LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

本年初、第16回ミーティング。

2008年01月30日 | ミーティング
1月20日に行いました第16回ミーティングのご報告です。

本年最初のつなぐ会には21名のご参加をいただきました。初参加の方が5名でした。前回のミーティングの報告の中でご紹介しました日本語教室のボランティアをしておられるあるお母さま。台湾の留学生さんからカミングアウトされて以来、この問題についていろいろと勉強されています。大阪市では人権展が巡回されていて、今回は西区で開催とのこと。「みなさん、人権展に行ってLGBTの扱いがどれほどお粗末なものかしっかり見てきてください。そしてアンケートに感じたことや要望をいっぱい書いてきてくださいね!」と。ほんとうに頼もしい仲間を得て、心強い限りです。今回は留学生さんも一緒に参加してくださいました。台湾の現状や日本の印象など一生懸命日本語で話してくださったのですが、台湾のパレードには2万人もの人が集まるそうですね。驚いてしまいました。LGBTのハンドブックのようなものが役所では一般市民にも配布されている、教育で取り上げられるのも間近というお話も。うらやましいですね。でもそれには長い活動があったようです。日本もこれからです!
また若い方々からは友人にカミングアウトしているといううれしいご報告が次々とありました。ある方は昨年お母さまにカミングアウトされたのですが、今では何も知らないお父さまがテレビを見て差別的な発言をしたときにはそれを注意してくれるようになったそうです。また難民のためのボランティアに行ったときには、そこの中心者の方が他のグループの中でもLGBTの存在を知ってもらったらいいよと勧めてくれたとか。そのような理解がうれしかったというご報告もありました。10代で自分のセクシュアリティに気付き、カミングアウトしたけれど受け入れられず、日本を出てロンドンに行って7年間過ごしたという方も来てくださいました。これからは日本より何歩も先を行くイギリスの現状なども教えてくださるとのこと。これからの日本の活動にどんどん生かしていけたらと思うとうれしいですね。AGPの平田さんからは思春期の子どもたちに役立つような何かを始めたい・・というお話もあり、一日も早く子どもたちに正しい情報を、知識を、理解を届けたいとワクワクしています。

最後に、昨年12月に発売になった『カミングアウト・レターズ』。「あちこちで配っている」「大阪中央図書館にも置いてもらえることになった」「親に送った」などのご報告もありました。ほんとうにいい本ができてうれしいです。先日は神戸のあるFM放送で番組を担当しておられる関西学院大学の山中先生からお招きをいただき、ちゃっかり宣伝してきました。「内容の濃い、力作です!」とおっっしゃっています。

●私が感動したところ(いっぱいあります・・)。
あるお母さまからの手紙にありました。
・・・レインボウマーチ札幌では、初めておにぎり屋さんを出させてもらい、・・・貴方の仲間の人たちにも「お母さん、お母さん」と呼んでもらえて喜んでいる私がいました。優しくてナイーブな方たちですよね。その子どもたちのなかにも、親に認めてもらえず、ずっと悩んでいる人がいるのも現実です。でも、そういう子たちに言いたい。

「負けないで!」
トライする気持ちを恐れないで!!「親の会」はそんな貴方たちを応援する会でもあります。これからもよろしくね!!
 貴方と、多くの仲間たち!!


もう一人のお母さまから。
幸せになれるよね。同性だろうと異性だろうと、人間が対象であることは同じだ。結局は相手は人間なんでしょ?だったら卑屈になんかなるな。確かに世間全体では甘くはないけど、全員が敵ってわけでもない。理解し見守っていてくれる人だって意外といるものだよ。自分に相応しい人間がいるといいね。
・・・「ぼくは幸せになるよ、幸せになるからお母さん、心配しないで、ぼくは犯罪者じゃないよ」と、母親に向かって毅然として言える言語能力と意志のある息子を内心誇りに思っているんだ、私。すごく人間らしくてかっこいいと思うけどなあ。遠慮することないよ、あんた。
ちょっとこのごろ弱気になってないかい? やあねえ――私の息子はクヨクヨするほどやわじゃないはず。じゃあね。お元気で。

うーん、力強いお母さまたち!ご立派!大拍手!! 
感動するところ、もっとありますよ。みなさん読んでくださいね!!



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AGP関西からのお知らせです。

2008年01月17日 | Weblog
☆今日はAGP関西からのお知らせをご案内いたします。
「昼間にお酒のない場で、気軽に話し合って交流する」会。いろいろなことを話し合える場を持つことはとても大切ですね。人間は他の人との交流の中で自分を大きくできるのではないかと思います。いい会になりますように!



☆☆第34回「ビアン・ゲイである自分を語る会」のお知らせ☆☆

AGP関西では、2月17日(日)に第34回「ビアン・ゲイである自分を
語る会」を開催します。

「昼間にお酒のない場で、ざっくばらんにゲイとして日常生活の
事柄やセクシュアリティについて話し合えたら」
とのコンセプトで、3ヵ月に1度、語り合いの場を持っています。

今回は特にテーマ設定はせず、堅い話・柔かい話・興味のある事を
気軽に話し合って、楽しく交流する場にしたいと思います。

日時:2月17日(日)午後1時から午後5時まで
会場:大阪市内の公共施設の会議室
参加費:2,000円(定期的収入のない方は1,000円です)

参加を希望される方は、AGP関西(agpkansai07@yahoo.co.jp)まで
メールでお申し込みください。

(お手数ですが、文中のアドレスの@マークを小文字に変えて下さい)

その際、以下の3点をご記入ください。

・お名前(ニックネームで結構です)
・自認している性別・セクシュアリティ
・年齢
・メールアドレス

折り返し、こちらより連絡致します。

http://agp-kansai.seesaa.net/

http://www007.upp.so-net.ne.jp/west-katari/

では、皆様のご参加をお待ちしています。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分らしい色を!

2008年01月05日 | Weblog
☆新年早々、うれしいご投稿をいただきました。書いてくださった彼女は、昨年神戸での講演会に来てくださったことからお知り合いになった大学生さんです。卒業論文を書くために参加してくださったのですが、そこで当事者の方々とお友達になり、その後もミーティングに参加してくださっているのです。こうして応援してくださる方と出会えるたびに私は勇気をいただきます。「自分らしい色を作り、それを発揮できる社会を!」私もそう願わずにはいられません。ご投稿、ほんとうにありがとうございました。



私がセクシュアルマイノリティを卒業論文のテーマにしようと思ったきっかけは2001年の3年B組金八先生で性同一性障害が取り上げられたことでした。それから、セクシュアリティは多様であることを知りました。当事者との溝は一体何なのか、本を読んでではなく実際に聞きたい。そんな想いからインタビューを始めました。
この数ヶ月で様々な人と会い、新しい世界をのぞき、本当に多くのものを学ばせてもらいました。当事者の人たちは、男か女かということを越えて、私自身を見て話してくれているように感じました。
初めてつなぐ会に来た時、自分のように研究をしている人が集まっているのだと思って参加しました。しかし、座談会では自分以外の人は全員当事者や家族でした。その時思ったことは、自分の周りにいる人たちとなんら変わりない人たちだということでした。そして、つなぐ会には初めて訪れる人もそうでない人もそれぞれが抱える想いを話せる環境がありました。
最初はインタビューがきっかけで初めて会った当事者の人にどう質問すればいいのか正直とまどいばかりでした。今思えば的外れなことばかり言っていたと思います。今彼らはインタビューに答えてくれた人、ではなく団体ならば協力したい団体であり、おなじ大学生なら他大学に出来た友達のような存在になりました。
卒論を書き終わり、今それが大事なことだったんだという事を改めて感じています。
多様なセクシュアリティを表すレインボーが社会全体に使われるようになってほしいと思っています。自分らしさを考えるのはセクシュアルマイノリティに限ったことではないからです。自分に一番適した色を自分で作り、自分らしい色を発揮できる、そんな社会を願っています。


関西学院大学 総合政策学部
小林 和香

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

枚方で講演会をします!!

2008年01月05日 | Weblog
新年明けましておめでとうございます。
「今年こそ性の多様性を学校教育で取り上げてもらうぞーっ!」と意気込んだところで、これからのミーティングと講演会のご案内をしたいと思います。(近日中にホームページにも掲載いたします。)

まずは1月20日(日)の第16回ミーティング、1時半からプレラ西宮です。終了後新年会するかもしれません(笑)あくまで予定・・。みなさんどうぞご参加ください。

そして次にきますのが、2月11日(月・祝)1時半から行なうことになりましたメセナ枚方での講演会『人間の性の多様性を認め合える社会に』です。じつは昨年の10月、ある大学生の方から現在お住まいの枚方市(大阪にあります)でも市民企画講座を募集しているので応募してみませんか?というメールをいただきました。尾辻かな子さんを講師にということでこの方を中心に企画が進み、2団体の中に選んでいただけたのです。やった~!!さすが大学生さん、お顔も広く、ご友人共々行動力も抜群で、チラシも出来上がりいよいよ広報あるのみ!という段階に至りました。お隣の高槻市の市会議員さんや先日神戸の講演会でお話してくださった伊田広行さんからもチラシにメッセージをいただき、当日はアメリカ人の大学講師の先生が冒頭のスピーチに来てくださるそうです。楽しみです! ひとりでも多くの方に聞いていただき、人間が多様な性を持っていることを知っていただき、この人権問題について認識を新たにしていただきたいです。そして、一人ひとりが持って生まれた個性を大切に生きていける社会、ほんとうの豊かな社会を作ろうという情熱溢れる(笑)仲間が新たに加わってくれることを願ってやみません。こんなときこそ親を連れてくるといいかも・・(笑)。以下は担当者からの広報お願いのメールです。みなさんよろしくお願いいたします!!


『2月11日に枚方市で行う講演会ですが、ようやくチラシが完成いたしました。
下記HPでご確認願います。
http://blog.goo.ne.jp/cielarko
広報ひらかたの33面にも紹介記事があります。
http://www.city.hirakata.osaka.jp/freepage/gyousei/kouhou/pdf/0801/30-33.pdf
これから枚方市に原稿を送付します。各生涯市民センターなどに置いてもらいます。
お手数ではありますが、みなさま方の宣伝活動もよろしくお願いいたします。』


そして最後は2008年最初の「つなぐ会in東京」のご案内です。3月2日(日)1時半から東京ウィメンズプラザです。昨年より心強い助っ人となってくださった東京のお母さまお父さまを中心に今年は4回開催する予定です。東京方面のみなさん、どうぞこちらにもご参加ください。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする