きました。平成18年度は、お声掛けを頂けなかったので、残念に思っていましたところ、担当の先生から、「今年は、本校にお越し下さい」という嬉しい便りを頂きました。
どうしてかなとお伺いしましたら、私が京都のお宿でお話をさせて頂いた生徒さんたちが、「もっと多くの人に聞いて欲しいから、繁内さんを呼んで欲しい」と、校長に申し出たとのことで、学校も経費を何とか工面しようと考えられた結果、島根県性教育推進協議会がスポンサーになって下さって実現したとのことでした。今回は、生徒さんが呼んでくれたことを本当に嬉しく思いました。
私の講演の後、拙い私の司会で、益田市教育委員会次長、益田保健所長、同校教諭、PTA母親委員会委員長、生徒代表を交えて、パネルディスカッションをしました。それぞれが、立場を超えて、エイズに対してどう向かい合うかを確認できた素晴らしい地域を巻き込んでの取り組みになりました。
このHPでお聴き頂いている「I’ll shine with you(ともだち)」は、生徒さんたちが、HIV陽性者の皆さんを励ますために一生懸命作った曲です。そして、同校で一緒に学んでいる聴覚障がいを持った生徒の竹内祐樹さんが、手話の振り付けをしてくれて、聾唖者の仲間も一緒に会場で歌った心優しい歌です。
エイズの炙り出す多くの不条理を、私とともに学んだ生徒さんたちは、「ともに生きる社会」を夢見て、自分にできることを実行してくれています。
今、全国の教育現場では、「いじめ」による自殺が大きな問題になっていますが、一生懸命にエイズを学ぶ生徒さんたちには、「いじめ」は無いと信じます。
エイズによって尊い命を奪われた多くの人たちの無念の心の叫びに耳を傾け、「命の大事さ」を学んだ生徒さんたちとの出会いを、私は誇りに思います。
BASE KOBE 代表 繁 内 幸 治